[613] 無題 投稿者:カティア 投稿日:2004/05/16(Sun) 20:07

私は文京区の某咬合学会の指導医という歯科医に治療を受け2年ほどたちます。
Oリングとオステオパシーを併用しかみ合わせをなおす、ということだったのです。そのころめまい、かみ合わせ不良による胃腸不良がありました。
治療に際し腰や足が痛くなることがあるといわれ、そういう症状がでたときは歯科医に連絡し治療をうけていました。
しかし、ここのところ顎の右側がつねに浮いた状態になり、視力が0.6から0.3に落ち、両足の股関節が痛くなり、右のひざと足首が痛くなりそれを歯科医に伝えたら、ここに来られても困る、整形外科へ行ってくれ、かみ合わせも異常ではない、わざとやってるんじゃないの、といわれてしまいました。良くなると言われて通っていたのに、こんなことをいわれるのは、腹ただしいし、なにより
この歯医者に行って前より体の調子が悪くなってしまったのは許せません。何か対処する方法はないでしょうか。学会に連絡して何か対処できる可能性はあるでしょうか。ご存知の方おりましたら
お教えください。


[612] Re[607]: 顎関節症と歯列矯正 投稿者:ゆず 投稿日:2004/05/15(Sat) 20:30

こんにちは☆
ここに書き込みされて日にちがたつので、もう何か情報があった
かもしれませんが、見た目の歯列をよくする為の矯正をお考えなら止めたほうが良いと思います。
顎関節症が発症しておられるので、特にブラケットをつける矯正は
顎にかなりの負担がかかるし、自律神経を乱すおそれみあると思います。
ただ、顎関節症、顎変位の治療を目的に歯列矯正をされるなら、別です。ブラケットではなくソフトなタイプの矯正装置で、ゆっくり治療を
していくのが良いと思います。
それから、矯正する時に、歯の数を減らす為、小臼歯を抜くところ
があるようですが、それは私の経験上止めたほうが良いと思います。
後になっていろんな不定愁訴が出てくる可能性が高いです。
一番大切なのは良いドクターとめぐりあう事です。
身体に影響を及ぼす顎関節症を研究されてる方で、よくあなたの話
を聞いてくれる先生を探してください。
頑張って下さい。


[611] 顎関節症治療の現状 投稿者:morn 投稿日:2004/05/12(Wed) 19:12

自律神経のバランスの乱れに起因するいろんな不定愁訴や体の不調は現代人なら誰でも程度の差はあれ経験があり、悩まされている。
それほど肩凝り、むくみ、肌荒れ、ゆがみ、眼精疲労、睡眠障害、頭痛、クリック音、高血圧、腰痛、顎の痛み、摂食障害、うつ症状、疲れがとれにくいなどの症状はほぼ誰にでもみられる現代病である。
みんな疲れたり、痛みや苦痛を抱えているから現代人には癒しが必要なのである。
お酒でうさを晴らしたり、スポーツしたり、一時的に楽になる整体・鍼灸・マッサージなどに通い、痛みや苦痛を騙し騙ししながら毎日を過ごしている人も多い。
ただその痛みや苦痛が酷くなると医療の助けが必要である。
顎関節症もそんな自律神経の乱れに起因する疾患の1つでありながら、自律神経失調の専門家はその治療には手をつけず、
自律神経疾患の専門知識を持たない歯科医に治療を任せている事が、この病気を治りににくくしている大きな要因である。
患者さんは当然自律神経疾患の知識がないまま歯科医や口腔外科を受診し、歯科医や口腔外科医も自律神経疾患の知識がないまま治療を行っている。
これでは治るものも治らないのは当然である。
まだまだ医療としては未熟な分野だけに多くの人がこの事に気づき、理解を得るにはまだ何年もの時間がかかりそうである。


[610] Re[609]: 無題 投稿者:MK 投稿日:2004/05/09(Sun) 02:31

がががさん、とっても丁寧なレス、本当にどうもありがとうございました!顔のゆがみ調整についても、よくわかりました。整体には興味はあるものの、少し不安もあるのでこれからよく考えたいと思います。


[609] 無題 投稿者:ががが 投稿日:2004/05/06(Thu) 18:08

MKさん、はじめまして。整体師のがががといいます。
以下はまったく個人的な考えですのでそこはご了承ください。
顔の歪みですが、これは顎を含めた頭蓋骨と付着する筋、および神経にストレスと感じれば調整します。
また頭と胴体を首の筋がつなぎ、胴体と下肢を筋がまたいでついていますので顔より先に胴体や下肢をみてゆきます。
ご質問の件ですが、顔のみ調整では調子の向上は難しいかもしれません。
また顎の変形や歯の磨耗によるかみ合わせの変化も起こっている場合、調整後にかみ合わなくなってしまうこともあります。そのことで強い違和感を覚える場合は、あわせて歯科治療も必要かと思います。
あくまで代替療法の一種でこの療法も又万能ではないことを知っておいて下さい。
いわゆる歪み、不定愁訴を生み出す部分に掛かるストレスは顔だけにあるものではないので、顔(頭)を含めた全身の整体をするところを選択されてください。
人の体は頭からおしりまで頭蓋骨背骨仙骨で構成されており、その部分を頭蓋仙骨系といいます。
全身を含めその部分の整体に重点をおく療法として、頭蓋仙骨療法(頭蓋仙骨治療)、仙骨後頭骨テクニックなどがあります。


[608] 顎関節症治療中です。 投稿者:MK 投稿日:2004/05/04(Tue) 17:04

はじめまして。顎関節症は高校と時からで、現在は顎がひっかかるような感じがして口が完全に開かない状態です。半年前からK大学病院に通い、マウスピースを寝る時につける、という治療法を試しています。(歯軋りの疑いがあり)しかし最近、「顔の歪みを治せば顎の調子もよくなるのでは?」と思い整体に通うことを検討しています。
この考えはどうなのでしょうか?そもそも顎が不調ならいくら整体で顔の歪みを治してもまた歪んでしまうのでしょうか?場違いな書き込みなら削除願います。
ここには整体士の方も書き込みをされているようなので、意見を聞きたく書き込みしました。


[607] 顎関節症と歯列矯正 投稿者:まりあ 投稿日:2004/04/29(Thu) 23:33

はじめまして!まりあと申します。
私は、顎関節症ですが、歯列矯正をしたいと思っています。
(理由は前歯が出っ歯なのと、下の歯並びが少し悪い)

もし、歯列矯正をしている方で、顎関節症を患っている方
いらしたら情報お願いします。


顎・・の症状は数年前、虫歯のような痛みが歯にあり、
通院の結果歯軋りによる摩擦のためで、治療は歯を削り、
マウスピースを作りました。
結果は、マウスピースをすると眠れないので初日以降はせず、
歯を削ったあとはいつの間にか、痛みは消えました。
ただ、口をある一定以上あけると「かっくん」と鳴り、
あごがSの弧を描きながらでないと開きません。
ほとんど気になりません。

今は、問題なくてもひどくならないか心配になってきました。
寝るときに、仰向けで寝られないので、横向きで寝たりして
るので悪化させているかも知れません。


[606] さおちんさんヘ 投稿者:ひろし 投稿日:2004/04/28(Wed) 01:01

すいません…下のは間違いです。

顎関節症の治療は、ほんと、いきづまりの連続ですよね。取り合えず大学病院では歯を削ったり、銀歯を入れてくれたりしてくれないので、信頼できる歯医者さん探すのがいいかも…

削る治療はリスクも高いので相当注意した方がいいと思います。
お互い頑張りましょうね!


[605] Re[604][601]: ど素人の考えついた結論 投稿者:ひろし 投稿日:2004/04/28(Wed) 00:54

> >  片側だけに疼痛を伴う私の場合は、顎の傾きがそもそもの原因だと私は考えます。右と左の高さが違う人は、低い方で噛み合わせに違和感を感じ…低いほうでガチガチ噛もうとします、これは本能的な自然治癒力が働く所に原因があると思う。
> > 私も片側だけに疼痛を感じます。そもそも悪い歯医者に痛くもない歯を抜かれたのが始まりですが、その後以前通っていた歯医者に高さを調節してもらいました。高さを調節するとどうしてもどちらかが高く感じ、高い方の歯や顎に負担がかかる気がしました。その後そこで紹介された大学病院でその事を話し、調節を頼んだところ、咬むという行動は脳がさせていることなので、高いからといってそうはならないみたいな事をいわれました。それに歯医者が作る病気もあるので高さ調節は絶対にしないと断られました。私もこの文章を読んで気がついたのですが、低い方で噛んでいるようで、いつもそちらが痛みます。
> > しかし、歯並び(噛み合わせ)の急激な変化が人間に起こる事を神は想定していなかったために、そのような自然治癒の力が逆に顎に負担をかけ、傷つけることになったのではないかと思います。矯正等であるとき急激な左右の高さの変化が起こると、どうなるでしょうか?おそらく顎が歪みます。すると顔の筋肉が歪み→首を支える筋肉が歪み、背筋が歪み…顔が腫れる→頬骨がでる…
> >
> > 率直に言うと、私
> >


[604] Re[601]: ど素人の考えついた結論 投稿者:さおちん 投稿日:2004/04/26(Mon) 20:51

>  片側だけに疼痛を伴う私の場合は、顎の傾きがそもそもの原因だと私は考えます。右と左の高さが違う人は、低い方で噛み合わせに違和感を感じ…低いほうでガチガチ噛もうとします、これは本能的な自然治癒力が働く所に原因があると思う。
> 私も片側だけに疼痛を感じます。そもそも悪い歯医者に痛くもない歯を抜かれたのが始まりですが、その後以前通っていた歯医者に高さを調節してもらいました。高さを調節するとどうしてもどちらかが高く感じ、高い方の歯や顎に負担がかかる気がしました。その後そこで紹介された大学病院でその事を話し、調節を頼んだところ、咬むという行動は脳がさせていることなので、高いからといってそうはならないみたいな事をいわれました。それに歯医者が作る病気もあるので高さ調節は絶対にしないと断られました。私もこの文章を読んで気がついたのですが、低い方で噛んでいるようで、いつもそちらが痛みます。
> しかし、歯並び(噛み合わせ)の急激な変化が人間に起こる事を神は想定していなかったために、そのような自然治癒の力が逆に顎に負担をかけ、傷つけることになったのではないかと思います。矯正等であるとき急激な左右の高さの変化が起こると、どうなるでしょうか?おそらく顎が歪みます。すると顔の筋肉が歪み→首を支える筋肉が歪み、背筋が歪み…顔が腫れる→頬骨がでる…
>
> 率直に言うと、私が思うに…顎の傾きを以前の状態へと修正すること(自然治癒力が働く程度に傾きを正すこと)が、顎関節症の治療ではないかと思っています
>
>


[603] あごを鍛える? 投稿者:イトチン 投稿日:2004/04/26(Mon) 01:11

かなり以前から我々歯科関係者はあごを鍛えそして歯並びを良くするためかたいものを噛みなさいといいつづけています。
確かに現代人はファーストフードやスナック菓子、インスタント食品、カップめん、そして自動販売機の缶入り飲料、ペットボトル飲料等々の氾濫で噛む回数が激減しています。そして、そのために様々な病気とまではいえないけれども多くの人たちにいろいろなからだの変調や不定愁訴が引き起こされているということが確実であると思っています。ですから今後我々の食事はどのようにあるべきかということが個人個人大事な問題として考えられなければならないとも思っています。また、特に我々歯科の領域で言えば、飲食物の氾濫によりいくら食後に歯を磨いても三度の食事以外の飲食物、たとえばコーヒーやジュース、おやつなど、さらに健康飲料としての種々のジュースやサプリメント等、常に何らかのものが口の中に存在し、それらに対する手立てがまったくなされていないのが現状です。つまり、日本人の口の中は一日中食べかすだらけであるということです。そうであれば当然虫歯もどんどん出来ますし、歯周病も進行しつづけます。
そういった事柄を踏まえてなるべく硬いものをよく噛みましょうといっているとは思うのですが、私としては、硬いものを噛むことよりも噛む回数を増やすということが大変重要であると認識しています。
そして、あくまでも噛む回数が問題であり、かたいものを積極的に噛むということは大変危険であると思っているのです。
私の経験ではガムをかみ続けるだけで辛い歯の痛み、あごの痛みを引き起こす人々が存在します。
いわゆる顎関節症といわれる症状を呈するのです。
痛みは激烈ですべてを後回しにしてとにかく歯医者に駆け込みます。
私はそれらの方に対してはガムを噛まないように、噛みしめないように指示し、そうするだけで痛み止めも効かなかった痛みがうそのように改善してしまいます。
確かに種々の実験では食べ物の性状によりあごの発育に影響があるといわれています。
だからかたいものをよく噛んであごを鍛えろといわれているのでしょう。歯並びを良くするために。
しかし、約240万年前の猿人に起きたあごの筋肉の遺伝子変異が現代人への進化につながったとする説を米ペンシルベニア大などの研究チームが3月24日に発表しています。この変異は、人類の祖先である猿人がチンパンジーとの共通の祖先から枝分かれした後に生じており、チームは「変異であごが小さくなり、脳が大きくなる余地が生じた」と指摘しているのです。チームは、人間のゲノム(全遺伝情報)を分析していて、筋肉の収縮力に関連する遺伝子に似た未知の遺伝子を見つけ、MYH16と名付けたのですがMYH16は、変異の結果、壊れて機能していないことが判明し、アフリカや南米、日本などの人を調べると、すべてMYH16が壊れており、人類共通の変異だったのです。
 一方、チンパンジーなど人間以外の7種の霊長類では、MYH16に変異はなく正常に機能しており、屈強なあごの筋肉の形成に重要な役割を果たしているということです。

人間はあごの筋肉そして関節等を含めた咀嚼器官としての「あご」を鍛えることは出来ないのではとおもうのです。
たしかに、噛む事によって脳の血流量が増し脳の機能アップにつながるのでしょうが、硬いものを噛む必要はなく噛む回数を増やせばいいのです。
そして更に重要なことは、人間の歯もかたいものをかみつづけることが出来ないということです。
私の医院には、口の中には一本の虫歯もなく、一見健康そのものに見えるのにもかかわらず歯が痛くてかめないという患者さんがしばしば来院されます。
この患者さんは歯の表面にある人間の組織の中で一番硬いエナメル質が磨り減ってしまい、象牙質が露出し、そこに豆粒や、とんかつのころもの硬いとがったものなどでしょうか、ほんとうに針の先ほどのピンポイントでものすごい痛みを生じる場所が出現し、満足に食事が取れなくなってしまいます。それらの方にはそのピンポイントに炭酸ガスレーザーを照射するとそれまでの痛みがうそのように消失します。
こういった方はほとんどが男性でとにかく硬いものをかむことが大好きです。
そのために歯が許容範囲以上に急速に磨り減り自然対応ができなくなり、痛みを感じてしまうのです。
毎日晩酌でつまみはするめ。でしょうか。ビーフジャーキーもでしょうか。ピスタチオも殻ごとまるかじり。
また、こういった方は40代後半から50代にかけて、今度は歯の破折の危険性が増大します。
若い頃は歯もとがっており効率が良いのですが中年以降歯が磨り減り、噛み砕く効率が下がって、硬いもの、たとえばするめなどを噛む時に必要な咀嚼力が若い頃と比べて著しく増大してしまいます。
その咀嚼力によって今度は歯が真っ二つに割れてしまうのです。
わたしは、硬いものを噛むということは百害あって一利ナシなのではと思います。いや、一利はありますか。とにかくぎゅっとかむと気持ちいい。それだけでしょうか。
人間のあごは本当にデリケートでガラスのあごと表現してもいいくらいだと思います。
規則正しい生活に、規則正しい食生活。積極的に堅い物はかまず、噛む回数を多くして、間食もだらだらとらない。
コーヒーやジュース等についても、とにかく水以外のものを口にしたら必ず水でうがいをする。
早寝早起き。朝日を浴びて朝食をちゃんととり(和食がいい)一口30回以上かむ。
本当に簡単なことです。(実はむつかしい。特に規則正しい生活)
これだけでほとんどすべてが解決するといっても言い過ぎではないでしょう。
自律神経を整えようと思ったらまず実行です。


[602] 新しい診療科が必要 投稿者:morn 投稿日:2004/04/22(Thu) 13:17

現代病とも言われる自律神経の乱れに起因する身体症状には顎関節症以外にも吐き気、肌荒れ、むくみ、筋緊張性頭痛、便秘、下痢、眼精疲労、涙目、唾液分泌異常、異常発汗、生理不順、扁桃腺の腫れ、疲労回復遅延、アトピー、喘息、手足のしびれ、肩凝り、めまい、たちくらみ、うつ、不安
冷え性、動悸、不整脈、息切れ、胃痛、胃もたれ、食欲不振、頻尿、残尿感など非常に多岐に渡る。
自律神経が乱れている人はいろんな症状を併発してるため何科を受診してよいかわからなくて迷う事もしばしば見られる。
医療の現場では自律神経関係の知識に精通した医療関係者はまだまだ少ないため、検査をして異常なしと言われて治療もせずに投薬程度で帰されたというケースもよく聞く話である。
また治療を行ったとしても各診療科に於いてそれぞれの症状に応じた主に対症療法を施されているのが一般的である。
一口に対症療法と言っても顎関節症の場合の咬合治療やアトピーの場合のステロイド治療のように却って悪化させてしまう治療法の被害に遭ってしまう人も少なくない。
そのため人々は西洋医学だけでなく東洋医学や民間療法、宗教までも彷徨うのである。
○○が効くと聞けばそれを試したり、△△がいいと聞けばそこへ通ったり多くの人々が彷徨い、迷っている状態である。
その藁をも掴みたい心理や弱みにつけこんで高額の治療費や商品を買わせる手口も見かけるので、果たしてその方法は自律神経を整えるのに効果があるのかないのかを見抜かなくてはならない。
ここは縦割りの各診療科で対応するのではなく何百万人とも何千万人とも言われる自律神経の乱れに起因した身体症状を持つ人を総合的に治療する新しい診療科が必要である。
この病気は従来の既存の診療科では対応できず専門家も育成できない。
新しい診療科を作り専門的な研究を積み重ねていけば各医療機関でバラバラに行われているへたな鉄砲もいずれか当たるみたいな治療でなく、エピデンスに基づいた治療指針ができるはずである。


[601] ど素人の考えついた結論 投稿者:ひろし 投稿日:2004/04/21(Wed) 01:36

 片側だけに疼痛を伴う私の場合は、顎の傾きがそもそもの原因だと私は考えます。右と左の高さが違う人は、低い方で噛み合わせに違和感を感じ…低いほうでガチガチ噛もうとします、これは本能的な自然治癒力が働く所に原因があると思う。

しかし、歯並び(噛み合わせ)の急激な変化が人間に起こる事を神は想定していなかったために、そのような自然治癒の力が逆に顎に負担をかけ、傷つけることになったのではないかと思います。矯正等であるとき急激な左右の高さの変化が起こると、どうなるでしょうか?おそらく顎が歪みます。すると顔の筋肉が歪み→首を支える筋肉が歪み、背筋が歪み…顔が腫れる→頬骨がでる…

率直に言うと、私が思うに…顎の傾きを以前の状態へと修正すること(自然治癒力が働く程度に傾きを正すこと)が、顎関節症の治療ではないかと思っています


[600] 自律神経の乱れ 投稿者:morn 投稿日:2004/04/12(Mon) 17:14

では何故自律神経が乱れてしまうのでしょうか?
歯科治療で一番多いのは治療後の咬み合わせ。
これが少しでも高いとイライラが募って自律神経が乱れます。
歯列矯正治療中にしばしば顎関節症が発現するのはフルブラケットを付けるだけでも不快感があり、さらにゴムやワイヤーによる牽引でイライラが募り、自律神経が乱れるからです。
また長引く不況による労働時間の長期化や過酷化、ネットの普及などによる不規則な夜更かし生活、外食中心の食生活による自律神経の安定に必要なミネラルやビタミン不足、渋滞や混雑によるイライラ、職場や家庭での人間関係がうまく行かない、思い通りにいかない恋愛や友達関係、家族の悩み、新しい学校や職場に慣れないために心身の疲労など私達の身の回りには自律神経が乱れる要素が溢れています。
自律神経を整える事でいろんな症状が緩和されてくるはずです。

本生さんはよく自律神経の乱れに気づかれましたね。
原因がわかれば後は簡単です。


[599] Re[598]: 自律神経の乱れ 投稿者:本生 投稿日:2004/04/12(Mon) 07:40

私も同感です。
自律神経系の乱れから来る、顎周辺の緊張、顔のこわばりは私も今現在、症状に出ています。
精神科や歯科医院にもその他ドクターショッピングを数多く行きましたが、自律神経の事に関しては触れられず、自律神経系の乱れが原因でないかと自分で気が付いた次第です。
解消法として、自律訓練法の実践を毎日2〜3回おこなっていますが、顎周辺の緊張、痛みクリック音が緩和されています。
心の浄化作用も効果として、自分はあります。
完璧に治ったまでいきませんが、日々回復に向かっている状況です。
心が緊張すると、体全体が緊張して、無意識にストレスが
たまっていくのだと思います。
自分自身でおこなう、自律訓練法を身に着けることで
ここまで緩和されたことが本当によかったと思います。
しかもお金もかからず、訓練次第でいつでもどこでも出来ますので。


[598] 自律神経の乱れ 投稿者:morn 投稿日:2004/04/05(Mon) 13:10

顎関節症と呼ばれている症候群は咀嚼筋の緊張からくる関節円板の転位、それに伴うクリック音、痛み、開口障害が三大特徴と言われています。
咀嚼筋の緊張は交感神経の興奮によって起こります。自律神経の乱れた人は本来休息しないといけない時間帯に咀嚼筋が緊張するため顎がだるくなったり、歯ぎしり、食いしばりなどの不随意運動による弊害が認められます。
また顎関節症の人は肩凝り、腰痛、不定愁訴、不安症状などの症状を併発しているのも自律神経の乱れが原因です。
医学の専門分野が細かくなりすぎて全体像が見えない全身を管理できない医師、歯科医師が増えた事も治りにくくしている要因でもあります。
個々の臓器に関してはエキスパートでもその臓器が障害を受けるに至ったもっと大きな社会的背景やプロセスが読めない医師や歯科医師を製造する医学教育にも問題が多い。
臓器だけを診てその人物全体を診ない現代医学の盲点をついた新しい疾患は近年増加傾向にあります。
そのためいろんな訴えを持って医療機関を受診しても「検査の結果異常ありません」などどバカげた診断が下され、民間療法を試したりする人も絶えません。


[597] カイロ等手技療法の可能性について 投稿者:ががが 投稿日:2004/04/05(Mon) 12:11

神経系は運動ー中枢ー感覚の回路で成ります。生まれてからずっと、一定の回路を使用しているときわめて頻繁に脱分極が起こり、神経細胞が疲労を起こし、静止膜電位が閾値に近くなります。これは神経が興奮しやすい状態です。それが周辺へのストレスとつながっていくと考えられてます。
中枢神経系を刺激する、この異常な求心性刺激に対しては関節の受容器と骨格筋の筋紡錘、ゴルジ腱器官に刺激を与えることにより脳、神経系のバランスをとります。痛みにおいてあっつう覚を伝えるほそい神経繊維の興奮は圧覚等の太い求心性繊維を刺激することにより細い神経線維からの痛みが遮断されると考えられています。神経伝達速度は軸柵の太さに依存しますので、その速い繊維が最優先で伝達されると考えられます。
この筋紡錘などによる知覚性の刺激は痛感を減少させ、関連部位の筋硬直を抑制すると考えられています。
この知覚性の刺激はカイロのアジャスト、マッサージ、鍼灸等どれでも良いと思います。大事なのは、必要な量の刺激だけを送ることです。


[596] 可動性をあげる? 投稿者:イトチン 投稿日:2004/04/01(Thu) 21:26

長期にわたるアイソメトリックにより傷害を受けた骨、靭帯、関節円盤そして円板の位置異常、関節の変形などなどを、その傷害を受けている事象のみを対象にして治療をおこなっても根本的な原因である筋肉の作用を考慮しないかぎり再発を繰り返し、そもそも治癒という概念自体存在しないのではないのでしょうか。
骨折や手術後、そして脳梗塞で麻痺を起こしたとかの場合においては積極的にリハビリを行い機能の回復を図ることは当然ですが、ことTMDにおいては咀嚼筋群のコントロールを得られない状態でのリハビリはむしろ危険ではないのかと考えます。


[595] はぎしり 投稿者:イトチン 投稿日:2004/04/01(Thu) 21:12

我々が経験する多くの開口障害はエクセントリックコントラクションによる筋肉障害に他ならないと考えています。
この掲示板でも急性の開口障害を訴える書き込み、以前私がここで“辛い痛み”として述べさせていただきましたが、急に寒くなったり、寒さがぶり返したりしたときに、あごが痛いとか、口が急に開かなくなってどうしようといった方が増えます。

その理由は、寒さによって無意識の噛み締めが強くなるためです。それにより、夜間の歯ぎしりが増加するのです。

あごをかみしめ、最大筋力に近い状態を維持して、あごを横にずらす。
筋肉は極限まで力を発揮しているのにも関わらず無理やり伸ばされるのです。
歯ぎしりとは、まさにこのエクセントリックコントラクションが咀嚼筋群に発生しているのです。

容易に筋肉が障害されると想像できませんか。

突然口が開かなくなる。
一瞬パニックに陥ります。
しかしこの場合においては、安静を保ち適切な処置を施せば回復可能ですから安心していただいてもいいと思います。


[594] 筋肉の作用について 投稿者:イトチン 投稿日:2004/04/01(Thu) 20:43

筋肉の収縮様式としてアイソメトリックコントラクション(等尺性収縮)とアイソトニックコントラクション(等張性収縮)があります。アイソメトリックはたとえば綱引きで両者の力が拮抗して静止しているときや、重いものを持ち上げ途中で静止しているときなどの筋肉の状態です。アイソトニックは、歩いたり走ったりものを持ち上げたりするときの筋肉の状態。つまり足や腕など筋肉が動きながら力を発揮している状態ですね。

そして、アイソトニックコントラクション(等張性収縮)のなかに、コンセントリックコントラクション(短縮性筋活動)とエキセントリックコントラクション(伸張性筋活動)があります。

また、筋肉の収縮速度が一定であればアイソキネティック(等速性)と呼ばれていますが、収縮速度が変われば当然、等張ではなくなります。

厳密に言えばウエイトトレーニングで負荷が一定の場合以外は日常生活においては等張といういことはまずありないとは思いますが、ある一定の張力をかけながら筋肉を伸ばしたり縮めたりする、たとえばサッカーやバスケットなどでフェイントをかけるときは限界に近いアイソトニックコンストラクションを駆使しています。
そして、横浜市立大学の野坂和則氏によれば、おなじ負荷をかけた時エクセントリックコントラクションの方が疲労しやすいしケガも起きやすいということだそうです。つまり肉離れなど筋肉の損傷が起きやすいということです。

アイソメトリックトレーニングは手軽に行え、筋肉に対する損傷の発生危険度はアイソトニックトレーニングより低いと考えられますが、筋力のベクトルの方向が考慮されない場合において、骨、靭帯、関節に損傷を与える危険性が高いと思われます。

胸筋の場合胸の前で両手のひらをあわせアイソメトリックを行うと胸骨と鎖骨の胸鎖関節の脱臼がおこります。余談ですが胸鎖関節は、関節円板が介在し関節腔が関節円盤によって完全に2分されており顎関節とほぼ同じ解剖学的連結形態をしています。

むしろそう考えると歯ぎしりの方が筋肉損傷のみですむ可能性が高いため安全だとも言えるのではないでしょうか。
くいしばり、つまり咀嚼筋群のアイソメトリックによる作用が、関節円板の損傷、円板の脱落、靭帯損傷、関節の変形、その他あらゆる傷害をひきおこし、頭蓋底から脳へそして顎関節に近接する耳鼻科領域の感覚器官への影響も十分考えられるとおもっています。

咀嚼筋群のコントロールを考慮しない顎関節へのアプローチは、再発を含め、全く意味がないと考えられます。


[592] オーリングテストの元になった技術4 投稿者:ががが 投稿日:2004/02/16(Mon) 20:35

NO573,574に紹介しているSOT(仙骨後頭骨テクニック)も又、スイッチングの存在に注目し、治療に入る前にまずスイッチングを除去します。                        オステオパシーの影響を強く受けている、AK,SOTでは、脳脊髄液の循環を良くすることを治療の目標の1つに掲げています。 顎関節症においては、腰部。胸部、頚部、(四肢*頭蓋矯正の後行う事が多い)の治療施術ののちに頭蓋骨調整を行います。 :頭蓋骨調整                        骨を通して靱帯、硬膜の問題を見る。硬膜はおとなでは、頭蓋骨内側の骨膜に付着し、脊髄硬膜において、頚椎2番、頚椎3番に付着、それより下部の椎体には殆ど付着せず、仙椎1、2番に付着するのみである。脊髄硬膜において、各脊髄神経にそって椎間孔迄袖をだして硬膜門をつくる。脳脊髄液は脳と脊髄では硬膜に包まれたくも膜下腔にある。頭蓋骨は15種23個の骨から成り立っており大部分は縫合で連結している。縫合間には靱帯がある。脳脊髄液の循環を頭蓋骨を通し感じて、動きの良くない所を非常に弱い5グラム圧で調整する。        *頭蓋骨調整は、非常に微細な感覚を要求されるため、身につける事が難しいとされてきた。1部のオステオパシー医、カイロプラクターの間でのみ、伝えられてきたが、近年、ジョン.E.アプレジャーDO(オステオパシー医)が頭蓋仙骨治療として、分かりやすく、身につけ易いよう改編し教えている。アプレジャーのつくった団体や、彼から学んだ人が立ち上げた幾つかの団体で普通の人も頭蓋仙骨治療、療法を学ぶ事ができる。      日本で学べるところ                    アプレジャーインスチュート クレニオセイクラルセラピー                    フォンスアモーリス社 クレニオセイクラルバランシング    クロニックスチューデンツ クレニオセイクラルワークetc..


[591] オーリングテストの元になった技術3 投稿者:ががが 投稿日:2004/02/15(Sun) 22:45

スイッチングについて。                    小脳系統の統御システムの混乱があり、情報が正しく身体にあらわれないことがある。この状態で 筋力テスト、TL、チャレンジをしても正しい情報を術者が受け取る事が出来ない可能性がある。                          1見つけ方                         小脳付近にTLする。筋力テストで筋の弱化が見られるならスイッチングの可能性有。                  2KI-27(腎経27番)へのTL。左右にあるので、どちらか一方において筋力テストで筋の弱化が見られるならスイッチングの可能性有。                         3黒目の補正をみる。仰向けに寝てもらい、目だけ左にむけてもらう。筋力テスト。次に目だけ右にむけてもらう。筋力テスト。黒目をどちらかにむけて筋力テストで筋の弱化が見られるならスイッチングの可能性有。                  4動眼神経の状態をみる。仰向けに寝てもらい術者が左回り、もしくは右回りにて1回転半指をまわしながら、患者さんの顔に近付けていく。患者さんには指先を目で追っていってもらう。すぐ筋力テストを行う。左回り、右回り、どちらかの筋力テストで筋の弱化が見られるならスイッチングの可能性有。      >スイッチングの取り方                     1KI-27で陽性反応(筋の弱化が見られた側)のあった側とへそを指で小さく円を描くようにその場でやさしく動かす。   2人中と恥骨結合部を小さく円を描くようにその場でやさしく動かす。                          3大孔付近のストレスをとる。上部頚椎、後頭骨、顎関節の調整。                             4仙腸関節付近のストレスを取る。仙骨、腸骨、腰椎5番の調整。                            (5SOTの大腰筋の調整 股関節の内旋制限の調整等。)     *1と2では、スイッチングは一時的にとれるだけ。                                       


[590] Re[589]: おやしらず 投稿者:ががが 投稿日:2004/02/15(Sun) 22:02

> はじめまして、がががといいます。痛みが強いようでしたら、別の歯科等で見てもらう事をお勧めします。レントゲンなどで顎関節の状態をみてもらっては?


[589] おやしらず 投稿者:さお 投稿日:2004/02/15(Sun) 09:10

痛みがどうしようもなく、書き込みをいたしました。
先週おやしらずを抜きました。
一週間たちましたが、あご(あご関節部分)に痛みがあり
鎮痛剤を服用しすごしています。
昨日歯医者にいき一週間様子を見ましょうということになりましたが、あまりの痛さにあご関節について検索していたところ
ここにたどりつきました。
いったいこの痛みは直るんでしょうか。。。不安です。


[588] オーリングテストの元になった技術2 投稿者:ががが 投稿日:2004/02/15(Sun) 01:26

御紹介の続きです。AKの技術としてよく知られているものに筋力テストがあります。これは筋、神経の機能異常を見つけるための検査であり、これ自体が治療、施術になるわけではありません。                          障害部位、治療施術部位の決定にはセラピーローカライゼイション、略してTLを使います。特定の障害があると思われる部位に患者さん自身の手の平、手の甲、指を触れてもらいます。事前に、任意の筋をIndicatorとして選び、筋力テストをします。左右の筋を比べ筋力の強い方を選びます。次に患者さんが不調を訴える部位、検者が障害があると疑う部位にTLをします。そのまま任意の筋を用い筋力を検査し、筋力の弱化が見られる、筋の弱化は感じられないが、骨盤が浮く、回る等補正をするようなら、其の部分に障害がみられます。         又、TLによる障害部位、治療部位の決定後、治療方向の決定にはチャレンジを用います。              1)四肢のチャレンジ                   任意のIndicator筋を選び、四肢の内、障害部位を矯正方向に瞬間的に押すとIndicator筋の筋力が強くなる(事前の筋力テストで左右筋力の弱い方の筋を用いること)。        2)リバウンドチャレンジ                 任意のIndicator筋を選び、脊椎、頭蓋骨、骨盤のうち、障害のある部位を瞬間的に矯正方向へ押すと、リバウンドが起こり、より障害部位のストレスが強くなるためIndicator筋の筋力が弱くなる(事前の筋力テストで左右筋力の強い方の筋を用いること)。                            3)持続チャレンジ                    任意のIndicator筋を選び、脊椎、頭蓋骨、骨盤のうち、障害のある部位を矯正方向へ持続的に押す(10〜20秒)と、Indicator筋の筋力が強くなる(事前の筋力テストで左右筋力の弱い方の筋を用いること)。                 下肢長テストについて。                  機能的短下肢(身体のストレスに拠り補正して一時的に短くなっている下肢)をみます(内踝を足方から刷り上げ引っ掛かる所を左右比べる)。                   1短下肢側がより短くなる。リバウンドチャレンジの時。      2短下肢側が長くなる。 四肢のチャレンジ、持続チャレンジの時。                          治療施術の手順                          1筋力テスト 2TL 3チャレンジ 4矯正 5TL 6筋力テスト(矯正の評価)                      *注意しなければならないこと。               1チャレンジは事前に触診等で、治療方向、矯正方向をみつけておくこと。                         2小脳系統の統御システムの混乱があり、情報が正しく身体にあらわれないことがある。左右身体の知覚を取り違えてしまう。 →スイッチングといいます。この状態の見つけ方等については、また次回に紹介いたします。


[587] オーリングテストの元になった技術1 投稿者:ががが 投稿日:2004/02/12(Thu) 14:52

最近、0ーリングが取り上げられていますので0ーリングのもとになった技術、カイロプラクティックのアプライドキネシオロジーについて紹介したいと思います。1963年Dr.Gerge Goodheartにより創設された治療体系である。略してAK。オステオパシーや他のカイロプラクテックの理論、鍼灸理論、栄養学等、医学自然医療のあらゆる分野から、身体機能の分析、検査、治療を試みる技術。人間の状態を生化学的(栄養)、メンタル(精神)、構造(筋骨格等)の正3角形であらわし、人間は3角形の2辺をともないバランスを崩すと考えた。これは、仰向けにて特有の姿勢を取り、筋力テストで評価することにより、生化学的(栄養)、メンタル(精神)、構造(筋骨格等)のどれに強く障害があるか分かる。害になる物資を見分けるのもこの方法(栄養をあらわす姿勢)を用いる。                  また脊柱の椎間孔に障害があると考え、其の要因に5つのものをあげた。神経リンパ反射、神経システム、神経血管反射、経絡経穴、脳脊髄液である。治療は筋力テスト(筋、神経の異常機能を検出)を用い検査する。障害部位(反射点、経絡経穴、骨、内臓、筋等)の特定や、治療方向の確認、治療の評価にも、筋力テストを用いる。                 参考文献:医道の日本(栗原修DCの記事)、AKシノープス  


[586] ラークマイルドさんへ 投稿者:補綴者 投稿日:2004/02/09(Mon) 03:37

こんにちは。私は顎関節症の治療は行っていませんが技工士として歯 顎位 等観察しているものです。
外科治療を考えているとのこと。もし、私の知人でしたら迷わず「10年ほど検討しなさい。手術する前に確認する事、調べる事、他の治療法もっと確かめてみろよ」と言います。
外科治療を行ってから歯ぎしりが出たというのはよく聞く話です。レオさんの過去ログをみると分かりますが、術後10年以上経った現在においてさえ頭位(顔を上に上げたり下げたり)による顎位の変位がおきている、語っています。 (レオさんの場合手術のミスによる関節部の位置異常という特殊例ではありますが不随運動つまり無意識での顎位変位がおきているようです。結果担当医はといいますと責任をとるわけでもなし。予想外に起きた事に対しては何も対処できない、しない事のほうが多いのです)

判断例として                                                外科処置によって骨の一部分、高く 低く 位置移動した場合いっしょですが、咀嚼筋の他、必然的に舌下部の筋、首後部の筋の変位の危険性 等、担当医は計算に入れておかなければなりません。
                           咀嚼筋を含む口腔周囲筋及び舌の神経への危険性。外科的な事をおこなうのであればもちろんしっかりと責任持たなければなりません。(系統発生学的には自律性の危険が考えられます)                                                     歯の内面及び歯列の形態というのはどのヒトもそうですが最低限20万年前からほぼ似たようなもので、種類も数パターン内におさまりますから、担当医自身しっかり診療されているのであれば歯牙28本それぞれの役割を熟知していなければなりません。外科的治療を行うというのであればさらに詳しく。患者さんの無意識下での接触も把握できるくらい歯牙、顎位の事を熟達していなければなりません。

最低限上記のことを担当医の方が踏まえていないようであれば別の治療法を考えた方がよいと思います。


[584] これからの治療について 投稿者:ラークマイルド 投稿日:2004/02/03(Tue) 03:09

最近たびたび投稿させていただいております。

今日もスプリントの調整にいってきました。また少し楽になっているので、スプリントの調整は良好と思っています。

僕がこれから行おうとしている治療は、スプリントによる調整後、顎関節症の治療というよりは顎変形症の治療に移ろうと思っています。つまり、術前矯正、あごきり手術(一般に行われる顎関節症の円盤復位、あるいは除去手術ではなく、外科矯正の一貫として行われる手術です)、術後矯正というものです。そして、術前矯正とあごきり手術の間に再度スプリントをつけて、咀嚼筋をゆるめて顎の位置を安定させて(つまりここで顎関節症の再発を防ぐ布石を打っているわけです)手術し、術後矯正を行おうという立場です。

矯正のリスクを避ける(というよりもむしろ、顎の位置を安定させて手術を行うため)ために、手術前にスプリントをつけて手術を行おうとしています。

スプリントをつけた顎の位置が本当に安定した顎の位置なのか、など疑問点も多少あります。もしよろしければ、どなたか何かおもうところがあれば忌憚のない意見を聞きたいと思います。もちろん、ほかにもこの方式による問題点が見当たるようでしたら何か書き込んでいただきたいと思います。よろしくお願いします。


[583] 最終目的地 投稿者:イトチン 投稿日:2004/02/01(Sun) 20:10

ご無沙汰しています。毎日訪れ皆さんのご意見を読ませていただき勉強させていただいてはいましたがなかなか書き込みが出来ませんでした。しかし、すこしばかり私の考えがうまくお伝えできていないなという印象を受けましたのでスペースをお借りして述べさせていただきたいと思います。
私の今までのこの掲示板への書き込みからスプリントを装着し食いしばりをしなければすべて解決するから噛みあわせは治さなくてもいいと受け取られた方がいらっしゃるようです。さらに私が顎関節症とかみ合わせはぜんぜん関係ないと考えているように思われる方もいらっしゃったようですので少し付け加えさせていただきます。
結論から申し上げますと正しくない噛み合わせによっていわゆる顎関節症と、そしてかみ合わせ不全によって引き起こされる全身の症状は確実に存在し患者さんを苦しめていると私は考えています。ですから、もし正しい噛みあわせというものが患者さんに与えられるならそれらの症状はすべて解決するということになります。
しかし、私の言葉が足りずいつも皆さんにご不審を抱かせてしまい反省していますが、私の考えでは咬合治療ほどデリケートで奥深く真実に到達するための患者術者の全精力をかけた努力が必要なものはないと思っているということもまずお伝えしなければなりません。そして、生半可なアプローチでは到底成功はおぼつかなくむしろ失敗をいたずらに積み重ねるだけであるということなのです。また患者の皆さんには不可逆的な咬合治療を試行錯誤するような余裕も体力も到底残されてはいないのです。ですから絶対に成功する治療プロセスしか採用できないということを強調させていただきたいのです。
いわゆる顎関節症の症状で苦しんでいる方々は様々なタイプに分類できます。
そして、そのいずれのタイプの方々もどんな激しい病態を呈していてもなお、すべからく当面可逆的アプローチであるスプリントと咀嚼筋群の自らのコントロールによって症状の緩和を図ることが可能なのです。(症状を緩和させるスプリントは能力を持った医師だけにしか作れませんが)
そしてその症状の緩和を患者さん自身が感じることによって初めて患者と術者との信頼関係が確立されるのです。
ことTMDに関する限り患者がどんなに人柄がいいと思った医者でも、またどんなに腕がいいと評判の医者でも患者自身が症状の緩和を実感しないかぎり患者と医者との信頼関係をつくりあげることは絶対に不可能です。
そのうえで
1歯科的なアプローチによってTMDが引き起こされた場合
2不慮の事故等でかみ合わせの不具合が生じTMDが引き起こされた場合
3歯科的なアプローチがまったくされていないのにも関わらずTMDが引き起こされた場合

と乱暴に分類しますが
最終目標として
1と2については非可逆的な歯科処置が当然必要なケースもあるでしょう。
また3に関しても可能性としては非可逆的な処置もおこなわれることもあるでしょう。

しかし、いずれの場合でも当然患者と術者との高度な信頼関係と明確な最終目的地、なににもまして対等なパートナーとしての緊密な情報交換が完璧になされなければ絶対に成功しないということを強調しなければなりません。

これがなされなければ絶対に非可逆的な処置はおこなわれてはならないのです。
そしてこれがなされた患者術者のペアにのみ非可逆的なアプローチをおこなう資格が与えられるということです。


[582] はじめまして 投稿者:ガガがです 投稿日:2004/01/23(Fri) 00:21

マンマさん、はじめまして。整体師のがガガと言います。歯科提携整体院に勤務しています。
> 右の顎の関節が口を開けると音がし、夜は歯軋りをしています。スポーツ中に顎を打ったのを機に、最近は関節が痛むようです。これは顎関節症でしょうか?そして夜の無意識の歯軋りは治せるのでしょうか?顎関節症かどうかは言えませんが、顎に問題がある可能性はあります。息子さんを正面からみた状態で、耳の穴の後ろ少し下の下顎の骨、を触ってみて左右の位置があまりに違う、また少し手前に動かしてみてどちらかに強く抵抗があり、動かないのであれば顎関節に問題があります。またゆっくりと口を開けてもらい、噛み合わせた状態から下の前歯がどのように動くかみて下さい。大きく片方によって動く、ジグザグに開くようならなんらかの手を打った方がいいです。           無意識の歯ぎしりですが自分の受け持ちの方からしなくなったと思うと言う報告を受けた事はありますが、何分自己申告なのでハッキリとしなくなるとは言えませんが、私の同居人に5年に渡って施術した所、去年から歯ぎしりが途絶え、いびきもへりました。
>  息子は左の聴覚が無いので、右の聴覚だけが頼りですが、右の顎の痛みが耳にも影響を与えるのではと心配しています。   私は乳児期の中耳炎と事故の影響で少し耳がわるいですが、顎関節に対する整体の施術をうけるようになり、以前つけていた補聴器はしないですむようになりました。歯科治療だけを受けている方でも聴覚の改善された方はいます。痛みそのものもありますが、下顎の位置関係によって聴覚荷影響を与えるのではないかと思います。
> 耳鼻科、歯科、口腔外科、どこで受診してよいのか、どうしたらいいのか考えている時に、このページを見つけました。どうぞ何でもご意見いただけたらうれしく思います。           医師にしろ、我々のような民間療法師にしろ、技術、人間性にはピンからきりまでありますので慎重に人を選んで下さい。また、その前に、息子さんに顎関節について勉強してもらい、顎の体操や全身の緊張を緩める運動等に取り組んでもらった方がいいと思います。


[581] 突然で失礼します 投稿者:マンマ 投稿日:2004/01/20(Tue) 12:37

17歳の息子のことです。
右の顎の関節が口を開けると音がし、夜は歯軋りをしています。スポーツ中に顎を打ったのを機に、最近は関節が痛むようです。これは顎関節症でしょうか?そして夜の無意識の歯軋りは治せるのでしょうか?
 息子は左の聴覚が無いので、右の聴覚だけが頼りですが、右の顎の痛みが耳にも影響を与えるのではと心配しています。
耳鼻科、歯科、口腔外科、どこで受診してよいのか、どうしたらいいのか考えている時に、このページを見つけました。どうぞ何でもご意見いただけたらうれしく思います。


[580] 選択は自分自身です 投稿者:MIC 投稿日:2004/01/16(Fri) 16:34

まず自分がなりたい姿を想像してみてください。
歯科治療は手段にすぎませんし、歯を構築することで得られる健康は自ら造り出されるものです。
人生における最終目的が歯の治療やスプリントではないと思います。
身体を治して他にやっておきたいことがたくさんあると思います。
本当に手に入れたい大切なものがあれば、いままでの経験がけっして無駄にならずにすむと思います、そして後悔のない自分自身で選択をできることだと強く信じています。


[579] 無題 投稿者:みゆき 投稿日:2004/01/16(Fri) 11:02

MICさん、大変勉強になるお返事ありがとうございました。

何点かお聞きしたいことがあるのですが、

>歯の面に凹凸が無い→顎骨方向への正しい応力を伝達できない→一過性の筋肉疲労、筋力低下
という悪循環に陥っています。サイクルを変えることからだと思います。

ということは、補綴および再矯正をした方が良いよいうことでしょうか?

金銭的にもう無理かと思うのですが…。

スプリントは、やはり使用しない方が良いのでしょうか?
このままですと一生使用しなければならない雰囲気で、正直その治療効果に不信を持っております。


[578] 歯の面に凹凸が無い 投稿者:MIC 投稿日:2004/01/15(Thu) 20:41

歯の角度は装置で持ち上げると、歯軸の位置をすべて変えてしまいます。
高径すなわち回転半径に応じて、すべての位置関係は連動していきます。
また装置を外すことによって、その仮の高さから急激に落とされた分、関節板を消耗させてしまいます。

歯を削られてしまった段階で、すでにいっしょに大事な関節が減っているのですが、
顎の位置で修正する目的では、削れた顎のため装置では持っていくことができません。
いたずらに時が過ぎ、その間に見えない変性が口腔周辺に起こってしまっているのです。
漠然とスプリントを使うと、意図としないスプリント通りの噛み方に近付いてしまいます。
そのため筋肉への症状を惹起している恐れも考えられます。
漠然とスプリントを使うと、そのような噛み方に近付いてしまいます。
歯の面に凹凸が無い→顎骨方向への正しい応力を伝達できない→一過性の筋肉疲労、筋力低下
という悪循環に陥っています。サイクルを変えることからだと思います。


[577] Re[576]: re, 投稿者:みゆき 投稿日:2004/01/15(Thu) 18:40

MICさん、お返事りがとうございます。

目的としましては、筋肉に対するアプローチです。
顎位を修正するために矯正した後、
リテーナーで安定化を図り、
スプリントの過程を辿っています。

それ以前に受診していた歯科医の治療によって、
かなり歯は削られており、
歯軋りの自覚はありませんが、
現在の医師曰く、
相当凹凸が無くなっているそうです。

オープンバイトは、
顎関節症を発症して受診した時点でそうだったらしいです。

矯正後はオープンバイトもある程度改善されましたが、
結局後戻りしてしまいました。

関節板は左右共に脱落しており、
関節の長さも相当消耗しているそうで、
リウマチを疑われ検査したほどでした。

私個人としては、
食事には多少難はありますが、
なんとか出来ますので、
日常の筋症状を主とした不定主訴が少しでも軽減されればと思っております。


結局のところ、
市民病院や大学病院へにも出向きましたが、
スプリントを薦められることばかりで、
もう疲れました。


効果が無いと思えるのに、
ただ漠然とスプリントを使用しているのに、
今となっては疑問に思っています。


ただ間接的に作用して、
若干効果はあるのでは?とかいろいろ考えているうちに、
3年の月日が経ってしまったという感じです。


[576] re, 投稿者:MIC 投稿日:2004/01/15(Thu) 00:29

久々に投稿いたします、
ます再度スプリントの目的を明確にすべきです、顎位を修正するのでしょうか?
それとも筋肉に対するアプローチなのでしようか?
そしてよい顎位にきた場合どうしたいのでしょうか?
ちなみにオープンは最初からのものでしょうか、作られたものならば、装置が原因と思われます。症状が取られないのであれば、セカンドオピニイオンを含めさまざま指示を得られた方がよいと考えます、そして最終的な目的をはっきりさせたほうが、よいと思います。問題はなぜ入れているのかです。


[575] スプリント 投稿者:みゆき 投稿日:2004/01/14(Wed) 12:43

唐突で申し訳ございませんが、
ここに参加されていられる経験論豊富な方々ご教授下さい。

スプリントをまめに調整したうえ、
3年近く装着していなく改善もみられない場合、
基本的には効果が無いと思っても良いものなのでしょうか?

主症状としましては、
頭重/首/肩を中心とした筋症状です。

特に起床時に酷く、
スプリントをすることによって、
近頃では素人考えで、その厚みが噛み締め(食いしばり)を助長しているように思うのですが…。

一度外して就寝しようかと思ったこともありましたが、
恐くて出来ておりません。

ちなみにオープンバイトで、
左右奥歯2本しか歯面はあたってないそうです。

考察/ご意見いただければ、幸いです。


[574] この技術について 投稿者:ガガがです 投稿日:2004/01/09(Fri) 22:09

この技術は人間を全体として扱うために開発された。施術の目標は人間を疾病の過程を逆行させるように健康な状態に持って行き、かつ健康を促進させる事。調整の方法としては、楔型のブロックを使っての骨盤調整、筋肉や内臓による骨の為の調整、最終的に、頭蓋骨調整がある。背骨が歪んできた順をブロック調整で逆行させ、患者さん自身の体重を使い調整できる。呼吸の力を用いる。患者さんの身体にあらわれる反射をみて、調整していいと言う指示があるとこだけ、できるだけ小さい力で調整する。ヒトは筋や骨等が3角形の形でバランスを取り、しばしば、骨盤や下肢からバランスを崩しその結果3角形に歪みが出る。どの部位が歪みの原因かが分かれば1回の調整の回数も減り患者さんの負担がへる。反射点等で調整の順がきまる。人間は部分の集合で独立していながら、依存する、お互い影響を受ける。このテクニックは身体の補正機能を上手に利用して調整していく。ヒトは軸がねじれた状態、軸が交わらない状態、軸がぶつかりあった状態にわけられる。つまりこう膜の問題、進んで仙腸関節のストレスがある、さらに進み腰等がヘルニアになった状態である。2番目の状態において重力に対し身体のバランスを維持出来ないと神経機能が影響を受け、頭がい縫合と顎関節が影響を受ける。                 文献:仙骨後頭骨テクニック/1979年版、デジョネット博士著、前田滋訳/より抜粋、意訳しました。         >デジョネット博士について                   元エンジニアで、他のエンジニアと実験中、爆発でおお怪我をおい、サザランドというオステオパシ−の先生に施術を受け歩ける迄回復する。回復した彼はオステオパシーを学び開業する。その後カイロプラクティックも学び、のちカイロプラクティックで開業する。オステオパシ−頭蓋調整を研究し、副作用を減らすため、仙骨後頭骨テクニックを開発、研究を進めて行った。                          >サザランドについて                   オステオパシ−の先生。1次呼吸メカニズムとそれを利用しての頭蓋骨〜仙骨の調整の技術を作った。主に1次呼吸メカニズムは5つの要素からなる。頭蓋縫合の運動。脳の膨張と収縮。脳脊髄をおおう硬膜の運動。脳脊髄を浮かべる脳脊髄液の流体波動、仙骨の不随意運動。                  中枢神経系が他の器官統べてを統制しているため 十全な健康には、1次呼吸メカニズムのない自由な運動が必要であり、その運動のいかなる制限もなんらかの病気に繋がると考えた。   >カイロプラクティックについて。              ギリシヤ語で手の技術。アメリカでパーマ−と言う民間療法師が耳の聞こえないヒトに対し、後ろに出ていた背骨を前に動かしたら聴力が戻った事から、開発されて行った技術。神経根の圧迫によるストレスが病気の原因と考えていた。                 >オステオパシ−                     流行り病で子供を3人なくしたアメリカのスティル医師が、当時の医学に疑問を持ち、独自に研究された技術。訳すと骨を整える医学。血液の流れが阻害され、病気になると考えた。        


[570] 難病 投稿者:こういち 投稿日:2003/11/30(Sun) 00:32

自分は素人なので、私の理論として書き込ませていただきます。今まで顎関節症の症状や原因を色々調べてきましたが、どこも顎関節症が治ったという場合は少ないですよね。
私は顎関節症だ、という質問は多数あるのに私は完治しました。という書き込みはほとんどありません、と言うことは結果的に治らないのか??と自分では思ってしまいます。
そこでこれからは自分で解決策を色々見つけていくことにしました。自分の症状やそうなったと思われる原因生活習慣などを思い当たるすべての原因などを書いて投稿し自分たちで解決の道へと進むのが一番の近道ではないかと思います。
歯医者さんに治療してもらい結果的に悪くなった人などは
歯医者が悪いと思ってしまいます。それは自分みずからその歯科医を頼り解決の道へ進んだのですから、何も反論することはできません。しかしこの病は体全身にまで影響すると
言うではないですか。治らないではすまされない病です。
そのためには、重要な知識、安易な気持ちを捨てる、結果的に解決策は現在よりは見つかると思います。皆さんの協力が大切だと思います。


[569] こんばんは 投稿者:レオ 投稿日:2003/10/23(Thu) 01:12

 補綴者先生 どうもありがとうございます。

再度、書き込みしていただけるとのことで、ありがたい限りです。
先生の、下記コメントに質問はあるにはあるのですが、次の書き込みを拝見させていただいてからのほうが、よさそうだと思い、御礼もかねて、筆をとりました。

DR.K先生のHPも拝見しました。「姿勢」大事ですね。
椅子の微妙な高低ののずれなどで、体がきつくなったりします。
特に「高い」椅子がきついです。
私は、必ず座る時、足を組みます。
組まずにおれません。
とある、鍼灸師のかたの論によりますと、足を組むのは、歪みをとるがための、生体の要求からであるので、組んで結構と言われました。組んだからといって、歪みが助長されるわけではない。が、歪みが解決されるわけでもない。現状維持のままだと・・・
やはり、歪みを根本的にとるには、根本的な解決が必要だと実感しております。

では、両先生方とも、日常の診療・業務に益々ご発展がありますことを。


[568] レオさんへ 投稿者:補綴者 投稿日:2003/10/19(Sun) 03:52

こんにちは
私の考えをお送りいたします。

始めに、最近取り上げられている「筋の作用」について私の考えを圧縮して述べますと

乳歯からの生え替わり。6歳臼歯から始まって(前歯中切歯からも多い)永久歯萌出完了まで、おおよそ20年(プログラムされているのでしょう)ゆっくり時間がかかって永久歯が萌出します。併せて御存知のように 骨などの硬組織 筋肉、靱帯、神経、内臓、皮膚などの軟組織が同様に年齢で言うと25歳ぐらいまでで「物理的長さ」、がほぼ完了し、加齢と共にどちらか言えば縮んでいきます。              精神つまり機械に例えるとソフト部分は以後成長ではなく「蓄積」し続けますが、この歯牙の萌出が完了する25歳頃までの事を考えますと。@五感(眼耳鼻口肌)から各神経へ、つまり解剖学でいう求心性方向に。A各神経から各筋肉へつまり遠心性方向に。(脳は神経の中枢部とも言えますが内臓には脳と同じ働きをする神経節というものがいくつもあります) Bまだまだ解明されていない自律神経 (自ら律するという意味で交感、副交感神経の事を言い、現在では神経伝達物質について解明されてきていますが両神経が絶えず相対してどの様にバランスを保っているのかのメカニズムに関しては分からない事が多い) には自ずから、各個人個人固有のバランスの取り方と申しますでしょうか。 以上3種の他、ヒト特有のC各自各様の思い。の4種に蓄積されてきています。
25歳までの運動作用、経験、体験、心臓のドキドキ、呼吸の変化、知識、思い等 変な表現ですが「蓄積」されています。神経には電気信号として記憶されているともいえるのでしょう。

神経の機能、分類の仕方に様々異論があるでしょうし。上記の25歳までの骨、筋、神経の「物理的長さ」と歯の萌出完了までにおける各神経の「蓄積」を全て結びつける訳ではありませんが。歯科治療においては最低限、自律神経の作用がよく分かっていない現在に於いて 全ての治療 に気を配り、かつ考え修正し直さなければならない事がたくさんあります。

筋肉については咀嚼筋として 下顎骨に付着する咬筋、内側翼突筋、外側翼突筋、側頭筋、 下顎骨から舌の下部に位置する舌骨に付着する顎二腹筋(前腹)等がよく知られていますが。この下顎骨と連動して作用する舌骨には実に様々な筋が付着しています。例えば上記の顎二腹筋(前腹)につらなり舌骨を経由して耳の穴の下部に付着する筋肉 つまり下顎骨と舌骨と左右耳の穴の下付近を結び、連動する筋肉。
その舌骨からまっすぐ下方に降りて胸骨に付着する筋肉。
あまり語られてはいませんがその舌骨から背中の肩胛骨を結ぶ筋肉等。 (全て左右2本ずつあります)

筋肉を学ぶ時には殆ど語られませんが上記の筋全て、歯科によって行われる歯牙、顎位、顎骨 どの様な処置治療においても。筋肉の「物理的長さ」及び筋肉内神経の「蓄積」もしくは記憶を=変化させる作用があります。

最近保険でも扱われる様になったレジンスプリント。顎関節の症状に対して使われる様になってきました。これらは高くなる(物理的長さの変化)事については認識されていますが、前記の舌骨から下方向に付着する筋肉には逆に縮む(物理的長さの変化)作用になるのです。
スプリントの高さの変化によって肩胛骨の位置も変わるのです。
                         
筋肉の局所過緊張についても私からも述べたいことがありますがいずれ歯牙の位置形態、歯列の位置形態、顎位、歯牙の咬耗摩耗の基本とリラックスとの兼合いで投稿したいと思います。

レオさんすいません「筋肉の作用」の後に顎位の変遷の診断、日常生活の注意点、語ろうと思っていたのですが長々してしまいました。分けて次回お送りします。


[567] 咀嚼筋についての考察(姿勢から) 投稿者:Dr.K 投稿日:2003/10/17(Fri) 18:03

咀嚼筋の活動についてイトチンさんがいろいろアドバイスをされていますので、それ以外に気づいたことを少々書きたいと思います。

一般に正しい姿勢、体の重心がしっかり重力の中に入っている場合には肩こり・首のこりはほとんどありません。この位置では咬筋は体の傾きのバランスをとるセンサーの役割もします。体の傾きを知る機能としては三半規管が重要ですが、この咬筋の部分にもセンサーがあるのです。  顎関節症のときに、咬筋のセンサーが機能不全のことがあります。この場合ですと運動をするときにバランスをとるのが非常に難しくなります。 お年寄りで噛めていない方が転んで骨折を起こすのもこのためです。  (正しい顎の位置で、過緊張を起こしていない状態で)咀嚼することにより咬筋の中にあるセンサーも活発になります。顎関節症の患者さんは噛めていないことが多いので、このセンサーもうまく使えていないことが多いです。

http://www11.plala.or.jp/dent/


[566] 咀嚼筋についての考察 投稿者:イトチン 投稿日:2003/10/16(Thu) 21:00

レオさん
素晴らしい質問です。
二つの論文を引用させていただきご質問にお答えいたします。
下肢ヒラメ筋H反射(ヒトの脛骨神経の電気刺激により、下腿三頭筋に誘発される反射性筋電図反応として1910年にドイツの生理学者P.A.Hoffmannによって最初に報告された反射)が噛みしめに伴ってどのように変調されるかの実験があり、噛みしめ時にはヒトヒラメ筋の脊髄単シナプス反射は著しく亢進されその促進量は咬筋の活動量と優位な正の相関を示すことが解明されています。
大山喬史(1992)The relationship of the occlusion to sports. 生理的咬合へのアプローチ,162〜169.

“中心咬合位の生理的意義
咬合高径の変化と咬合力の関連性については従来よりさまざまな検討がなされており、Boosは下顎安静位で最大の咬合力を発揮するとし、これは咬合高径に対する判定基準に有用であることを報告している。一方、Boucherらは最大咬合力を指標として求めた咬合高径は、臨床的に求めた咬合高径よりも高い位置にあると報告している。平林、Mackennaらも垂直的な開口量が中心咬合位よりも10mm以上の位置で最大咬合位が発揮されると報告している。
そこで、なぜこのように安静位よりも開口した位置で咬合力が最大もしくは、最も効率よく発揮できるのであろうか。四肢筋では、筋長が静止長(または生理長)にあるとき、筋収縮を行うと筋原繊維を構成するアクチンとミオシン間にクロスブリッジが最も多く出来るので、このとき筋の全張力は最大になることが知られている。そうすれば、閉口筋についても咬頭嵌合位より10mm〜20mm開口した下顎位にあるときミオシンとアクチンのクロスブリッジの形成が最もよく行われる位置であると推察できる。
もしこの推察が正しければ、中心咬合位は、閉口筋が静止長よりかなり短い筋長にあることになる。難い食物を粉砕・臼磨するときにはこの位置よりさらに開口した位置で食物を噛みしめるので、より効率よく力を発揮できる機構になっている。
いいかえれば、生体において中心咬合位は、最大の咬合力・咀嚼力を発揮する下顎の位置ではないが、その位置から少し開口した位置で食物を咀嚼するときに最も効率良く咀嚼力が発揮されるような基準位置に設定されているといえる。そして、筋紡錘の側からみれば、下顎が中心咬合位にあるとき、閉口筋が収縮しているにもかかわらず、決して弛緩することなくある程度の緊張を保つことが出来、この位置から開口することによって筋紡錘が伸張されると、さらに興奮性が高まって下顎張反射を介する閉口筋への入力が高まるような位置であるといえよう”
森本俊文et al(1992)Physiological Mechanical controlling biting force and chewing force 生理的咬合へのアプローチ,81〜93.

人はスポーツを行っているときや筋力発揮時に最大筋力を発揮することが出来るようくいしばるのだと思います。
しかし論文からもすくなくとも咬頭嵌合位は咬筋の最大活動量が得られる位置ではありません。特にスポーツで最大筋力を発揮しようとする時ある程度の開口量が確保され閉口筋の最大咬合力の得られる位置で調整されたスポーツマウスガードの使用が記録更新にも有益であるとの推測が出来ます。
ですからウエイトトレーニング時はマウスガードの使用で効果のアップが望めると思います。しかし、ここでも強調されなければならないのは正しく調整されたスポーツマウスガードの使用ですね。
破壊された顎位ではその位置でくいしばることによって、効果も半減しますし咀嚼筋群にも障害を与えるでしょう。まさにレオさんの症状そのものです。
登山はくいしばる必要はないのではないですか。また、登山の時には咀嚼筋は緊張しないはずですが。綺麗な空気を胸いっぱいに吸い込み、素晴らしい景色を堪能する時すべての緊張は消し飛んでいるはずだと思います。
さて、素晴らしい質問をいただき、もう一つの重要な、皆さんががんじがらめに縛られている問題にもメスを入れることが出来ます。
そうです、「顎位」です。
先に申しましたとおり、人の手が加えられ破壊された顎位は神のみにしか決定できないのです。いったん人の手が加わった以上その「顎位」に執着してはいけないのです。
「顎位」はただ、閉口筋が収縮しているにもかかわらず決して弛緩することなくある程度の緊張を保つことができ、この位置から開口することによって筋紡錘が伸張されると、さらに興奮性が高まって下顎張反射を介する閉口筋への入力が高まるようなただそれだけの位置なんです。
つまり、咀嚼運動の反射を効率良くプロモートするためだけのものと理解可能なんです。
そう考えれば気が楽になります。ちょっとくらい咀嚼効率悪くなったってたいしたことじゃありません。まったく大事な存在ではありませんよね。
一日24時間。咀嚼時の上下の歯牙の接触時間を0.2秒とましょう。多めに見積もって一口30回噛むとして一回の食事でおよそ50口、三食で900秒です。15分です。一日たった15分のために人生を棒に振るほど情けないことはないのではありませんか。
残りの23時間45分を如何に有意義に過ごすかが今求められることではないのでしょうか。
残りの23時間45分を破壊された顎位の呪縛から解き放してあげる。そのように自分の体をしむけてあげる事こそ大事なことであると思います。
それは、その破壊された顎位を歯根膜に記憶させないことです。
上下の歯を接触させないことです。レオさんのお世話になった先生の言葉。「大事なのは顎位だ。咬合付与は技術があればあとから、どうにでもなる」といみじくもおっしゃった言葉の中に、人間による顎位決定の難しさ、いや、不可能であるという意味を私は直感します。
顎位に縛られてはいけないと思います。

酔狂先生ありがとうございます。ご支持いただきありがとうございます。これからもどうぞ宜しくお願いいたします。


[565] 咀嚼筋について 投稿者:レオ 投稿日:2003/10/14(Tue) 19:01

 二重投稿をお許しください。

今は食いしばりをやめております。が、食いしばりや歯軋りなくとも、咀嚼筋の緊張がおきるときはあるのではと思い、素朴な疑問で書込みさせていただきました。

例えば、ウエイトトレーニング(今は行ってはおりませんが)や、少しきつめの運動などする際。。。

例えば、ウェイトなどする際、ストリクトフォーム(反動などつけずおこなう)で呼吸を確実に力を入れる際にはく、抜く際に吸うを 意識して行ってる際は、食いしばりは気をつけていました。

が、咬筋部分、側頭筋部分は「食いしばらずとも下顎が動き、全身の緊張・パンプアップと連動して、」硬くなってる感じがいたしました。
翼突筋は手では触れないので、わからないですね。

で、ある程度運動はできるのですが、あとから、上記作用なのかリバウンドが来て、ひどい時は丸一日半寝てるといったこともあり、今は行っていません。

が、どうしても軽い登山など誘われて、断るわけにもいきませんので、また、行きたいですし、そんな折、急な斜面を登る際など、食いしばらずとも、咀嚼筋の「異常」緊張を解く鍵はありますでしょうか?

なかなか顔に力を入れず、運動するのは難しいですね。

ちなみに私は、砲丸投げの選手などが声を出して飛距離を伸ばすのをまねて、急な坂など上る際には、「よいしょ」とか「はー!」とか声を出して、何とかきりぬけています。

馬鹿な質問でしたら、すいませんでした。


[564] 補綴者先生 投稿者:レオ 投稿日:2003/10/14(Tue) 18:27

こんばんは 補綴者先生

こんにちは
遅くなりました。
私の場合、レオさんの様に症状が複雑化した場合への判断には通常より36倍は遅いと思って下さい。

●私も通常の6倍遅くなりました。すいません。
さて、大まかですがメジャーなりではかれるところは、計りました。
何卒、ご指導いただけるとありがたいです。返信はおくれても勿論結構です。

@現時点での上顎前歯に下顎前歯の重なり状態。レジンスプリントは入れていない状態でおおまかでいいですので。
1mm位か 3mm位か  5mm位か  切端咬合気味か又は上顎下顎接触していない状態なのか。

●これはいわゆる、オーバージェット(歯と歯の水平関係の位置)のことでしょうか?
でしたら、切端咬合はなく、大まかに三ミリ位でした。(一番1番の切れ目にて、但し下顎は1番抜歯されてますので、本当の正中ではありません)
起立時は噛みこむと、上下左3番のあたりが強い気がします。全体に乱杭気味です。

●ちなみにオーバーバイト(垂直)は+で問題ないと思うのですが、かみ合わせは低いと言われたことはあります。無論オープンバイトはありません。

A
顎運動に冠して過去ログに書かれていました、回転運動しか行えないとの事。通常は人の手が加えられないで反対咬合歯列となりますと物理的に歯牙の形態そのものが邪魔となり回転運動が主となり側方、後方への顎運動の際作用する筋肉はあまり働きが無いまま成長いたします。レオさんの場合チンキャップ 外傷 骨手術 奥歯ほぼ全部補綴 レジンスプリントによる顎位調整等、顎位が安定しない要素が重複し判断しづらくなっていますので教えてほしいのですが。
現時点での下顎運動は(又は下顎前歯の動き)。
全く前方に動かす事ができないのか  数mmでしたら前方に動かす事ができるのか 上顎前歯に触れて全く動かす事ができないのか  上顎前歯に触れて数mmでしたら滑走する事ができるのか。                     右側方、左側方も同様に全く動かす事ができないのか  数mmでしたら動かすことができるのか。
後方へは全く動かすこ事ができないのか  2mm程でしたら後方へ動かす事ができる  4mm程後方へ動かすことができるのか。
(現在 気分が悪くなると仰しゃっていましたし食いしばりをやめているとのことですので無理はしないで下さい)

●前方へはオーバージェットの計測点は越えて、動けます。よって、5ミリくらいですか。それからあとは、右側方運動へと切り替わってしまいます。

●今は、反対咬合はないのですが。
左側方へは5ミリくらい。
右(手術した側は)上下前歯触れ合っての側方運動は7ミリくらいそれからあとは、下顎が前に出ながら右へずるずると動きます。

●後方へはなかなか計測しづらいので、わかりませんが、1.5ミリ位は動いてる 感じがいたします。

B
上記の@、Aと共に関わってくる事ですが、下顎運動が回転運動以外前方 左右 後方しづらくなっている要因が主として、レオさん本人が仰しゃていた右側顎関節状態によるものなのか。
上記の反対咬合による物理的歯牙の形態から筋運動がしづらくなっているのが主要因なのか。
(上顎前歯が下顎前歯に数mmでも重なっているのにも拘わらず下顎前歯が上顎前歯を滑走しないと言う事は主要因が右側顎関節であろうと言う事がわかります。右側方運動も左側方運動も後方運動も同じと考えて下さい)
レオさん本人の判断で、おおよその感覚でもいいですから情報下さい。

●補綴者先生の上記コメントから・・・数ミリでも重なり合いながら、側方運動はできておりますので、右関節状態からの運動制限だと感じます。

C                          噛み合わせの気持ちの悪さから、仰向けでは眠れず、左半身を下にして眠っているとの事が書かれていましたが、左半身を下にしたまま朝までその状態なのでしょうか。
左半身か゜主で時々右下に寝返るのでしょうか。
無意識下での寝ている状態ですので分かりづらいと思いますが情報下さい。

●まず、最初は左半身を下にします。そしてそれで寝付けないと、右半身を下にして、そのままでは下顎は、どこまでも右側へ動け気分悪いので、枕で、右頬をガードして押さえます。で、また気分悪くなったら、左半身に切り替えます。
おきた時は格好は色々のようです。今日で食いしばりやめてから8日くらいたつと思うのですが、寝てる際に食いしばってる感じは今までよりは少なくなったかなと言う感じです。

No555を読んでいて驚いたことがありました。イトチンさんも触れていますが下顎枝分割術後13年経った現在においてもデュアルバイトいわゆる咬頭嵌合位とは別の所を咬む、無意識に咬むとのこと又術後どこで噛んで良いのかわからない状態に対して医師が使用していたようですが。        通常、しっかりと局部床義歯を制作している歯科医でしたらバイトが安定していない症状に対しては真っ先に判断し、時間をかけ、治療をしなければならないところです。レオさんの場合関節の位置がズレてしまっている事にも重ね合わせ分かりづらいのかもしれませんが術後から、安定しずまいの期間が長いです。
寝ている状態で、下顎がズレ67番しか当たらない状態というのも確かに判断も難しく治療する技術も難しいですが、慎重に丁寧に治療を行っている医院でしたらしっかり上下左右4番をバランス良く噛ませてくださる又は制作してくださる医院でしたら起きない状態です。 (ちなみに自然な状態で天然歯67番だけが当たっている方はそれほど症状はでないようです)
レオさんの場合術後顎位が不安定のまま、67番がいつ頃からその様な状態なのかわかりませんが長い間レジンスプリント、ナイトガード等の治療が行われていたようです。

●大学病院以外の様々な歯科医院にいきましたが、寝たときのデュアルバイトは筋の引きつれにより仕方ない という医院と、いや重力から開放された安静した筋肉位なのでねた時の位置が正しいといわれるところ両方です。
その両方の意見もってとある医院、にいくと、寝たときが正しいとしても、その位置であわせると、立ったときに厄介な状態になるかもしれないとも言われております。
先生方もどの位置で噛みわせるか、ご苦労があったようです。

●デュアルバイト と申し上げましたが、正確にはどういえばいいのでしょう「無限咬合」とでもいいますか。。。
首を上に上げると、普通は下顎が正中で前に出ますね。私の場合は上記にも書きましたが、筋の引きつれで、ずるずると右前方に動いていってしまうのです。
が、今はどうしようもないので、流れるままに食いしばらずがんばっています。
寝たときも、そおっと歯をあわせると筋の引き連れから、あるいは筋肉の安静から右奥歯しかあたらないですが、これも食いしばらずがんばっています。

では、長文読んでいただきありがとうございました。
また、ご指導ください。




[563] RE)病態を理解するヒント 投稿者:酔狂 投稿日:2003/10/14(Tue) 11:33

わたしは30年歯医者をやってます。
イトチンさんの見解に全面的に賛同いたします。
無意識のかみ締め、くいしばりから痛み、つらさの悪循環
におちいる患者さんにしばしば出会い、
”軽いノリでくいしばりをセルフチェックしてみようよ”
気がついたらそこでふうっとりらっくすしてみよう。
というふうにアドバイスするようにしています。
それだけで改善する患者さんが大多数です。
それで改善しないときは近くの総合病院に紹介します。
みなさん、イトチンさんの方法をためしてみてはいかがですか?
おすすめです。


[562] 病態を理解するヒント 投稿者:イトチン 投稿日:2003/10/13(Mon) 14:05

以下のコメントは私のホームページで皆さんに見ていただいているものです。
ここにいらっしゃる方々とは病態が違い、それくらいのことはたいした事はないとお感じになる方もいらっしゃると思いますが、あえてわたしは不躾を承知で管理人さんには申し訳ありませんがアップをさせていただきたいと思います。皆さんのご批判ご質問をいただけると幸いです。私と致しましては本当に僭越ですけれどもいわゆる顎関節症で悩み、辛い日々を送っていらっしゃる方々の治療のヒントとしてほんの少しでもきっかけをつかんでいただけたら大変嬉しく思います。
辛い歯の痛み舌の痛みについて
私の経験する症例は寒さの厳しい時、12月頃と2月から3月にかけて集中します。
最近では様々なストレスのかかる4月5月頃にも経験するようになりました。さらにこの暑さのため寝苦しい夜が続いたせいかここ最近一日一人くらいの割合で患者さんがこの痛みで来院されます。(注、最近はなんだか1年中のような気がしてきました)
ある患者さんは数年前から歯科に通院されているということでおなじ種類の疼痛が幾度となく発現していると推測しています。
ほとんどの患者さんは原因となる歯を自身で診断し、「この歯を治療してもらいたい」と断言されます。この確固たる態度に我々は判断力を失います。私の患者さんも、本人は明らかにこの歯が痛いと訴えて来院されます。運の悪いことに虫歯があったりします。そうすると完全に虫歯の治療をすることだけにすべての意識が集中してしまいます。患者さんも歯の治療をすればすべてが解決すると思いますから患者、術者とも共通認識が自ずと発生します。ここで、まったくの原因の錯誤があった時に、ある程度治療が進んだ段階でお互いに原因の再調査をする意識を失います。術者は治療には自信がありますから少しの技術上のぶれがあろうとも必ず症状を軽快させる自信がありますし、患者はいくら治療してもまったく症状の変化がないため、術者に対する不信感を深めます。ここから悲劇が始まります。これはどんな場面でも人間関係があるかぎりいつでもおこりうる可能性があると思います。私の患者さんの中には奥歯の神経をすべて抜いてしまいさらに数本の歯も抜いた状態で来院される方もいらっしゃいました。
歯の治療では決して直らない痛みなのですが、患者さんは歯が痛いといって来院するためそのような対応になってしまいます。
痛みの原因は、奥歯を強烈にかみしめることです。寒い時には奥歯を噛みしめて寒さに耐えますし、仕事に集中すると無意識に強烈に奥歯を噛みしめます。最近は寝苦しい夜に奥歯を噛みしめています。
これは無意識におこなっていますから本人の自覚はまったくありません。
これによりあごを動かす筋肉の筋肉痛が発現します。これらの筋肉はこめかみからあご、耳の後ろからくびすじまで広範囲にわたります。しかし本人の自覚がないため頭痛、首筋の神経痛、肩こり等の症状を訴えます。そして症状は激しいものです。私の経験では激しい頭痛により年に数回一週間ずつお勤めを休んで痛みに耐えていたという方もいらっしゃいました。その都度総合病院で精密検査を受けるのですが脳血管の異常収縮ということで、鎮痛剤の投薬処置で対応していたのです。これらの主訴で患者さんが歯科医院に来院された時は比較的容易に歯科医師は顎関節症を診断のメニューに加え、治療法の選択をすることが出来ます。しかし、患者さんが上の奥歯の痛みと認識したり下の奥歯の歯痛と認識して歯科医院に来院されるともう抜け出せなくなります。患者さんはその痛みを認識するために自分の舌で痛みの原因を際限なく確認しています。そして、確認する毎に痛みを自覚し自分を納得させます。とくに舌を後ろに引っ込める筋肉の筋肉痛は激烈です。
本来筋肉痛ですからその筋肉を安静にすれば数日で回復します。しかし、本人に筋肉痛との自覚がなくまた痛みの本質を認識できないため痛みを発する筋肉をどんどん無意識のうちに使い込んでしまいます。痛む筋肉を使い込むことによって痛みはしだいに激痛となって長期にわたって苦しめられることとなります。舌で確認することがまさにそのことになりますし、仕事中に無意識に食いしばることもこれにあたります。また寝ている時の歯ぎしりや食いしばりも重要な原因となります。これらが長期の歯痛、舌痛を引き起こします。半年、一年とこの痛みに悩まされ憔悴しきった患者さんもいらっしゃいました。
意識して奥歯を食いしばらないようにすること、そして舌で痛みを探らないことが唯一の解決方法となります。また、一日のうちに数回あごを前後左右にブランコのようにゆすることは筋肉のリラックスとなり、痛みの解決につながります。睡眠時の食いしばり、歯ぎしりには歯ぎしり防止装置を作成します。

これさえ理解しておけば、痛みの出る予感を感じたときに即座に対応して大事に至らず解決することが出来ます。平成15年8月23日(土)はこの痛みを訴えて来院された患者さんが午前中に4人でした。寝苦しい夜が続き浅い眠りのため歯ぎしり食いしばりの最も多くみられる中等度の眠りの徐波睡眠期の延長がおこりこのような痛みを訴える患者さんが増えたと考えています。歯ぎしり食いしばりは睡眠時のどの時点においても発現することが確認されていますが、中等度の徐波睡眠時に最も多くみられます。また、生理学的に覚醒刺激を与えることによって歯ぎしりを誘発できることが証明されており、寝苦しさが覚醒刺激となって歯ぎしり食いしばりの作動時間を延長していると思います。患者さんに伺うと私は歯ぎしりはしてませんとおっしゃる方もみえますが音の出る歯ぎしりより音の出ない食いしばりの方が危険です。
これらの痛みに悩まされているかたは念のため一度口腔外科または耳鼻科あるいは内科にて診察を受けられることをお勧めしますが何も異常がなければ私のセルフコントロール法を痛みのつどに自分でおこなってください。噛み合わせのバランス、緊張、ストレス、疲れ、季節の変化等により痛みは発現するはずですがご自身で痛みをコントロールすることが可能だと思います。


[561] お礼 投稿者:レオ 投稿日:2003/10/11(Sat) 11:43

 補綴者先生・ジンべエ先生

ジンべエ先生顎位の概念、ありがとうございます。補綴者先生「計測」して、また書込みいたします。

さて、三人の先生方にシンクロしてご意見いただくのは、ドットコムでも異例でないでしょうか。ただ、他の患者さんのここへの参加を、何か私が結果的に阻止してる危惧もいだきはじめました。もし、参加されなくとも、私という反面教師を踏み台に、先生方のご意見を参考に、ヒントを掴んでいただけると良いのですが。

関節頭の位置異常については、意識では完全にふっきれました。汗水流しながら、口腔外科何軒も周り、結果的に「できない」ことがわかり、良かったと思っています。それに加え先生方からの励ましがあり、自分の中での意識改革ができるかもしれません。

できる努力は自分でしなくてはいけませんが、少し気楽になってまいりました。

また、ここ1年余り、「コメントする側」になっていましたが、「関節円板のスレ」の話の流れから、「意見をいただく側」に結果的に、身を移しました。大いなるヒントを掴みました。どこでどう展開が変わるか、実に不思議です。
関節円板のスレの方々には、お礼を言わなくてはなりません。

ドットコムに喰らいついて、こんなに良かったと感じたことはありません。オブセッシブな性格も時には、いいこともあるようです。

では、またよろしくお願いいたします。


[560] 顎位について 投稿者:ジンベエ 投稿日:2003/10/10(Fri) 23:05

レオさんごめんなさい。しばらく妙に忙しくて、書き込みが遅れました。
でも、イトチンさんやDr.Kさんの良いコメントがあって安心しました。
基本的に私もお二方と同意見です。口腔に起因する不定愁訴の原因は、
咀嚼筋群の異常緊張です。やり方は色々あるでしょう。しかし、ターゲットは同一です。
咀嚼筋群の異常を治療すれば良いのです。
私のやり方は、筋の長さを受動的にコントロールして緊張をとると言うもの。
オステオパシーで言うストレインーカウンターストレイン テクニックに
非常に近いやり方です。
徒手でもするし、特殊なスプリントでもそれができます。
しかし、やり方はどうあれ、咀嚼筋群の治療で不定愁訴が改善できると考えている点は、
みな同意見だと思います。

この視点から見ると、顎位と咬合の関係も理解しやすいのではありませんか?
理想的な咬合は、咀嚼筋が健康に保たれる顎位で歯が安定してかみ合うこと、
そして、そこからスムースな咀嚼運動、発語運動が開始できることです。

歯だけを見ていると、望ましい顎位を見失ってしまいます。
顎位によって全身的症状が出るならば、全身症状を見ながら顎位を決めれば良い、
単純言えば、私はそう考えています。


[559] レオさんへ 診断、症状、等について 投稿者:補綴者 投稿日:2003/10/10(Fri) 19:36

こんにちは
遅くなりました。
私の場合、レオさんの様に症状が複雑化した場合への判断には通常より36倍は遅いと思って下さい。
私は現在普通に行われている治療(インレー、クラウン、ブリッジ、前装冠などの固着性のもの 局部床義歯、総義歯、インプラント、レジンスプリント)を診断する際、現在では判断要項が足りないのでは思い、判断要素の一つとして顎位と歯牙一本一本の観察を行い、その結果の現在分かっているまでの事を「私の考え」として投稿していると思って下さい。

前置きチョット長くなりましたが。
レオさんのNo552、No555、過去ログ等見させていただきまして。                         私からは、おおよその顎位と口腔周囲筋、おおよその全歯牙状態 の変遷の様子記載。又臨床とは別に私自身の日常生活の体癖(無意識で行われているクセ)から得られた情報。をいくつかお送りしたいと思います。 が書かれている内容で、レオさんに対して他の先生が投稿する場合も同じでしょうが
治療内容が特殊であり、イメージしにくい部分がいくつかありました。 そのなかから特に四つほど、診断 症状として加筆お願いいたします。
@                          現時点での上顎前歯に下顎前歯の重なり状態。レジンスプリントは入れていない状態でおおまかでいいですので。
1mm位か 3mm位か  5mm位か  切端咬合気味か又は上顎下顎接触していない状態なのか。
A
顎運動に冠して過去ログに書かれていました、回転運動しか行えないとの事。通常は人の手が加えられないで反対咬合歯列となりますと物理的に歯牙の形態そのものが邪魔となり回転運動が主となり側方、後方への顎運動の際作用する筋肉はあまり働きが無いまま成長いたします。レオさんの場合チンキャップ 外傷 骨手術 奥歯ほぼ全部補綴 レジンスプリントによる顎位調整等、顎位が安定しない要素が重複し判断しづらくなっていますので教えてほしいのですが。
現時点での下顎運動は(又は下顎前歯の動き)。
全く前方に動かす事ができないのか  数mmでしたら前方に動かす事ができるのか 上顎前歯に触れて全く動かす事ができないのか  上顎前歯に触れて数mmでしたら滑走する事ができるのか。                     右側方、左側方も同様に全く動かす事ができないのか  数mmでしたら動かすことができるのか。
後方へは全く動かすこ事ができないのか  2mm程でしたら後方へ動かす事ができる  4mm程後方へ動かすことができるのか。
(現在 気分が悪くなると仰しゃっていましたし食いしばりをやめているとのことですので無理はしないで下さい)
B
上記の@、Aと共に関わってくる事ですが、下顎運動が回転運動以外前方 左右 後方しづらくなっている要因が主として、レオさん本人が仰しゃていた右側顎関節状態によるものなのか。
上記の反対咬合による物理的歯牙の形態から筋運動がしづらくなっているのが主要因なのか。
(上顎前歯が下顎前歯に数mmでも重なっているのにも拘わらず下顎前歯が上顎前歯を滑走しないと言う事は主要因が右側顎関節であろうと言う事がわかります。右側方運動も左側方運動も後方運動も同じと考えて下さい)
レオさん本人の判断で、おおよその感覚でもいいですから情報下さい。
C                          噛み合わせの気持ちの悪さから、仰向けでは眠れず、左半身を下にして眠っているとの事が書かれていましたが、左半身を下にしたまま朝までその状態なのでしょうか。
左半身か゜主で時々右下に寝返るのでしょうか。
無意識下での寝ている状態ですので分かりづらいと思いますが情報下さい。
No555を読んでいて驚いたことがありました。イトチンさんも触れていますが下顎枝分割術後13年経った現在においてもデュアルバイトいわゆる咬頭嵌合位とは別の所を咬む、無意識に咬むとのこと又術後どこで噛んで良いのかわからない状態に対して医師が使用していたようですが。        通常、しっかりと局部床義歯を制作している歯科医でしたらバイトが安定していない症状に対しては真っ先に判断し、時間をかけ、治療をしなければならないところです。レオさんの場合関節の位置がズレてしまっている事にも重ね合わせ分かりづらいのかもしれませんが術後から、安定しずまいの期間が長いです。
寝ている状態で、下顎がズレ67番しか当たらない状態というのも確かに判断も難しく治療する技術も難しいですが、慎重に丁寧に治療を行っている医院でしたらしっかり上下左右4番をバランス良く噛ませてくださる又は制作してくださる医院でしたら起きない状態です。 (ちなみに自然な状態で天然歯67番だけが当たっている方はそれほど症状はでないようです)
レオさんの場合術後顎位が不安定のまま、67番がいつ頃からその様な状態なのかわかりませんが長い間レジンスプリント、ナイトガード等の治療が行われていたようです。

ちょっとした質問のつもりが長文となってしまいました。レオさん上記四つほど答えられることだけでもいいですので情報お願いします。


[558] 好奇心から 投稿者:レオ 投稿日:2003/10/10(Fri) 19:12

素人が、医学的なことに触れすぎると、ある種の危険がはらむ恐れがあると思うのですが、(そもそも、触れることができるといったら、先生方に失礼ですね)、長年のDr.ショッピングで色々な先生方の意見をエッセンスのみですが、聞くことができました。

「顎位」=
これは、上下顎の位置関係のことですね。そのなかには、大まかに下顎位と相補下顎位があり、広義な概念ということだと認識しております。細かく分ければ、下顎安静位・筋肉位・顆頭位・咬合位さまざまあり、「顎位」といったときに何を指すかは、また、顎位を決めるとは、先生方によって、どの顎位なのか、知る由もありません。

「咬合」=
この概念にも、イトチン先生の言う、ミューチュアリープロテクティッドオクルージョン Dr.k先生の「ストッパーとしての咬合」(両先生違いましたらすいません) その他にも「正常咬合」の中でも様々な概念があるのだと、感じております。

さて、以前私のお世話になった先生の言葉を借りれば「大事なのは顎位だ。咬合付与は技術があればあとから、どうにでもなる」といった言葉が、今だ頭に焼き付いております。
「その顎位も、咬合と関節が切り離されていないときには、決定も比較的容易だ。そもそも、大体の患者さんは大幅にずれていることはない」
と・・・が、「あなた=レオ」の場合は別だと。

「咬合」ありきなのでしょうか?「顎位」ありきなのでしょうか?それとも「同時」なのでしょうか?先生により様々なのですね。多分。

私自身のこととは別に、一患者のちょっとした疑問でした。

「咀嚼筋を手なずける」は今まで聞いていたようで、ダイレクトに私の心に届いておりませんでした。

イトチン先生と、会話させていただくことで、直接私自身のこととして認識でき、一抹の光がさしました。
最終的には「咬合」とおっしゃっていましたが、まだまだ、私には遠い道のりのようです。

が、現場で動きながらがんばる、所存です。

この病には「総論」なし、「各論」ありで、誠にもって治療上も患者として何を選択したらいいのか、厄介な病ですが。
逆に考えれば、無数の選択肢があるわけです。

青い鳥を探すがごとく、Dr.ショッピングで人生を終えるのは誠に、もったいないですが。希望は捨ててはいけないと思います。


[557] こんばんは 投稿者:レオ 投稿日:2003/10/10(Fri) 00:07

 イトチン先生

食いしばりをやめて、4日目です。なかなか辛いものがあります。が、あきらめず、続けます。

先生、補綴者先生、DR.K先生のディスカッションを何度も、拝見しております。

また、質問させてください。まとまったら、書込みいたします。


[556] レオさん2 投稿者:イトチン 投稿日:2003/10/09(Thu) 17:31

レオさんへ
いつも言葉が足りず申し訳ありません。
私としては、こと顎関節症に対する治療のアプローチにおいては、いわゆる最新の機器からの情報をナビゲーターとすることに関しては賛成できません。顎関節症以外の治療技術に関しては様々な技術薬剤等が開発されていると思っています。
また、顎関節症における最新の機器が開発されたということも聞き及んでおりませんので、あくまでも患者さん自身がナビゲーター役であると思っています。
さて、顎関節のリラックスする位置についてのご指摘ですが、とくに“現時点での”ということが強調されます。すなわち、私の理論でも申し上げましたが最終的な目的地は常に動き回っており定位置を持たないということが前提となっています。したがって、可能な限りその位置に近づく努力が常にはらわれていなければなりません。したがって、現時点での顎関節に限ったリラックスする位置というきわめて限定的な位置であれば即座に決定することが出来るということです。もちろんそれは患者さんからの情報により決定されるということです。この情報に関しては様々な医学的な観点や整体的な要件、精神状態、健康状態等それぞれの専門の方々のアプローチがあろうかとは存じますが。
その位置において両側顎関節からの情報がインプットされ、歯根膜からの情報、咀嚼筋群からの情報、また、私の理論で述べましたがその他非常にたくさんの様々な情報がその都度複雑に絡み合い求める位置が決定されていくということです。そしてひとたび歯車がかみ合えば目的地に向かってまっしぐらに進むことが出来るのです。したがってまっしぐらに進む過程においてその位置はあらゆる場所に位置を変えそれに対応した調整が必要であるということになります。
ここで問題にしなければならないことがあります。
それは下顎の骨体は弾性体であるということです。咀嚼筋群は想像を絶する破壊力を発揮するためあらゆる早期接触を探り出そうと下顎骨骨体を変形させてまで早期接触を無理やりに探り出す行為をおこなうということです。その行為によって関節窩に破壊的な外力が加わったり円盤を損傷したり咬筋のロックが起こるのです。ですからスプリントの調整はきわめて予測的にあらゆる咀嚼筋群の活動を念頭に入れて調整されなければなりません。とにかく歯科臨床の予測をはるかに超えた破壊活動がおこなわれるということを常に認識しなければなりません。これに関しても患者さんからの情報伝達が必須となります。私の個人的見解として暫定的な中心咬合位を求めることはもちろん大切ですが何にもまして重点的に対応されなければならないことは下顎の偏心位における早期接触へのデリケートなそして神経質なほどの対応であると信じています。それができなければこのプロジェクトは成功しませんしそれが出来さえすれば本当に自動的に解決に向かって粛々とプロジェクトが進行するということです。ですからそのようなデリケートなスプリントは一つしか製作できないのではないのでしょうか。
就寝時の体位についてですがやはり覚醒時の咀嚼筋群の制御がマスターできればまっすぐ仰臥することが可能であると思っていますしそうすることによってさらに咀嚼筋群の安定が図れるのではと思っています。その時点においても上下の歯牙の接触を極力避ける努力が求められます。以上の事柄を患者さん自身が理解いただければどこの歯科医院でスプリントを製作されてもいいと思っています。
言葉が足りず私の真意をお伝えできないことを承知で申し上げますが意識下での咬合位はどうでもいいのではないか(気持ち悪さの軽減も咀嚼筋群の制御をマスターすればさしあたって咬合位は問題なかろうと思います)(最終的には問題となりますが)いま本当に困っている辛い思いを一人で孤独に耐えているであろう方々には無意識下での咀嚼筋群の制御を如何におこなうかのみにターゲットを絞ってまず目の前の敵を蹴散らしその上で計画的に目的を遂行し勝利を収める。そのようなロードマップが一番の近道であると思っています。


[555] 具現化の方法 投稿者:レオ 投稿日:2003/10/09(Thu) 13:15

 イトチン先生 

遅い時間にもかかわらず、返信、誠にありがとうございました。

お忙しいところ申し訳ありませんが、もう少しお付き合い願えますか。素直な気持ちで質問させていただきたいのです。

今の、この関節の位置でも、改善される可能性があるとわかり、ジンべエ先生・他の先生の意見とあわせて、希望が見えてまいりました。私としても、本音を言うと、手術はやりたくなかったのです。この位置を意識的に、受容していきます。潜在意識にも働きかけます。

が、意識でなく「体側」の受容=気持ち悪さの軽減は、パラドキシカルですが、「咀嚼筋の顎口径への破壊活動を極力押さえる」、ことで、はじめて、受容できるのですね?

さて、思い込みとは怖いもので、食いしばって、仮の顎位を保持しようと、そちらのほうが気持ちがいいのだと思っておりましたが、先生の歯根膜受容器の話で、恐ろしさがわかりました。今、がんばってやめているところです。
起きている間の、努力はそれで行います。

次にスプリントですが
>1) 両側の顎関節が今現在において極めてリラックスする位置であること
ですからこの位置は即座に決まるハズです。どこかに誘導するという位置ではありません。

歯科医選びは「トライアルアンドエラー」ですね。いや「トライアルアンドトライアル」でしょうか。

即座に決まるのですか!?「トライアルアンドエラー」でないのですね。術後、スプリント・ナイトガード数々試しましたが、また、誠に気分の悪い、関節位置。でもきわめてリラックスする位置が、脱臼していてもあるということなのですね。今だ一度も体験しておりませんでしたので、未知の世界です。が、飛び込んでいく勇気も必要ですね。

そこで先生のリラックスする位置とは、患者の体の感覚によるものから、判断されるのでしょうか?最初の先生の書き込みの「最新の機器」による、のでしょうか?

>レオさんの6・7番だけしかあたらないというのは大変危険な状態です

決して良い状態でないことは、分かっておりましたが、危険なのですか。身の引き締まる思いです。

これまでも、それを補正するためのナイトガードを作っていただきましたが、確かに、両側当たるようにはなりましたが、そのうえでクレンチングが治らず、歯の沈下が心配なのと気分の悪さで、やめてしまいました。今は、噛み合わせの気持ちの悪さから、仰向けで寝ることができませんので、左半身を下にして、噛めない左側をまがりなりにも噛める状態で寝ております。

また、私は下記上記にも書きましたが、術後の筋のひきつれで、デュアルバイトがあり、特に寝たときには片噛みがひどくなります。起立時と仰臥時とひとつのスプリントでは、間に合わないので、もう一度ナイトガード的なものをまずは、優先して作っていただこうかと思案中です。それでも改善されないなら、起立時のものもと。

では、質問とあわせて、これからの治療方針は上記でいいのか。先生のお考えをお聞かせ願えると、幸いに存じます。何度も申し訳ありません。が大変、有意義な時となりました。

追伸
大学病院の先生からも「あなたにとって、何か手を施すことがあれば、スプリントだろう、がそれをあなたに有意義なものとして作ってもらえるのは、大変難しいと思う その先生を見つけ出すことに時間を割くのであれば、ほかの事に目を向けたほうが良い」という言葉も頭の中でリフレインしております。先生の意見・と大学の先生の意見少し、異なりますが、「主体的」に意見も選択していこうと思います。


[554] レオさん 投稿者:イトチン 投稿日:2003/10/09(Thu) 02:15

レオさんへ
ご存知のとおり私は臨床家で、研究者ではありませんので「私の考え」の域からは越えられません。レオさんが私の話を読み、あくまでもご自身が主体性を持って決断、判断をなさっていただくようにお願いいたします。
私の理論を見ていただければご理解いただけると思いますがどのような状態であっても今現在の顎関節の位置関係と暴れ馬のごとくたけり狂った咀嚼筋群の調和をとることが出来ればすべて解決するという信念を持つことが希望をつなぎ硬く閉じた扉をこじ開けると私は確信しています。
今の関節の位置関係を自分自身で受け入れることは可能ですか。私はレオさんが今の完全脱臼しているであろう関節の位置関係を受け入れることが出来るならば手術の必要性はないのではと思います。あるいは今の症状が寛解した後手術をするかどうか選択する余裕が生じるかもしれないと考え今再手術されることはかなりのハイリスクであると思います。
さて、咬合状態と咀嚼筋群の関係、そしてそれらが引き起こす顎口腔系への破壊的作用を今現在自覚されている現症からそれらを手なずける方法を考察してみましょう。
私の理論でも申しましたが、まず、
(1) 咀嚼筋群の顎口腔系に及ぼす破壊的な活動が最小限に抑えられる下顎の上顎に対する位置関係を求めつづける。ということがまずはじめになされなければなりません。
一番安全な方法が、スプリントです。
しかし、ご存知のとおり不適切な咬合状態により破壊的な咀嚼筋活動が引き起こされいわゆる顎関節症が誘発され辛い症状に悩まされるということが必ず念頭におかれなければなりませんから、いわゆる顎関節症の症状を絶対に悪化させない正しく調整されたスプリントが製作されなければならないということがとくに強調されます。正しく調整されないスプリントは絶対に装着してはなりません。
正しく調整されたスプリントとは
1) 両側の顎関節が今現在において極めてリラックスする位置であること
ですからこの位置は即座に決まるハズです。どこかに誘導するという位置ではありません。
2) スプリントによって得られる上下の咬合関係はミューチュアリープロテクティッドオクルージョン
ナソロジーが1964年に提唱しました天然歯の理想的な咬合様式で私はこの言葉を本当にいとおしいくらいに素敵な言葉であると思いここであえて使わせていただきます。
ミューチュアリープロテクティッドオクルージョンとは、相互に保護しあう咬合様式といった意味でしょうか。ナソロジーでは咬頭嵌合位では臼歯が前歯を保護し、下顎の前方運動では切歯が犬歯と臼歯を保護し、側方運動では犬歯が切歯と臼歯を保護する咬合様式ということです。私はさらに、臼歯が顎関節を保護し、前歯が咀嚼筋群を保護し、犬歯が顎口腔系をすべて保護すると付け加えたいと思います。
以上二つの要件が備わっているスプリントを装着し正しい下顎の位置を求めていく。
レオさんの6・7番だけしかあたらないというのは大変危険な状態です。私の経験上、後方臼歯の早期接触はきわめて強大な歯根膜受容器の咬筋への活動刺激を誘発します。そして、それにより下顎頭による側頭骨の関節窩への強大な物理的外力が加わり側頭骨関節窩錐体鼓室裂を通じ内耳に多大な影響を与えると考えています。これによりはきけ、めまいも誘発されると個人的には考え臨床でもしばしば遭遇していますが、正式には関係があるという報告はありません。
(2) 咀嚼筋群を手なずける
何度も述べますが
食物咀嚼時以外の覚醒時の歯牙への咬合圧刺激を限りなくゼロにすることと絶対に無意識のくいしばり、歯ぎしりをしないと強く時分自身に言い聞かせること、そして、咀嚼筋緊張を解くための下顎の運動を行う。ということがすべての解決につながるはずです。

以上2点を実行されることをおすすめします。


[553] 下記乱文 投稿者:レオ 投稿日:2003/10/08(Wed) 10:47

すいません。


[552] 診断・症状 等 投稿者:レオ 投稿日:2003/10/08(Wed) 10:44

イトチン先生 お心遣いありがとうございます。
他の先生もご意見だけでも助けて下さると幸いです。以前にも書きましたが、再度記させていただきます。また、他の方の治療の参考に活かしていただくと、幸いです。ヒストリーの上で若干の間違いあるやもしれません。

■治療履歴
 ・28年ほど前にチンキャップにて、下顎前突を治した。
 ・カリエスにて上下顎14本のインレー、クラウン(うち  上顎右1番は保険の差し歯、これは5年前ほどの外傷に   て 下記の手術云々とは、全く関係ない外傷です)あ   り。
 ・26年前に外傷を負い、その際、右下顎が骨折した可能  性大。それがために、右下顎が内側に倒れこみ、成長し  た。
 ・上下顎8番19年前に抜歯
 ・16年前、関節鏡検査両側、「1抜歯、「23コルチ   コトミー
 ・13年前 右下顎矢状分割術、オトガイ形成術、右下顎  4〜7までの、顎部分を垂直に起こした。(上記の倒れ  こみの解消)
      一度目の分割術は骨のつきが悪かったため、2      週間後ほど後に、再度矢状分割および骨をハイ      ドロキシアパタイトにて再生(?) 

■診断(様々な病院の共通の意見と独自な意見が入り混じっ ています・主に形態について)
13年前の下顎枝分割術の不具合で、(切断する部位が多分5ミリほど高すぎたがため)
 ・手術した右側のみ、下顎頭が前方内側に移動した。
  結果として、右側のみ結節超えている。
 ・筋突起もそのとき、切断されてるが、今は(「今の今   の」CTはないですが、6年半前に映しました、上記も6  年半前ですが、今のオルソでも当たり前といえば当たり  前ですが、結節超えております)多分再生されてるだろ  う。再生されていなくとも問題なし。
 ・下顎1番抜歯されて、(のためか?)正中は4ミリ左に  ずれている。そのずれについても、非可逆的方法で 手  をつけないほうがいいとのこと。
 ・筋のひきつれ(翼突筋の?)による二態咬合あり。
  起立時は仮にも噛める。寝た時は手術した側に下顎がず  れ6・7番(だけ?)しかあたらない。
  そのためか?夜間のクレンチングあり。が友人によると 「歯軋りしてた」と表現されたので、グラインディング、  タッピングの可能性もあり。

■症状
 ・右顎関節の「詰まった」感じ。咬筋部分のなんともの不  快感
 ・前方運動がないための、右側に偏位して開口するが為   の、違和感。顎運動の異常
 ・(仮の)正中での最大開口量2.8ミリ 偏位しての開  口3.8ミリ(複数の大学 の先生はこの数値で、開く  からいいでないかといわれます この形態でこの数値は  驚愕だと)
 ・後頭筋・頭板状筋、僧帽筋のこり。
 ・因果関係はわからぬが、眼精疲労・両視神経乳頭陥没  (目医者ではこれは治らぬが、眼精疲労は取れるだろう   とのこと)軽い白内障あり。
 ・体のだるさ。悪いときは、硬直した感じがしてだるい。
  良い時は、1日2ミリ×4のマイナートランキライザー (レキソタン)のサイドエフェクトにより、筋が弛緩して  半分心地よくだるい。しかし、夕方3、4時には薬がき  れ、気分悪くなる。そこで、追加して飲むこともあり。  結果として2ミリ×5は平均して飲んでいる。
 ・抑うつ感・不安感・対人恐怖症(視線恐怖)
  特に対人恐怖については、顎の気持ち悪さを解消するが  ための、首の回転運動・口に手を突っ込んでの、ロック  解除が、人とあっている時はできないためも、あると感  じております。
 ・精神科にも通っていますが、レセプト病名は「強迫神経  症」です。違う大学病院では、強迫性人格障害とつけら  れたこともあり。が、顕著な強迫観念・強迫行動はあり  ません。ただ、昔から物事へのこだわりは「気質」とし  てあったようです。ですので、「執着気質」「強迫的」  といわれてもそれはそれで、受け入れております。

■手術後の主な治療歴
 6年前
 下顎に確か?4から6への左右独立のミニスプリント
 これは、少し気持ちよかった。が薄すぎてよく割れまし  た。また、起立時、仰臥時の顎位のずれがあり、どちらに あわせるべきか、多分先生も迷われ、私、先生どちらとも なく「やはり、再手術だ」といわれ。治療中断。

 現在、正中誘導の、スプリント厚さ3ミリ程度のレジン製  を気分の悪いとき、につけていますが、効果は今ひとつで す。

 自分では、ウォーキング気分の悪いときの、首のストレッ チが主なケアです。

 では、長文すいません。ありがとうございました。


[551] Dr.Kさんへ咀嚼筋活動制御 投稿者:イトチン 投稿日:2003/10/08(Wed) 01:42

Dr.Kさん
ご質問ありがとうございます。
質問にお答えするということで議論が深まり新たな認識が生まれいつかは真実に触れることが出来ると心から願っています。
“ブラキシズムは通常無意識のうちに上下の歯を強く噛みしめたりすり合わせたりする動作を言うが、顎筋の収縮により生じるものであり、睡眠中だけでなく覚醒時にも起こるごく日常的な動作である・・・。これはヒトだけでなく動物にもみられ一種の生理的動作と考えられている”“ブラキシズムは無意識下で顎筋が収縮する動作であると述べたがこれがどのようなメカニズムで生じるのかは、いまだ解明されていない”“自由行動時、睡眠時では全例に接触が認められた”藍稔,馬場一美(1998)ブラキシズムわかっていること、わからないこと.the Quintessence YEAR BOOK 157-164
“夜間睡眠時の両側咬筋筋活動のうち・・・・・・正常者でも一晩に10分前後、また自覚的、他覚的に歯ぎしりが認められるものでは約40分間に及ぶことが明らかになっている。”小林義典(1992)Occlusion and the Function of Automatic Nervous System咬合の生涯維持 142-152
“モルモットの前歯部に咬合挙上板をつけると臼歯部に空隙ができるが、1〜数週間以内に臼歯の挺出によって再び咬合することが報告されている”“本来は挺出しうるにもかかわらず、ある一定の顎間距離を保つように歯の長さが調節されているのは、歯の萠出力に見合った機能的な力が働いて萠出力に対抗するためであろう 森本俊文(1992)咬合を生理学的視点でとらえると 生理的咬合へのアプローチ 17-26
“モルモットの下顎切歯に咬合挙上板を装着して前方臼歯部で咬合高径が約1mmと3mm高くなるように咬合挙上板を調節した。ほぼ1週間のうちにこの空隙は臼歯の挺出により埋められる。しかし、前歯部の咬合挙上板をはずすと、直ちに、おそらくは歯ぎしりにより咬合高径は低められ、数日から1週間のうちに正常な対照動物とほぼ同じ咬合高径の成長変化をたどる”森本俊文(1992)咬合高径の生理的背景と意義 臨床家のための咬合を考える 28-39
様々な文献によっても私自身の経験からもすべてのヒトは歯ぎしり、くいしばりをしており、すべてのヒトが顎関節症を起こす素因を有していると考えています。また、論文によれば動物にも日常的に発現しているようです。少なくともモルモットの臼歯は挺出するようです。
動物の種による食性や顎口腔形態の違い歯種の違いにより機能時の歯牙の動態、歯根膜受容器の応答性そして咀嚼筋群への受容応答、顎関節の可動性が異なり種々の動物実験からの結果を人に直接当てはめることは出来ません。しかし、歯根膜と咬合との関連を十分念頭に入れ歯根膜感覚と咀嚼筋の関係を極限にまで追求していく姿勢こそ必要であると考えています。
私としましては、やはり、歯根膜への刺激が、中枢系か局所系かあるいは別のまったく解明されていない機構によってなのか、いずれにしてもどこかに鮮明に記憶として刷り込まれておりまた、咀嚼筋群にも何らかの形で筋力バーストの記憶が保持されているのではと思っています。ですから、この記憶を顎口腔系に残さないためにも覚醒時の歯牙接触を極力避けなければならないと考えています。
咬筋歯根膜反射は1971年にGoldbergがヒト臼歯部に軽く木片をかませた状態で上顎切歯を叩打すると一過性の活動増強が咬筋に起こることをみいだしたのですが、歯に加わる刺激の強さと方向、さらには閉口筋のあらかじめの活動状態によって引き起こされる顎反射は変化することが解明されています。さらに歯根膜機械受容器に加わる力の加速度が咀嚼筋への効果を決定する重要な要素であることがわかってきたようです。とくに歯根膜に加わる力の増加がゆっくりである時には歯根膜からの指令は咀嚼筋に対して促進的興奮性に作用するということであり、その作用からもわたしは患者さんに意識下において噛みしめる動作は咀嚼筋群に対しては促進的な作用を与えるために絶対に避けなければならないと考えています。

レオさんへ
途中ですいません。
お辛い様子に申し訳なく是非希望を失わず頑張っていただきたいとそれだけを願っています。
脱臼は両側ですか。完全に脱臼して結節を超えていらっしゃると拝察しますが診断はどのようになされたのでしょうか。


[550] ジンべエ先生へ 投稿者:レオ 投稿日:2003/10/07(Tue) 19:17

先日はお忙しいところありがとうございました。

プライドも何もかなぐり捨ててお聞きしたほうがよさそうです。特許的なこと守秘義務に抵触することなら、お答えいただかなくとも結構です。

一部、また、私のプライバシー前置き長くなります。

実は、地元の口腔外科にアポとっていたので、手術の最終オピニオン聞いてまいりました。

結論的には「手術無理」ということでした。私としてはそこまでの意見で、結構だったのですが、それを通り抜けて、「何も手をつけるな!」と今回はかなり厳しく言われました。
咬合も、関節も・・・
「もう貴方の体は、どうあがいても治らない、折り合いつけていくしかない。今の薬物療法は立派な治療だ」「あなたのは、もう既存で言うところの顎関節症とは言わない。口のこと、不定愁訴、辛いのはわかる、今まで悔しかった気持ちも、憎しみもわかる、しかし、それで人生終わってしまうぞ」と・・・ある意味、厳粛に受け止めねばとは思いました。

がジンべエさんの咀嚼筋活動云々が気になりましたので、お尋ねしたく筆をとりました。

>咀嚼筋群の運動の適正化による治療のほうが有効ではないかと思います。

どのように、働きかけるのでしょうか?やはり「装置」でしょうか?

>顎関節が脱臼した状態でのみ不定愁訴が消失するケースもありました

その方は、私のような「陳旧性脱臼」ですか?「習慣性脱臼」ですか?
ここでいう脱臼とは比喩でなく、結節超えてらっしゃるということなのですよね?
いずれにしろ、脱臼のまま、不定愁訴が消えた ということに興味をもちました。

下記のイトチンさんの 意識的に起きてる間は食いしばりをやめる という強い信念も必要だと再確認しました。
治っても治らなくてもどうあがいたって、まだ生きねばなりませんからね!負けないですよ!

すいません、今日の今日のことで少し混乱しておりますが。理性はまだあります。

では、お話の流れを一時ストップさせてしまったら、すいませんでした。


[548] イトチンさんへ 咀嚼筋活動抑制 投稿者:Dr.K 投稿日:2003/10/06(Mon) 00:59

こんにちは
ごめんなさい。また質問なのですが、もし時間があるときにでもレスください。

>この挺出という現象に対抗するために歯ぎしりとくいしばりという行為が人に与えられていると考えている
歯軋り・食いしばりは咬筋歯根膜反射などの破綻から起こる筋肉の過緊張が起こしているものと理解しているのですがどうでしょうか?  もし挺出に対して起こるものであるならば全ての人に起きていなければいけないような気がするのですが・・。  歯軋り・食いしばりをする人としない人の違いは何でしょうか?

>げっ歯類
草食動物ですので、系統発生学的に犬歯がありません。絶えず挺出すると言うのは切歯の部分であると思うのですが、臼歯にも同じようにあるのでしょうか? 人間は雑食なので犬歯が後から萌出するのですが、臼歯をもたない肉食の動物も同じようにあると考えているのでしょうか?

>歯根膜受容器のセンシティビティーを上げないように意識的に極力上下の歯牙接触を避けるよう務める。これにより睡眠時のくいしばり歯ぎしりを抑える。
私の場合は逆に、うまく作動していない筋肉と歯との反射の関係を患者さんが行うの運動(リハビリ)により抑えています。積極的に噛む訓練(コツはあります)をすることで、もう一度反射機構を正常に働かせるようにして歯軋り・食いしばりを防いでいます。

http://www11.plala.or.jp/dent/


[547] 咀嚼筋活動制御について 投稿者:イトチン 投稿日:2003/10/05(Sun) 02:09

咀嚼筋活動の制御とは
咀嚼筋活動について二つの活動内容を理解します。
1 咀嚼活動
私たちが食事を楽しむ時、おいしさを認識する場合、味はもちろん見た目や匂いの情報のみならず、噛み応えに関しても重要な要件となる。私たちはするめや、豆腐、固焼き煎餅などそれぞれの硬さに応じて瞬時に対応し無意識にかみ分けている。また煎餅が粉砕されそのままの勢いで歯牙の接触をおこし歯が欠けるということは起こさないし、ご飯のなかの小石に気づかず小石を噛み砕いてしまうこともない。これらはまさに顎関節、咀嚼筋群、歯根膜受容器などからの情報を高度に統合する咀嚼筋制御機構が存在するからである。
しかし、一日における咀嚼時と嚥下時の正常な機能としての上下顎歯の接触時間は僅か10分前後でありそもそも通常の食事において破壊的な影響を及ぼすような咀嚼活動は起こさないと断定できる。
2 咬合高径調節活動あるいは、いわゆる咬合異常調節活動
げっ歯類のモルモットは歯が絶えず萠出しつづける動物であるが常に適切な咬合高径を保っている。実験によっても咬合高径を低くしても高くしても直ちに数日から一週間のあいだに正常な対照のモルモットとほぼ同じ咬合高径になる。人においても対合する上下の歯の一方を抜去すると残った歯が挺出してくることが臨床的に経験される。この挺出という現象に対抗するために歯ぎしりとくいしばりという行為が人に与えられていると考えている。そしてこの行為に特殊な条件が重なると顎口腔系に破壊的な影響を及ぼすものと考える。睡眠時のブラキシズムの実験から正常者でも一晩に10分前後、また自覚的、他覚的に歯ぎしりが認められるものでは40分におよぶ歯ぎしりがおこなわれていることが明らかとなっている。さらに、このときの咬合力は強くガムを噛む時の数倍から数十倍に及ぶ。
したがってこの咬合高径調節活動を制御することが重要であると考える。開口障害からはじまって咀嚼筋群の疼痛、顎関節疼痛、関節円盤転位、クリック、不定愁訴等々すべての症状の原因はこの調節活動による。調節活動が制御されれば非可逆的な治療をすることなくすべての症状を改善できると考える。
咀嚼筋活動を制御する具体的方法
患者さんは睡眠時のみならず起きている時も無意識にくいしばりをしている。それも破壊的な活動として。
起きているあいだは絶対にくいしばらないという強い信念を持つ。
歯根膜受容器のセンシティビティーを上げないように意識的に極力上下の歯牙接触を避けるよう務める。これにより睡眠時のくいしばり歯ぎしりを抑える。
咀嚼筋群の緊張を解くために下顎の運動を行う。
前後左右に下額をブランコのようにゆする。
口腔内に痛みとして認識する部位が存在する場合も決して舌で痛い部分を触らない。探さない。


[546] 無題 投稿者:Dr.K 投稿日:2003/10/04(Sat) 19:48

こんにちは

>歯科診断の根本である口腔内の分析、診断をし、それを他者(患者さん、スタッフ、技工士)にどの様に伝え、どの様に治療を進めているのでしょうか
>診断を下す時に役に立つ基準、精確な数字、言葉、法則、つまり伝え方がまとまってきたところです。

私まだまだ未熟者なので、勉強すべき事柄はたくさんあります。補綴者さんが言われている”診断の基準・数字・言葉・法則”は他の歯科医とあまり変わらないかもしれません。 ただ違うのは、同時に口腔外の要素を診査します。
顎関節症の患者さんも含め、全ての患者さんの筋触診を行います。 歯科ではあまり触診はやらないのですが、咀嚼筋・頭頸部の筋肉・時には足の裏やアキレス腱の張り具合などを見ていきます。たいていの場合には左右差、過緊張と弛緩している部分が出てきます。
ご存知の通りに下顎骨は顎関節を介することで左右フリーに動くことのできるまれな関節です。 そのため、体のねじれや重力により大きく変化してしまう部分でもあります。そこで、診断時には筋触診をし、それを元にある程度筋肉(膜)をシンメトリーのところに誘導して、顎位の筋肉による変位の要因をある程度取り除いてから、初めて口腔内の状態を見ていきます。

そのときに、その顎位の変化が筋肉(普段の生活から出るもの)によるものか、もしくは単純に口腔内の問題によるものなのか、またはそれ以外の体の他の部分によるものなのかを同時に判断しています。
口腔内に原因があるならば、その部分を治療すればいい状態を固定できます。  また、大きな補綴物でも同じように筋触診による診断をたえず行っていくことで生理的な範囲内、体の機能的に負担のかからない補綴物ができてきます。
もし口腔以外に問題があるならば、その部分を改善しなければいくら口腔内を調整しても症状が出てしまいます。

筋肉の左右差をとることでたいていの不定愁訴はその場で解消します。しかし、生活をすることでまた同じような症状が出てきます。ですからその症状をとめる(健康になる)には生活から改善しなければなりません。
それと同時に、歯牙は体の中で唯一さわれる硬組織です。安易に削ってしまえば当然体全体に不調をきたします。 普段の診療の中で一番気をつけている部分です。  逆に上手に復元していけば体をよりいっそう健康に維持させることができる鍵ともなります。

http://www11.plala.or.jp/dent/


[545] Dr.Kさんへ 投稿者:補綴者 投稿日:2003/10/03(Fri) 05:47

返答遅くなりました。
私の場合通常より6倍は遅いと思って下さい。
Dr.Kさんは以前の書き込みから、お口の中だけは無く患者さんの日常の姿勢、クセ等に気を配りながら臨床されている事は存じ上げております。
Dr.kさんは日頃、例えば多数歯欠損の場合、診断を下し、治療を施す時患者さんやスタッフ又補綴物を制作する人にどの様な言葉でどの様な方法で伝えているのでしょうか?
このサイトでは顎関節症の生の声が語られていますが、治療者の方がここに投稿する時は普遍的(どの分野にも誰にも通じる)説明でないと一方的、まとまりも進歩も無い投稿欄になるのでは思われます。
そこでイトチンさんへはその点(伝達方法)で中心位の事を触れさせていただきました。
                          Dr.Kさんは熟練、経験が必要とされている分野も取り入れて臨床されているようですので良かったら教えて下さい。従来からの入れ歯治療の熟達した医師は経験と勘で患者さんの顎位を判断し診断していた時代とは異なり、現在では口腔と身体との関わりから、より根本、基礎の見直しが必要とされています。歯科診断の根本である口腔内の分析、診断をし、それを他者(患者さん、スタッフ、技工士)にどの様に伝え、どの様に治療を進めているのでしょうか?
                           現時点において医科も含めて診断の主流は、ある時間範囲内における画像診断(電子の流れ、磁気の方向、電磁波の反応)筋肉、血管、神経の活動状態 や組織分析でありますが。歯科においてはまだ分析されていない分野 ローサイエンス、マクロ視野と呼べる、歯牙 歯槽骨 口腔内軟組織の分析についてまだまだやり残していることがたくさんあるようです。(例えば有歯牙歯列模型、多数歯欠損歯列模型、無歯顎模型の統一された模型制作の観察による比較形態分析)
私は7年この歯牙 歯槽骨 口腔内軟組織の分析、考察をおこなってきてやっと最近診断を下す時に役に立つ基準、精確な数字、言葉、法則、つまり伝え方がまとまってきたところです。                         

この基礎をしつかりふまえた上で、問いにもあった顎位と筋肉とのかかわり、又精神作用、無意識での状態、自律神経バランス、身体左右アンバランスのクセ、加齢による姿勢変化等理解する事によってよりわかりやすくなると思っています。                         


[544] Dr.Kさんへ 投稿者:イトチン 投稿日:2003/09/30(Tue) 00:38

Dr.Kさん
ご質問ありがとうございます。
確かに中心位という文言は補綴者さんへの回答の中でも申し上げましたが今の私の抱いているイメージとは別の意味合いになってしまうようです。
私は先人の築き上げた学問体系に敬意を表し使わせていただきましたが非礼であったと反省します。
私があらわしたかったのは“咀嚼筋群の顎口腔系に及ぼす破壊的な活動が最小限に抑えられる下顎の上顎に対する位置関係”ということです。そしてその位置は患者さんの精神状態、緊張度からはじまって顎関節の形態、関節を含む周囲組織の侵襲度および破壊の程度、残存歯と残存歯の歯根膜のセンシティビティー、咬頭嵌合位、偏心位の状態、そしてご指摘の咀嚼筋群における筋肉伸展の柔軟性、筋緊張亢進の程度、左右咀嚼筋のバランス、咀嚼筋の疼痛等々我々の思いつく限りそれ以上の複雑な相互関係により決定されかつ日々刻々と変化しているということです。そしてその位置を求めて術者と患者が共同作業をおこなうのです。ですからほんの僅かでもその位置に近づくことが出来その位置の存在を患者さん自身が信じることが出来た時、ひとたび歯車のかみ合う行為がおこなわれるやすべてが自動的に好転すると確信しているのです。そしてその歯車のかみ合う行為は患者さん自身による咀嚼筋活動の制御です。術者はいくらでも手を貸すことが出来ますがあくまでも主体は患者さんです。いずれにしましてもここにおいても術者は患者さんに対し身体的にも社会的にも経済的にも最小の負担で社会復帰が図れるよう最善の努力をしなければならないということと、そうすることが可能であることが強調されます。


[543] 補綴者さん イトチンさんへ 投稿者:Dr.K 投稿日:2003/09/29(Mon) 16:52

こんにちは

的外れな質問でしたらすみません。
いわゆる”中心位”についての議論がされていますが、機能解剖的に咬合開閉口路を見たときに、いわゆる”中心位”には顎関節頭は来ないと思うのですがどうなのでしょうか?

もう1つは、筋肉(咀嚼筋郡とその周りの筋膜を含めて)と顎位のかかわりに対してはどのように考えておられるのでしょうか?

http://www11.plala.or.jp/dent/


[542] 補綴者さんへ 投稿者:イトチン 投稿日:2003/09/28(Sun) 22:01

お返事をいただきありがとうございます。
私たちは何も知らない」私の診療の原点は常にここにあります。補綴者さんのおっしゃるとおり、目の前の患者さんに対して我々は何も知らないのです。医療従事者は多くの患者さんと先人たちの不断の努力によって築き上げられた臨床医学と自身の過去の経験そして最新の医療技術医療機器から得られる情報を頼りに未知の事柄に勇気を振り絞って一歩を踏み出すのです。医療はまさにオーダーメイドでありその患者さんにしか通用しないのです。過去の経験と現在得られるすべての情報を慎重に吟味して患者さんに医療を提供しますがそれらを分別なく目の前の患者さんに適応することは絶対にしてはいけないのです。医療の原点こそそこにあるのです。
私の知る限りいわゆる顎関節症に対する非可逆的なアプローチは術者がすべてを知っているという姿勢であると断言します。そしてその非可逆的なアプローチが花子さんのおっしゃる多くのとんでもないおもいをしている患者さんを作り出してしまっていると確信しているのです。
1 我々歯科医療従事者は、歯科医師が患者さんに対しいわゆる顎関節症との診断を下した場合その患者さんに対し身体的にも社会的にも経済的にも最小の負担で社会復帰が図れるよう最善の努力をしなければならない。またそうすることが可能である。
参考 “どのTMD症状にも有効な唯一の治療法というのは現時点では存在しないのに対し、保存的治療法の多くは患者に害を与えることなく少なくとも一時的には症状を改善させることが可能である”
Charles S Greene et al訳)井川雅子(2001)TMDとサイエンス 批判者たちへの返答.the Quintessence.20.44-47
2 私はいわゆる顎関節症という病態は高度に制御された咀嚼機構のバグによって生じる咀嚼筋群の顎口腔系への破壊的活動と断定しそれらは患者さん自身により制御可能であると考えています。
3 大切な人生をかけて築き上げられた咬合と顎関節そして咀嚼筋群との関係が破壊された患者さんに対して
確かに中心位という文言は過去の歴史を鑑み適切さを欠くという観は否めません。そのうえでなんとか私のイメージが皆さんに伝わることを願いますが、いずれにしても言葉の意味が問題ではなく真実は何かを求めつづけることが唯一絶対のことであると断言します。
真実は破壊的な咀嚼筋活動を制御することです。私の言う中心位は真実をつかむためのガイド役なのです。
そしてどんなに顎関節、咬合、咀嚼筋群の関係が破壊されようと真実をつかむことが可能でありそれは術者と患者との高度に連携された共同作業においてのみ可能であるということです。ここにおいても、術者は患者さんに対し身体的にも社会的にも経済的にも最小の負担で社会復帰が図れるよう最善の努力をしなければならないということと、そうすることが可能であることがつけくわえられます。


[541] No538 .540イトチンさんの感想 投稿者:補綴者 投稿日:2003/09/26(Fri) 06:20

歯科従業者として仕事への意気込みを感じる投稿でしたがいくつかひっかかるところがありましたので送らせていただきます。
イトチンさんの話の中心である「中心位」についてですが、わかりやすく言いますと「咬頭嵌合位」いわゆるご自身の上の歯列と下の歯列の形態の一番咬みいい位置 とは 別に咬む位置 (日常別の所を咬む、無意識に別の所を咬む)について歯科業界で便宜的に使われている[用語]です。
定義については説明されてあるように歯科業ではいまだ統一されていません。
イトチンさんは自ら、「中心位」について その位置は常に動いていると考えている、すべての人々において常に中心位と咬頭嵌合位にずれが発現、神のみが知り人間にはある範囲の許容が与えられ一定の条件のもとにおいてのみ....等書かれています。
歯科の業界、雑誌でよく使われ便宜的には問題無いと思いますが いざ治療時 顎関節症以外の普通の治療時もそうですが、診断を下す時このようなあいまいな「咬頭嵌合位とは別の常に変化している位置」を示す用語は使用できません。
診断の判断要素としての「用語」として他の専門科と意見交換のできる科学的言い方ではありません。        ただし歯科業の方向けでしたら普通に使用されている「用語」です。
しかし患者さん、治療初期の方 歯科医源顎関節症の方向けにしてもあいまいですし、毎日真摯に治療をされている先生方もあまり使われていない「用語」と思います。
顎関節症が歯科業内で広がり始めておよそ10年ですが、その頃から毎日患者さんの一つの治療も疎かにできずコツコツやってきた先生方でしたら。「咬頭嵌合位」から1mm真っすく゛後方に後退する方、2mmまっすぐ後方に後退する方、3mm真っすぐ後退する方、1mm右横に動かす方、2mm、3mm、1mm左横に動かす方、2mm、3mm、1mm右後方に動かす方、2mm、3mm、1mm左後方に動かす方、「咬頭嵌合位」がしっかり安定している方等の 右上顎歯槽骨及び歯列の高さ位置形態 左上顎歯槽骨及び歯列の高さ位置形態 右下顎歯槽骨及び歯列の高さ位置形態 左下顎歯槽骨及び歯列の高さ位置形態についておおよその標準数値を出すことができる位にはなっています。 結果 診断要素として歯芽形態一つ一つ特徴も加えて「咬頭嵌合位」からの偏位の方向又「咬頭嵌合位」がしっかり安定している方のおおよその特徴もつかめている段階ではないでしょうか 。これは基礎でありますので、口腔内特有の骨変形と骨に付着する軟組織部の特徴も顎診断の要素になります。
                           これらの事はまだ学問と呼べるほど科学的過程をふんでいませんが日夜、、解剖学、生理学、人類学、遺伝学、発生学、系統発生学、比較解剖学、分子生物学等学びながら臨床を行っている時間もない方に代わってお送りしたものです。
以上「中心位」という「用語」についての情報です。
                           「術者と患者の信頼関係か高度に保たれている時だけが人間に中心位を決定する権利が与えられると思っている」と言っています。「正しい噛み合わせは存在するのかとと問われた時、私は顎関節症を起こさない噛み合わせは存在しないと断言する。」と言っています。「たとえ見果てぬ夢であったとしても確固たる意志をもって中心位を求める旅を患者さんと一心同体となって続けなければならないのだと思います。全身全霊をかけてです。」と言っています。患者さんから高度な信頼関係とを得た時に治療者側として自分自身への自身信頼があるということを言っています。

私は分からないことについてはわからないまま仕事としてやってはいけないと思い固着性の補綴物は殆ど制作していませんでしたし、一緒に仕事をしている先生方もそうです。
イトチンさんがどの様に臨床されてきたのか気になるところです。


[540] 花子さんへ 投稿者:イトチン 投稿日:2003/09/25(Thu) 17:45

ご返答いただきありがとうございます。
自分でも冷徹な文章でつらい思いをしていらっしゃる方々に不安と悲しみを感じさせたのではと反省しています。
しかし、私としてはこの十数年の歯科医療の動きをみて、いわゆる顎関節症の患者の皆さんにこれほど大変なことがおきていることをまったく知らなかった自分が情けなく自分の考えてきたことをまとめ、文章にし、とにかくここのサイトで公表したいという無鉄砲さで後先を考えずにアップしてしまいました。つらい思いをされた方々には心からお詫びいたします。
私が大学を卒業した次の年、1984年に出版された咬合を特集した雑誌から私の考えの出発点はあり自分自身としては1988年からはこの考えに大きなぶれはありません。
ご質問の件につきましてですが、NIHの考えは、とにかくアメリカにかかわらずどこの国においても噛み合わせをいじることによってTMDに対応することが可能であるという考えを持つ歯科医療従事者が出現することを食い止めることははなはだ難しい。ということではないのでしょうか。そしておっしゃるとおりその考え(噛み合わせを調整することによってTMDに対応できる)に基づき治療(治療という言葉がふさわしいか)を受けた結果とんでもないことが起きつらい思いをしている人々が多数いるという事実が歴然として存在している、という事をまず問題にしなければならなかったのだと思います。NIHの本意。これ以上不幸な顎関節症患者さんを増やさない。これが何にもまして求められることであるとの決意を私は強く感じます。ですから非可逆的なアプローチにかたくななまでに拒否をする姿勢を貫くのだと思いますし私もその姿勢に全面的に賛意を示したいと思っているのです。しかしこの複雑な情報社会において様々なストレスがいやおうなく人々を襲うのも事実です。それらの要件に答えるために咬合をいじることも多々あろうかと思います。それに関してはNIHも言及しているわけではありません。ただ、TMDに関してのみの見解であると私は思っています。
「私の考え」で述べさせていただきましたが、歯科医療従事者はTMDに対する治療は咀嚼筋の過緊張への対応しかしてはならないと考えています。咀嚼筋、特に咬筋は他の骨格筋とはまったく違った神経回路を持ち神の領域にまで高められた運動制御機構に対して人間の手を下せるところなどたかが知れているとおもいます。また、人が生まれてから作り上げられてきた関節の形態はまさにその人の噛み合わせそしてその人の人生、あるいは生き様そのものを写し出しているのです。ですから一介の人間がそのことに対してアプローチすることさえ畏れ多いことであるとおもいます。では、今現実問題として本当につらい思い、大変な不快症状を一身にかかえ一人で孤独に耐え続けているであろう患者さんに対してはどのように我々歯科医療従事者の責任としてアプローチをしなければならないか。
人が人生をかけ作り上げてきた噛みあわせそして関節に人の手が加えられ今まで作り上げてきた噛みあわせと関節、そして筋肉との関係がずたずたに分断され破壊されてしまった患者さんに対してはいかなるアプローチをしなければならないか。ここにメスを入れない限り歯科医療の進歩はないと思いますし歯科医療そのものの存在が問われるべきであると私は確信しています。
わたしは出来うる限りの方策を尽くし咀嚼筋の過緊張をとること。それしかないと思っています。そして咀嚼筋の過緊張をとるための一つの方法として中心位を求めつづける。「私の考え」で述べたとおり中心位は常に動いています。ですからたとえ見果てぬ夢であったとしても確固たる意思をもって中心位を求める旅を患者さんと一心同体となって続けなければならないのだと思います。全身全霊をかけてです。この行為はまさに患者さんと歯科医療従事者がひとつとなりお互いのすべての情報を共有しお互いが出来うる限りの情報を収集し、確固たる信念をもって目的に向かって歩きつづける。そこでは非可逆的な処置もお互いの合意を持って施されるかもしれませんしすべて可逆的な処置のみがおこなわれるかもしれません。いずれにしろ患者、術者は完全に対等な立場で力を合わせ目的地に向かうのです。目的地は中心位です。逆説的であるかもしれませんが常に動いている中心位だからこそどんなに破壊された状態でも希望の光が見えるのではと私は解釈しています。


[539] イトチンさんへ  投稿者:花子 投稿日:2003/09/18(Thu) 22:22

長いお話しをありがとうございます。
なんとなくすごいですね。。
私なんかには むずかしくて よくわからないお話しもたくさんありますが、なんだか お話に力強さを感じました。
少し お聞きしたいことがあるのですが、よろしいでしょうか?
>アメリカの国立衛生保健局がおこなったカンファレンスで得られた結論・・ 以下の書き込みですが、
つまり AAOP(American Academy of OrofacialPain)が言っていることですよね?
>積極的な非可逆的アプローチは絶対にしてはならない。
この掲示板に来ている人達は この非可逆的なアプローチを受けてとんでもないことになってしまった人達も多いのですが、こういう人達はどういう治療を受けたらいいのでしょうか?
国立衛生保健局の考え方でいいのでしょうか? それとも
>非可逆的アプローチは患者さんとの絶対的な信頼関係があり特殊なケースでのみ可能であろう。
の特殊なケースになるのでしょうか? そうすると特殊なケースもけっこう多いような気がするんですが。
>いたずらに病因論、症状を列挙するのではなく、病因は咬頭嵌合位と中心位のずれによって引き起こされる閉口筋の過緊張に統一すべきである。
私もそんな気がしますが、だから 顎偏位症という病名のほうがいいと思うんですが、全身の不定愁訴はどうなんでしょう?
私の質問なんか変でしょうか? 先生のお話しをよく理解できてるのかどうか自分でもわかってないですが^^;;





[538] 私の理論 投稿者:イトチン 投稿日:2003/09/11(Thu) 18:56

いわゆる顎関節症という概念に対して日本においてここ10年ほどの間に患者さんにとって著しく不利益な状況が惹起されつつあると感じていた。とくに歯科医師過剰時代においていわゆる顎関節症によって引き起こされる全身症状を列記し、それらの対処を顎口腔系からアプローチすることの魅力に歯科医師としてすくなからず魅力を感じずには居れない衝動も理解していたが、しかし、学校検診において顎関節かみ合わせの異常を審査項目に加えるにいたり確実なものと確実でないものとの峻別を図らずして安易に顎関節症の概念を一人歩きさせ歯科医療提供者、需要者ともにいたずらに不安を与え、また患者さんに対しては非科学的な理論によって重篤な症状を引き起こす危険性があることの情報の少なさを看過できず、ここに微力ではあるが多くの人々にいわゆる顎関節症に対しての最重要事項をお知らせしたい。

1いわゆるかみ合わせが関係して不快な症状を惹起するか否か
世界最初の咬合器が1805年に発表されてから200年。1955年に発表されたスチュアート咬合器に至るまでそのときの社会状況、人々の歯科への期待と相まって必要な咬合論が提唱されその理論が咬合器に具現化されてきた。しかし、スチュアート咬合器以来新たな理論での咬合器の開発が見られないということはまさに咬合論は新たなステージに入ったと解釈可能であるとともに50年前の咬合論はつねに議論のベースにおかれなければならないと考える。
1中心位と咬頭嵌合位のずれ
中心位と咬頭嵌合位のずれ(前方、側方)
中心位における片側歯牙接触
中心位の概念は1921年にMcCollumがヒンジアキシスの存在を実証してから始まった。1926年、McCollumは Stallard、Stuartとともにカリフォルニアナソロジカルソサエティーを設立して世界の咬合学は、このグループによって牽引されるようになる。
中心位は時代の流れによっていくつかの異なった定義を経ていまだに定義の統一をみず、混乱の原因となっている。私は、中心位は確実に存在し、神のみが知り人間にはある範囲の許容が与えられ一定の条件のもとにおいてのみ神の代理を名乗れるがあくまで術者と患者の信頼関係が高度に保たれている時だけが人間に中心位を決定する権利が与えられると思っている。私は中心位とは上下顎が全身状態の一番リラックスした時まさに下顎が中心にあるときの下顎と上顎との位置関係であると考えている。それはその人の歯牙の残存状態から始まり左右顎関節の形態、咀嚼筋を含めた頭頚部の筋肉、骨格や健康状態、さらに個人の人生や生命の価値観にわたる広範囲な情報を総合的に分析して決定されなければならない。顎間距離についても個別の症例において様々な因子を総合的に分析して決定される。
@咬頭嵌合位と中心位のずれは顎関節の変位として認識される
A顎関節が変位すると歯根膜受容器、筋紡錘のみならず、両側の顎関節受容器が変位を感知しそれらから顎関節の変位を復位させる指令がでる
B復位させる指令は咀嚼筋のいずれかに左右不均衡を生じる
C閉口筋の筋紡錘からの求心性インパルスと歯根膜の機械的受容器からの求心性インパルスはともに閉口筋運動ニューロンに対して相乗的に促進性に作用していることが実験で確認されている。復位させる指令により持続的に閉口筋に緊張が強いられている場合中心位と咬頭嵌合位のずれによって生じる歯根膜の機械的受容器への刺激は筋紡錘からのインパルスとともに相乗的に筋緊張を一層強く亢進させ破壊的に顎口腔系に作用するものと考えられる
D咀嚼筋活動に左右差を認めるものは有意に顎口腔系に異常症状を認める
以上により私は咬頭嵌合位と中心位のずれが顎関節症と関連付けられると考えている。しかし、私は中心位は常に動いていると考えている。中心位の位置は数え切れない要因により決定されている。(年齢、精神心理学的要因、情動ストレス、生活習慣、季節変動、身体抵抗力、生活習慣、食生活習慣、食事内容その他考えつくすべての要因)したがってそれぞれの要因がわずかでも変化すれば自ずと中心位は大きく位置を変え一定の位置にとどまらず絶えず移動していると理解する。よって、すべての人々において常に中心位と中心咬合位のずれが発現しており、潜在的な顎関節症患者であると認識している。
また、臨床現場において日々多くの患者さんと接するとこの気持ちを一層強くしている。

 2咬合支持の欠如
臼歯部に咬合関係を失った場合また咬耗によって著しく顎間距離が減じた場合、そして長期使用により咬合高径が極端に低くなった時など残存歯または入れ歯の咬頭嵌合位と中心位のずれが生じ破壊的な筋緊張をひきおこす。これにより、筋の収縮による強大な圧力が関節円盤の破壊をひきおこし関節周辺組織や中耳に多大な影響を与える。

 3咬合干渉
作業側の干渉
非作業側の干渉
ともに干渉部位での歯根膜の機械的受容器への刺激となり筋緊張を増大させる
ナソロジーのフルバランスオクルージョンが主張されていた1934年に報告された非作業側の歯牙接触と顎関節症状には関連がないとする報告などを引用して咬合要因が顎関節症の病因ではないと主張する方もいる。しかし、こう主張しなければならない理由が存在するのかもしれない。逆は真ならずという言葉通り確かに咬合は顎関節症の病因ではあるが症状を惹起させる絶対的な病因ではなくまた咬合をいじることによって顎関節症を治癒させることはほとんど不可能(たまたま症状の軽快を見る可能性は十分あるが)であることを認識しない術者が誤った喧伝をし混乱を生じさせることは容易に想像がつきそれらを回避するための手段としてあえて咬合は無関係であると主張することもうなずける。不快症状を矯正によって治すという文言に触れた記憶があるが今の学校健診の顎関節スクリーニングははまさに咬合をいじることにより顎関節症を治癒させることが可能であると受け取られても反論は出来ない。学校健診における顎関節のスクリーニングは即座に中止すべきである。


2正しいかみ合わせは存在するのか否か

正しい噛みあわせは存在するのかと問われた時、わたしは顎関節症を起こさないかみ合わせは存在しないと断言する。すべての人が顎関節症を発症する可能性を持つ。そういった意味で言えば正しい噛みあわせはこの世に存在しない。したがって正しいかみあわせを求めて咬合治療の概念が確立されることは考えられない。しかし、顎関節症を起こしやすいかみ合わせも確実に存在する。けれども正しい噛みあわせが存在しない以上不可逆的な外科的療法、咬合治療、咬合再構成は存在理由が見出せない。
重要なことは顎関節症を未然に防ぐ、顎関節症を発症した時に如何に軽度の状態で回復させるか、そして一番大事なことは顎関節症を引き起こす原因を歯科治療によって作らないということである。


3学会で正式に認められている分類、症状は臨床の現場にあてはまるか否か

1996年日本学関節学会より顎関節症の疾患概念および分類に関しての考え方がまとめられた。それによると顎関節症は咀嚼筋の障害を主とするT型、関節包関節靭帯などの伸展捻挫を主とするU型、関節円盤の転位変性を主とするV型、顎関節の軟骨、骨の障害を主とするW型、TからWに該当しないX型の5型に分類されている。この中でV型に分類され顎関節内部に障害のあるものを顎関節内障といい顎関節症患者の6〜7割をしめている。ということである。まず、第一にこの分類は顎関節のみに重点をおき、臨床の現場で患者さんの口から発せられる生の声をまったく反映していないという問題点を挙げたい。少なくとも口が開かない、音がするという2点のみからの分類であることが容易に推測され、現場で遭遇する様々な仮面をかぶった痛み、不快症状にはまったく対応できない。またV型が顎関節症患者の6〜7割をしめているという判定は誤りであるといわざるをえない。咀嚼筋の疼痛から顎関節症の症状の考察を始めるべきでありそうであれば少なくともV型が顎関節症患者の6〜7割をしめていることはありえないはずである。その他の口腔内症状を呈する顎関節症はバラエティーに富んでおりかつ症例数も圧倒的に勝っているはずである。

1996年日本学関節学会は顎関節症の疾患概念として顎関節症とは顎関節や咀嚼筋の疼痛、関節雑音、開口障害ないし顎運動異常を主要症候とする慢性疾患郡の総括的診断名であり、その病態には咀嚼筋障害、関節包、靭帯障害、関節円盤障害、変形性関節症などが含まれているとある。日本顎関節学会の理事長は症状として額関節の痛み雑音、開口障害のほか耳鳴り肩こり腰痛などのようないわゆる不定愁訴でありさらには何らかの精神面での関与など多くの原因あるいは誘引となりうる因子が上げられる多因子性の疾患であるとのべている。この疾患概念、症状、病態の認識では、現に症状を呈している患者にとって不安をあおる以外なにものでもなくまた、関節雑音、開口障害、額運動異常があっても問題なく日常生活を営んでいる人々も多数存在する。
いたずらに病因論、症状を列挙するのではなく、病因は咬頭嵌合位と中心位のずれによって引き起こされる閉口筋の過緊張に統一すべきである。したがって、くいしばったときに障害が最小になるようなそしてくいしばる時間を減らすアドバイスおよびアプローチのみをすべきである。顎関節症の治療目的はただ一つ、苦しんでいる患者さんを出来るだけ早期に社会復帰させ生活の質を向上させることだけである。それ以上でも以下でもない。

4治療
AADR(American Association of Dental Reserch)はTMD(temporomandibular disorder側頭骨と下顎骨の不全症:顎関節症)患者の治療についてのコンセンサスのポイントをまとめScientific Information Statementとして公表した
臨床研究により得られた証拠に基づいて
1 TMDや関連する口腔顔面痛の鑑別診断は患者の病歴、臨床検査必要時には顎関節やその他の画像から得られる情報を採用することを推奨する。付加的な診断法(診断用医療器具など)は診断能を明示し、学術誌に掲載されておなじ研究者たちによる検閲を受けたデータに基づいて選択すべきである。将来科学的に証明される可能性のある診断用の検査は、敏感度と特異度をそれぞれ健常者とTMD群にわけて、またTMDの下位分類ごとに提示したものが有用であろう。科学的に有効性が証明されていない付加的な診断法や診断用機器を用いることは臨床家や患者にとって擬陽性や疑陰性の診断につながる危険性がある。
2 特別な、または正当化しうる適応がない限り治療は保存的・可逆的な方法を用いることを強く推奨する。どのTMD症状にも有効な唯一の治療法というのは現時点では存在しないのに対し保存的治療法の多くは患者に害を与えることなく少なくとも一時的には症状を改善させることが可能である。
私はいわゆる顎関節症の治療の手段として天然歯におけるかみ合わせの変更は最初に選択されるべきではないと考える。
アメリカの国立衛生保健局がおこなったカンファレンスで得られた結論を支持し以下に列挙する。(古谷野潔,市来利香,原田武洋(2003)臨床に役立つ咬合学の変遷月刊歯科技. 9. 1130-33 )
・咬合治療は不可逆性であり咬合治療の可逆的治療に対する優位性は科学的に証明されていない。したがって咬合治療は顎関節症の初期治療の最善の方法とは言いがたい
・修復処置の結果生じた咬合異常を検出しそれらを是正するための咬合の審査は必要である
・リポジショニングスプリントは非浸襲的であると思われるが咬合に不可逆的な変化をもたらす危険性がある
・疼痛や機能障害が長期化した顎関節症患者に対しても患者の咬合を永久的に変えるような咬合調整は避けるべきである
・矯正治療が顎関節症に罹患する危険性を減ずるという明らかなデータはない
・顎関節症の予防処置の有効性を保証する証拠は不十分である
・顎関節症の大規模な修復処置による治療は避けられねばならないことはとくに強調されねばならない

7歯科医療従事者としての姿勢
積極的な非可逆的アプローチは絶対にしてはならない
非可逆的アプローチは患者さんとの絶対的な信頼関係があり特殊なケースでのみ可能であろう


[537] Re[535] 2 投稿者:補綴者 投稿日:2003/08/21(Thu) 21:08

またお邪魔します

こちらのサイトではさまざまな症状の経歴10年以上の患者さんや、一生懸命治療にあたっている先生方がたくさん過去に語りあっています。
治療者側では整体業(筋肉、身体の左右アンバランス)の方々歯科業(口の中、顎位調整 微細な咬合調整)の方々が事細やかに語りつくしています。
こちらの過去ログと、それと同じサイトにある 顎関節症になってしまった人達の掲示板 の過去ログも参考にしてみてください(半日くらいかかってしまいますが)
10年以上の患者さんの経過と、現段階での各治療の限界が読みとれます。

がんばって


[536] Re[535]: ありがとうございます 投稿者:Dr.K 投稿日:2003/08/21(Thu) 15:30

こんにちは

> 口呼吸ですが、
問題なさそうにも見えますね。  さらに突っ込んだ質問になってしまうのですが、 口を閉じたときに舌の先は口の中のどこにある(あったっている)でしょうか?  例としては、下の前歯・上の前歯・上下の前歯の間・上あご、などどこに舌先が触れているでしょうか?(これにより体の中心と頭蓋との位置がわかります。口呼吸にも関係します)

> 長期にわたって形成した根尖病巣が無くなったからか、
慢性的な根尖病巣はひとつの原因かもしれませんね。

> 整体士からは頚椎、骨盤とも左右のズレは
書かれている状態から見るとかなり左右差があると思います。(筋肉的にねじれから来ているのか、骨の成長の差からきているのかわ実際に見てみないとなんともいえません)
ただ、そのずれはかなり、嚥下とも関係していると思います。

> 今年4月の自身の証明写真なんかを見ると喉仏が、右に偏っています(写真上、喉の面積が左が広くみえる)。
同じ写真でかまわないのですが、頭の傾きと左右の肩の傾きを見てみてください(どちらかに傾斜していませんか?)

> 嚥下が正常にできるときは、起きません。
> 食物が喉に残るのです。
> 右顎、頸、辺り(右半分)に嚥下力が弱い
この辺の症状も左右の筋肉のねじれ(体の傾き)から起こっているのではないでしょうか。  嚥下の動作は、顎・舌・首の筋肉により行います。 食物を噛み砕いて飲み込める状態になったら、まず歯と歯をあわせ顎の周りの頬の部分にある筋肉と舌で周りと遮断し、口腔内を陰圧にします。すると圧力の差から、のどの奥へ食物が移動をします。  普段食道の入り口は塞がれていますから(気道が開いています)この時に気道をふさぐように喉頭蓋が動き食道へ食物が移動します。

> こういう状態が、すきーっと治ってるいることがあるのです
>右を中心とした、咀嚼、喋りなどが好転を誘っているような気がします。
筋肉のバランスと姿勢の状態によるものが大きいのではないでしょうか。

> 私の症状です。筋肉と咀嚼、嚥下に影響があるまれなパターンでしょうか。
例えば、寝たきり老人の方に起きて食事をさせようとするとなかなか食べれません。起きるとたいていは背中が丸く曲がってしまうことが多いです。そこで、背もたれと体の間に大きめのクッションをいれるとそれだけで嚥下しやすくなります。(咀嚼もしやすくなります)

水を飲み込むときに、体を(頭を)左右どちらかに少し傾けたり、前後に体を倒したりして飲んでみると飲みやすいほうがあるかもしれません。もしあるとするとその方向と反対方向に体がねじれていると思います。(ただ、経験上では、2つ3つねじれが逆転している方もいるので一概には言い切れません)


http://www11.plala.or.jp/dent/


[535] ありがとうございます 投稿者:ニコラス 投稿日:2003/08/21(Thu) 01:54

お二人の先生に理論付けして頂いて深く感謝しております。それも、投稿時間を見ると遅い時間なので熱心な先生に書き込みしていただいて幸せです。
ところで、私は39歳で性別は男です。
なるべく質問にお答えしたいと思っています。本当は、私の補綴物を作っていただいた、技工士さんにも意見を聞けるといいのですが。
口呼吸ですが、仕事柄マスクをするので、その間は半分口は開いているかもしれません。が、通常は口は開いていないです。そして、ここ1年半はひどい風邪はひいてないです。
これは、奇跡に近いかもしれないです。原因は、顎関節症になって、無理をしなくなったからか、長期にわたって形成した根尖病巣が無くなったからか、分かりません。
それから、整体士からは頚椎、骨盤とも左右のズレはあるといわれました。詳しくは聞いてないです。ただ、主観ですが私の右足は、ほんの少し長いような気がします。歩くとき誰にも分からない程度のカクンとなっているような気がします。
それと、今年4月の自身の証明写真なんかを見ると喉仏が、右に偏っています(写真上、喉の面積が左が広くみえる)。
また、ラジオ体操での、両脇バラを伸ばす運動で左右に片手で頭の上を真横に弾みをつけながら曲げる運動をしたとき、右手を頭上で左側に曲げたとき肺というか、気道の陰圧に口からスーと空気が入るのが分かります。反対側はないです。
それが、不思議と嚥下が正常にできるときは、起きません。
都合の悪さを詳しく言いますと、食物が喉に残るのです。全部すっきりと、飲み込めないというか。食道も調べた方が良いという事で、8月9日にカメラを飲みました.結果は、咽頭、喉頭、食道、胃、十二指腸の全て、以上なしでした。私的には、どうも、右顎、頸、辺り(右半分)に嚥下力が弱いといいますか、力がないというか。
良いときは、飲み込んだときに、すっきりと胃にいきます。しかし、調子が悪いときは、途中でつっかえるのです。一口飲み込むたびに、おじいさんのように(失礼な言い方かも)、えへーんと言います。これを繰り返します。また、食後が不快感があり、痰が絡むのです。苦手なのは、とろーっとした物です。果汁とかは痰が絡むし、あんこは飲み込みにくいです。
餅は、もってのほかです。こういう状態が、すきーっと治ってるいることがあるのです。それこそ、完全復帰状態です。右を中心とした、咀嚼、喋りなどが好転を誘っているような気がします。ただ、元にも戻ります。繰り返しのような状況です。しかし、ちょっとお前のように、食事ができない事はもうないです。
以上が、私の症状です。筋肉と咀嚼、嚥下に影響があるまれなパターンでしょうか。



[534] 理論付けてくださいに対して。2 投稿者:補綴者 投稿日:2003/08/20(Wed) 01:20

私は顎関節治療に携わっていませんが私自身顎位の調整と歯の調整を行っている者です。
私なりに説明したいとおもいます。

このサイトは顎関節症で特に困っている方、治療者の方が観ていると認識しています。
病(ヤマイ)の治療ということで
@ この症状を無くすにはどうすればいいか
A この症状の出始めにどう対処するか
B 症状が複雑化した時にどう対処するか
と分けますと、ニコラスさんはAにあたるのではないでしょうか。それも患者さん自ら治療と治療者に対して積極的で、対して治療者もそれに応えられるだけの人間性と技術があった。結果 自覚症状が出始めてから1年ほどでよい整体の先生とよい歯科の先生に巡り会えたのではないでしょうか。

分析しますと、咽喉頭部の症状についてはNo533Dr.kさんのおっしゃる様にニコラスさんの年齢を30代〜40代と仮定して(不記載)年齢の重なりと共に精神、身体の変化から口呼吸も起き始めたのかもしれません。併せて身体に良くないクセ(機能性疾患)も出てきたのではないでしょうか。

T 20年も咬みづらいブリッジを入れておられてしばらくは左咬みだった。
U 右クリック。
V 新しく右に補綴物を入れても左にズレやすい(いきやすい?
)。
W ニコラスさん本人の判断で左を高く(数値不記載)して調子が良くなった。
以上は顎の左右をまとめたものです。私の経験では顎(下顎)は歯の生え替わりの時に骨と共に高さが左右に微妙に、人によっては数センチも差がでてくるのは常識として。年齢の重なりと共に絶えず微少に変化しているモノ、させられているモノだと実感しています。
左と右 精確には左前 左後 右前 右後です。
ニコラスさんは右に咬みづらいものが入っていて20年近く左で咬む事に慣れていたという事と右クリック音があったと言うことは、右クリック音とは主に左前歯か、もしくは右歯列に形態的不調和がある時にでるものですが今回はそのまま当てはまります。ついで自覚症状が出始めたのは咬み慣れていた左側の歯列の7番を外した(外れたのでは無く外した)入っていた補綴物の形態とすり減った面がどうなっていたかわかりませんので判断しづらいのですが。おそらく左側歯列で咬み慣れていたものが(おそらく左下7番がはいっている補綴物の中で形態も位置も良くしっかり咬んでいたのでしょう)  急に外したため 嚥下と喋りづらさにでたものと思います。
上下左右4番5番の形態と接触記録(歯科用語でファセット)と入っていた補綴物の形態と接触記録が分かりませんのでなんとも言えませんが左下7番を急に外したため、嚥下に必要とされている、左右4番5番の接触の状態が異状になり、併せて舌骨に付着する上部筋、下部筋の状態が変化したのでしょう(電話番号の位置を覚えていた指が急に迷う状態になる様に)

仕上げでは、下顎両側奥歯作り替えしたということですので低かったと思われる左側高くして(数値不詳)、しっくりしたうえで、親父さん先生が左右4番5番をしっかりつくられたのかもしれません。(もしかしたら右側もついでに少し高くし、左側はそれに相対的に高くしたのかもしれません)

奥歯におおはばな補綴処置をする時には、取り上げなければならないことが一つあります。上顎と下顎の前歯の接触記憶
が必須という事です。書かれてはいませんでしたがニコラスさんはしっかり接触記憶が積み重なってあり異状な変化はなかっただろうと予測します。  

このサイトを観られる方はみなさん知っておられると思いますが、現在歯科においては身体と歯との関わり合いからの観点での診断学というものがありません。こうやって書いていても未だ 歯牙形態学 歯列形態位置学(歯列高さ位置形態について) 顎位学(かみ合わせについて) 歯牙接触学(ファセットについて)という根本についての診断ができないため他科との交流ができにくい状態と思うのは自分だけでしょうか
                           管理人さんへ   こういった場を提供してくださってありがとうございます


[533] 理論付けてくださいに対して。 投稿者:Dr.K 投稿日:2003/08/17(Sun) 22:30

こんにちは
東京で歯科医師をしているものです。私が普段している(わかる)範囲で理論付けてみようと思います。

ニコラスさんの症状について書いてみようと思います。
>無理をすると必ず咽頭炎
口呼吸はありませんか?また、扁桃腺は肥大していないでしょうか?
>右の太ももが痛かったので
現在整体は続けていますか?通っていたときに筋肉の左右差を指摘されたことはないですか?姿勢は猫背でしょうか?O脚もしくはX脚でしょうか?

顎関節症の原因のひとつとそれに対してのスプリント療法の基本的な考え方を先に説明します。
歯には山と谷があり、それが上下にぶつかって咀嚼(切る、噛み砕く、すりつぶす)という動作になります。 顎関節は左右が別々に自由に、回転運動と滑る運動(滑走運動)を行う体の中では特別な関節です。(前後左右上下に動くのはこのためです)そのため、口の周りの筋肉と、歯の噛みあわせにより関節が抑制されやすい状態になります。
筋肉に左右されやすいという実験です。
口を閉じた状態で歯をカチカチ軽く噛んでみてください。 次に口を開けて笑った状態にしてからカチカチ軽く噛んでみてください。当たってくる場所が微妙にずれていると思います。これだけでもあたる場所は変わってきます。

スプリント療法は噛み合せを少し高くして、歯の山と谷をぶつからない状態にし、さらに筋肉のストレッチ効果も期待して、歯に抑制されない(筋肉だけで位置が決まる)状態で顎関節がどうなるかを見る治療法です。(つまり、筋肉に抑制された状態でどうなるかを見る方法です。)  ですからもしスプリントで関節の症状が軽減・消失したならばそのときにぶつかる歯を調整すればいいということになります。
ここで問題が発生します。もしスプリント治療時に筋肉に左右差が生じていたときはどうなるでしょう。 もし歯の高さを調整してしまうと筋肉のゆがみはさらに増大してしまいます。
また、たいていの場合はゆがみが少なからずあります

ニコラスさんの場合は最後の治療時に同時に整体を受けていて筋肉の左右差が少ない状態で歯科医院にかかれたため、症状が落ち着いたものだと思います。

最初のほうに書いた、口呼吸は頭の位置(体の重心から外れていると口呼吸になります)を確認するための質問です。その次は姿勢のバランスを見るための質問です。
噛み合せを調整して肩こりが治ったという話を聞いたことがあるでしょう。整体にいったら顎関節症が軽減したということもあります。 逆にちょっとした口の中のトラブル(歯がとがっている、痛いところがある、歯がないところがある)で全身の筋肉のバランスが崩れますし、足の先の痛みで噛み合わせが悪くなることもあります。
姿勢と噛み合せは思っている以上に関係があります。

http://www11.plala.or.jp/dent/


[532] どなたか理論付けてください 投稿者:ニコラス 投稿日:2003/08/16(Sat) 17:38

私は、医療従事者ではありますが歯科関係ではありません。
昨年の6月に食事がしにくくなりました。嚥下しづらいのです。
咀嚼もすぐ疲れるし、特に刺激物には過敏に反応し、飲めませんでした。誤嚥するかもという恐怖心と理由がわからない不安からげっそりと痩せました。同次期に左下7番の根尖病巣が原因でクラウンが浮いたようになり歯科ではずしました(6月下旬)。それ以前にいつからか右クリック音がしていましたが、気にはしていませんでした。2年前から食後に痰の切れが悪く不快感はありました。また、無理をすると必ず咽頭炎になり、抗生剤を年に3回ぐらいは飲んでいました。噛み方は左中心で、原因は20年前に右下6番を抜歯したあとの、ブリッジが合わなくて、いつしか左でしか噛まなくなりました。13年前にブリッジのせいか、右下5番の根が腐り、クラウン型のブリッジに作り変えをしましたが、これも痛くて噛めませんでした。現在までにエンド治療をしたのは、左下7番、4番、右下5番、右上4番の計4本です。補綴物は、右上6番インレー、右上4番クラウン、左上4番インレー、右下567のブリッジ、左下7番クラウン、左下6,5、4番インレーです。8番は3/4を抜歯し、1本は存在していません。
話は戻りますが、最初、咽頭、喉頭、舌、の癌を疑い、耳鼻科通いをしましたが、以上無しと言うことで左下7番の治療中でもあったので、右クリック音の事を言うと、大学病院の紹介状を書いてくれました(私の勤める病院)。しかし、顎関節症ではなく、筋肉の炎症だから、電気をかければじきに良くなるといわれ、2回ほどかけましたが、食事が細くなる一方なので、歯科ショッピングが始まりました。8月に行った口腔外科で初めて顎関節症と診断され、固めのスプリントを造ってもらい夜だけ2週間ほどつけましたが、今後の治療方針のきっちりとした説明がなく、転院しました。その間も左下7番は入っていませんでした。顎関節症とエンドの治療をしっかりとしてくれる歯科を見つけるしかないと、タウンページに「咬合」と書いてあった医院のホームページを確認し、今の先生のところに行ったのが、10月です。息子さんは保険診療で、親父さんは自由診療でした。噛み合わせを見れるのは親父さんですが、安くしたいと思い、保険内でやっていただきました。しばらくは検査が続き、左下7番が入ったのは11月でした。途中、根尖病巣が原因で嚥下に関係する延髄からの神経を悪さして、障害があるのかなと思っていましたが、1回に1時間のラバーダムを使用しての根治を3回していただきほぼ完璧に根尖病巣は完治しました。今年4月の写真にも影はなかったです。しかし、症状は良くなりませんでした。主な症状は@嚥下しずらいA喋りにくい、舌が回らないB咀嚼に疲れるC右クリック音がするD朝が一番調子がよい、です。1月に保険内で柔らかめのスプリントを造ってもらいました。それも夜だけ1週間も使用しませんでした。その後、転院し右下ブリッジの作り変えをしました。しかし、症状は好転せず、残りは噛み合わせしかないと思いました。自由診療の親父さんに診てもらい始めたのが今年の4月です。治療計画は、@当院でエンド治療した2本以外のもう2本もやり直す。A右下ブリッジは4.5.6.7番の4本にまたがって滑らないようにするB2度と虫歯にならないように訓練するというものでした。6月に全部歯が入り、咬合調整に入りました。触診で筋肉の凝りから微調整をし、右が高かったので、数回に渡り調整をして貰いました。その間、完全復帰したような時もあり、左で噛むと元に戻るのでした。先生が「きみは、顎が左にずれるから、右だけで噛みなさい」といわれ、そのとおりにしていました。しかし、ある日の調整をさかいに、症状が逆戻りしました。@嚥下できないA喋りにくいB体重が減り続けるC痰が切れず、息がしにくい。途方に暮れ、お金も使い、症状も治らずでは引き下がれないと決心し、先生に「左にすぐずれるのは、左が低いからですか?それじゃ左を高くすれば治りますか?高くする方法は」と尋ねました。「もともと、左下4から7番は補綴物だから、できる」と。その日は夕方だったにもかかわらず、それから、一気に下顎の左右の補綴物を全部はずし、型を取り直し(正中を出さないやりかた)前に残しておいた、仮歯をつけました。左が高くなって仕上がったのが7月12日です。現在約1ヶ月経過し、その間の咬合微調整は2回で、毎回その直前に整体に行き、頚椎、骨盤の調整をして貰いました。(右の太ももが痛かったので)。そして、ここ1週間は仕事中に見つけた、チホ老人の嚥下リハビリをしています。現在の症状は@口の周りの筋肉の違和感がないAたまに舌がついていかないこともあるけど、喋れるB嚥下できるC咀嚼も前ほど疲れない。今日も昼の幕の内弁当を全部食べた(30分かけて)。私にとってこれはすごいことなんです。ほんの数週間前までは麺類だけだったので。何しろ、いま調子がよいです。以上の私の症状を分析していただき、もし同類の患者さんがいて、何らかの治療の役に立てばと思い書き込みました。ただ、私はクリック音がしていたことが歯科にこだわり続けれた、ラッキーな点だと思います。どうじゃないと、歯科口腔外科に行かなかったかもしれないです。長くなり申し訳ありません。


[531] はじめまして 投稿者:ハルオ 投稿日:2003/07/17(Thu) 23:03

補綴物について悩んでいます。
10年前・・咬合異常を自覚・・左下7.6.5、左上7.5.4
               右下7.6、右上7.6の補綴を削る
 
 8年前・・埋伏親知らずの・・上下4本の親知らずを抜歯
      存在に気付く

 その後、顎関節症です。

今の状況・・顎を閉じるとまず左右6番が接触し、その後左右7番が接触します。あと、なぜかオープンバイトが10年前から悪化しています。
補綴物を交換、挙上するとオープンバイトが悪化してしまうのではないかというジレンマに陥り、非常に悩んでいます・・


[530] はじめまして 投稿者:りんご 投稿日:2003/06/24(Tue) 10:48

はじめまして。
昨年の9月に右下の奥歯を虫歯のため、抜歯しました。その後、数週間してから顎が痛くなり、病院で相談した結果顎関節症と診断され、マウスピースを作っていただき治療しておりましたが全然よくならず、顎の痛みがますますひどくなりました。しかしそこの先生は顎の痛みがなくならないうちに、次の治療に入ろうとしていて不安になり違う病院に変えることにしました。
次の病院は総合病院の口腔外科で顎関節症専門の外来があったので受診しました。いろいろと薬をもらったり治療をしていたのですがやはり顎の痛みはなくならず、鎮痛剤を毎日手放せない状態でした。
総合病院なので、いろんな科にまわされました、耳の方が悪いかも知れないから、耳鼻科に行ってみてくださいとか、頭の中かも知れないからって、脳外科に行ってくださいとか、ストレス的なものかも知れないからって心療内科に行ってくださいっていろいろ回されましたが結局は、痛みも治らずでした。
そしてまた違う病院に行ったところ、顎関節症ではなく、顎顔面痛ですねって言われました。右の顎から頭のコメカミ部分にかけてかなりの広い範囲で痛みが走ります。
最近も痛みがひどく、夜も痛くて何度も目を覚まします。毎日鎮痛剤を放す事ができないでいます。
これって何か違う病気のではないでしょうか?


[529] 補綴者さん、有難うございます 投稿者:ジンジ 投稿日:2003/04/17(Thu) 21:01

補綴者さん、有難うございます。結局どこでみてもらうかがポイントなんですよね。 管理者さんともどもこの場をお借りしてのご相談をさせて頂きまして、有難うございました。


[528] No525ジンジさんへ 投稿者:補綴者 投稿日:2003/04/15(Tue) 06:06

具体的なアドバイスとはなりませんが、 治療場所の判断材料として 今現在身体の不調な部位がよい方向へいくための材料として下さい。(理論的な説明はしたくはないのですが より 正確な事を書くためにわかりずらい表現をとりますがご了承ください)

ジンジさんの場合読ませていただいた限り右側歯列は 1 歯の生え替わりから現在までの成長過程、2 日常生活での筋肉等 精神等の年齢経過過程 はそれほど乱れていない様子
(一般に保険で制作されるタイプのスプリントは歯のイヤな接触があった場合一時的効果がありますがキチンとした診断の下 経過も数年後も一貫した判断が伴っていない場合せっかくの歳相応の顎位を乱してしまいます ジンジさんはあまり入れていなかったとの様子)

症状が出始めた頃の顎位を類推しますと。 No1 左下6番7番が仮歯の分にはそれほど....  No2 左下4番を入れたら症状が出た No3 仮歯を修理している時(破折やすり減りの時レジンという物を盛り足しますがこれはせんべいなど食べますとアッというまに数十ミクロンすり減ってしまう物です一週間も経ってしまったら....況してや破折を繰り替えしていたら 年齢相応の顎位が乱れてしまいます) 上の何処かの歯(右上も、だとしたら況してや微妙に顎位乱れます)に詰め物したら症状が出た とのこと
以上のことから
ブリッジ自体保険で扱われていますので歯科治療で日常茶飯事一日に全国で数万ケース?行われていると思います。その中で自覚症状のでる人(少ないといわれています) というのはどういう人なのか。以前私が日常制作していた時の経験では
                           歯は全歯牙数28本(32本)あり 各歯牙それぞれ食べる時、補食、粉砕すりつぶしの役目以外にも 身体を動かしている時にも触れたりし それぞれ28本一定の法則があることは知っていました。それぞれ28本各種動きの時一本一本各役割があります。(入れ歯になった時は無くなった歯を別の歯が除々に一定期間後形態的にも自律性の神経的にも補正してくれます)

それで顎が(先天的 後天的)左右寄っていたり顎位が低くなった場合年齢相応に自然に 自律的に 顎が補正してくれています
間長くなりましたが 症状がでる人 というのは。
以下のように顎位や歯牙位が乱れたときに 人にでやすい様なのです。三つ程挙げますと
                          No1 歯科医が(顎位の診断が儘ならない現時点において)短期間に顎位(顎全体)や歯牙位(歯一本微少に)を変化させる技工物を入れたため、乱された場合                                        No2 歯科医が精神的にも身体的にも不安定な人に時期に(特に)歯並びがよくない人に技工物を入れたため、乱された場合
                          No3 (歯科業の私としては悲しいことですが)患者さん自身が
治療者を信頼することができず(現時点では歯のかみ合わせのプロと呼べる人はほんの一握り、全国の多くの歯科業の方は食べる機能としての歯の治療者だといえます)短期間に転医又は治療の重複のため 結果 一定しない技工物を入れたため乱した場合 

等が前記のとおり自覚症状のでる人 だと認識しています
長ったらしく説明しましたが(当時私がブリッジを何気無しに制作していた頃) 自覚症状のでる人、でそうな人 少数の患者さんに対しては丁寧に制作することしかできませんでした。そのため今はデンチャー制作を主に併せて歯牙と顎位を観察させていただいています。
さてジンジさんにはこれらの事を知っていただいた上で左下6番7番を制作する時はできるだけ長くつき合える先生を見つけ(判断材料として手作業が丁寧なひと できれば技工作業を自らよくされていそうなひと 技工士さんは歯の形態等先生方より詳しく器用なのですが、もしジンジさんが(技工物に対して治療の仕方に対して)言いにく場面に出くわしたとき長いおつき合いができるかどうかは先生の方に掛かってきます。手先が器用で丁寧でお話を聞いてくれるひとが理想なのですか.....参考にして下さい。
また左下5番を抜いたまま放置しておいたということで上顎左上4番5番が歯列が変化していると思いますが何れ何らかのカタチでお知らせしたいと思います 
取りあえず文面から言える事は以上です。
このサイトには非常に大変だろう患者さんが見事に自ら工夫をし治療法を見つけ参考になるところがたくさんあります。観てみて下さい
                           管理人さんへ 質問への答えにこの場をお借りした事お詫び申し上げます。 すみませんでした。
また何れ 「私の理論」の方面で お知らせしたいと思います


[527] No525ジンジさんへ 投稿者:補綴者 投稿日:2003/04/12(Sat) 04:41

に私が普段観察していること(歯をできるだけ削らず自然に抜けた後の歯や顎位の観察)が参考なればと思い 「私の理論」 に投稿させていただいててる状況です。

その事を理解していただいた上て゛このサイトの過去ログ等
を一つの参考にして下さい。

ジンジさんの場合まだ右側の顎位が乱れていない様ですので一つの参考として私の体験を通しての報告を後日、この場をお借りしてお送りいたします。

http://:


[526] No525 ジンジさんへ 投稿者:補綴者 投稿日:2003/04/12(Sat) 01:39

迷っているとの事。そうですよねぇ ここに投稿される方(症状が出ている方、治療される方)多くの方がそうなのです。管理人のマウンテンさんも症状が出始めた頃、実は歯医者さんは歯のかみ合わせの専門家じゃ無かったと知った時、一時、分からず迷っていた事がトップにある 「私の場合」 に出
ています。お読みください。

私は今ブリッジ クラウン インレーは殆ど制作していないのです(1年位前にデンチャーで患者さんの顎位がしっかり安定しかつ我々治療者側がある程度判断できた時、固定性のものを1ケース制作した程度です)
マウンテンさんという方がつくられたこのサイトを利用させていただき。できれば 歯科業の方 顎関節症のかた

http://http:


[525] ほてつについてno.524の補綴者さんにお尋ねします 投稿者:ジンジ 投稿日:2003/04/07(Mon) 13:30

no.524の補綴者さんにこの場をお借りしてお尋ねしたい事があります。理論という性質の質問ではなく、現在私自身が遭遇している歯の治療についてアドバイス頂ければと思います。左下の奥歯 6の分割抜歯をして5番目は10年以上抜いたままで放置、従って4から7にかけてのおおがかりなブリッジを4年前に仮歯なしでされて顎の筋肉を痛め、一から別のところで作り直してもらうべく通院していました。6.7とうまく行ったものの4に仮歯をはめたら首が痛く、アンバランスになりました。訴えをするとごちゃごちゃいうと言われそこをやめました。6.7のみに仮歯をはめたままでこの4年さまよっています。首のアンバランスは他府県の有名な口腔外科で顎を押してもらうだけで元に戻りました。以後地元で仮歯が磨り減る毎に修理してもらっていましたが(3回)、2回目に某大学病院で同時に上の歯に詰め物をしなおしてもらったら
これまでにない不定愁訴-まっすぐに歩けない、腹筋がねじれる、背中の激痛など-にみまわれそこでの歯科治療を中止しました。整体やスプリントをするなど努力の結果、上記の不定愁訴は影をひそめました。スプリントはしんどいだけで効果があったとは思えなかったですが。
整体では結局大怪我をして顎自身に怪我が残りました。
長くなりましたが、このまま奥歯を放置できないので某大学病院でほてつしてもらおうと思ったのですが、現在の仮歯と同じものはできない、それに近いものを一から作るということでした。更に分割抜歯の残りの歯も感染しているので長く持たない、金銀などで作るのはもったいないと言われました。今の6.7の仮歯と同じ物を求めるなら、
元の歯科でほてつしてもらう方がいいのか迷っています。戻っても同じ技工士さんがまだいるかどうかわからないとその大学病院でいわれました。歯科医より技工士さんということになるのでしょうか。歯科医が仮歯を作っていると思っていましたがどうなのでしょうか。ブリッジですんなりいく人の数はどんなものでしょうか。かなり技術が要るのでしょうか。よろしくお願いします。


[524] 歯の形態と顎位を観察している者からの報告 投稿者:補綴者 投稿日:2003/04/03(Thu) 02:21

私は歯科で生活させていただいている者です。 つい先日このサイトを見まして改めてですが今の顎関節症の現状を知る事となりました。参考になるか分かりません。表現の仕方も整理しきれていません。でもほんのささやかですが技工歴15年、歯と顎位の観察7年、私の(いわゆる)スプリント歴8年、の体験と観察から得た事をお知らせいたします。
                           私は7年程前まで普通にインレー、クラウン、ブリッジ、フルマウスメタルボンド(上下顎全歯牙補綴)、インプラント上部構造(骨にガッチリくっつけた金属の上部の補綴)、等制作していましたが、それをセットするDrが はたまた業界の学会自体が「顎位を決めることがわからない、ということが分かった」事を知り、理論が分からないまま固着性の補綴物はつくれないと思いましたのでデンチャー制作に切り替えたのです。
   ちなみに                     こちらの過去ログを拝見しますとご自身の体験等からの意見ですので頭の中だけで考えた理論ではない興味ある内容が多数ありますが、反面以前からのフルデンチャーのフルバランス制作のための基準のカンペル フランククフルトラインを応用した理論等出ていました。
(前記の学会の繰り返しです)

以前からの理論では分からない事があまりに多くありましたので 最初は何かあったらすぐに取り外せる一本義歯やパーシャルデンチャーから始めその制作の都度一本の歯牙及び顎位の観察から始めました。
(観察により各歯牙の形態、位置、上下顎歯列平面の法則を見つけだそうとしたのです)                幸いデンチャーでは、特にパーシャルデンチャーでは歯牙が1本〜2本又は5.6.7.8本と何らかの理由で欠損しているのが通常で  (という事はそれだけの数の歯牙の中及び歯根の感覚が無い)
そのため各歯牙が低くても高くても 下顎の顎位が正中が合っていなくても
(一般に病気知らずの人の多くは正中が合っています)
関節円板に穴が開く程左右どちらかの顎位が低くなっていてもデンチャーでは                   (40歳以上がほとんどのため)
若い人よりも、筋肉 腱 各運動感覚神経 交感副交感自律神経 精神性等に経験が積み重なっているため と、 偏位していても 顎位がどちらか低くても高くても 残っている各歯牙の長年の接触の経験記憶があるため比較的顎関節症までにはなりにくい ということを知っていましたので
少しずつ観察させていただいています。

続きは来月お送りします













[523] 顎関節の手技についてちょっと 投稿者:ガガガ 投稿日:2003/02/11(Tue) 00:48

 私は最近迄右側は指が1本しか入らず、開口すると大きく右にずれていました。少なくともそれは小学校の時からで、年中頭痛等の不定愁訴で苦しみ悩んだ記憶があります。
 ひょんなことからカイロプラクティックを知って今現在研修中です。カイロプラクティックにも様々な技術があり、顎関節や頭蓋調整はオステオパシーという別の医学から取り入れられ、発展したものです。
 オステオパシーは現在アメリカではドクターの称号を得ており、四年制の大学を出た上でいわゆる西洋医学と同じ講議を受けさらにオステ専門の手技を学ぶそうです。
 治療内容も手技から投薬、手術にいたる迄、いわゆる医者と同じことまでできます。従って外科内科等すベてを網羅しており、ERでも働いています。
 私は今カイロではなくオステの頭蓋調整を学んでいます。
 どちらも私には有効でした。現在クリック音は止まり開口して左右指2本奥迄入ります。
 日本にはオステオパシーの学校が巣鴨にあり、唯一アメリカにも認められた団体です。また、ここと提携しているアプレジャー協会の支部が池袋にあり、そこで全身を調整する技法をセミナーでおしえています。頭蓋調整も含まれています。
 (私は別の団体から学んでいる所です。) 
 現在何人か知人をみていますが3人がかつての自分と同じような状態でした。三人とも左にクリック音があり痛くなるのは左で右が開きにくかったです。現在の自分の技量では、調整後、クリック音や痛みが消えて2週間もつときもあるし、左右大体ひらくようになって痛みが和らいだけど音はする(頭痛が残る)などまちまちです。
  
 この間あくびをした後、左の顎周辺が痛みだし、左前頭部にも痛みが放散してきたので、頭蓋調整の中の特に顎に関連する調整をしましたが、和らぐ程度で終わってしまうので、思いきって、バキットやったところ、顔中のいたみは 1分以内に消失しました。
 以上は自分が経験したことや、知っている事です。
 


[522] 顎関節症を疑う前に、金属アレルギーを 投稿者:ハッケンサック 投稿日:2003/01/19(Sun) 02:38

「右手指先のしびれ」:指先の感覚が鈍く、箸は使えるがペンでうまく字が書けない。
私はこの症状に2年間苦しめられてきました。字が書けない苦しさは社会人であっても学生であっても共通に理解していただけると思います。
整形外科、神経内科、カイロプラクティック、鍼、灸、、、何でも通いました。
そんな私を救ったのは当サイト、「最大の元凶」の章、「詰め物を取るのか・・・。」の部分。
即、近所の歯科に予約をとり2年半前の詰め物を削りとってもらうと翌日の午後、指先の感覚がよみがえりました。
咬み合っていた詰め物どうしの金属が違ったのです。


[521] セルフケア 投稿者:ひろき 投稿日:2002/12/23(Mon) 17:17

私が日常頻繁に行っているセルフケアの中の一つに、頚部のPNF(操体)があります。
自分が以前体験してきた事と、見聞きしたものを自分なりにアレンジしてやっているだけの事ですが。

仕事をしていない時期や、仕事の拘束時間が短めな時には、心体的ストレスを極力避けたり、症状が出ても充分なストレッチをしたり、食生活・生活習慣に気を配れていました。
現在は、早朝から深夜まで仕事で拘束され、職種的には肉体労働(ガテン系)ですので、ケアの暇も無いし、食事等に気を配る事も難しいです。

そう言った職種で活動出来ている事自体が以前を思えば夢の様な話ですが、現在は治療過程の最終ステップのとっかかりですんで、心体的無理は途端に顎位を歪ませ、症状を誘発しています。
しかし、症状が多少でも発生しての今の仕事は私の状況では不可能です。
症状が出ても充分なケアが出来るどころか、継続的負荷、瞬間的負荷が一日を通して常時かかっているからです。

そう言った意味合いで、ここで頚部と限定しているのは、仕事の合間として頚部は比較的簡単に行え、その効果も絶大だからです。
(まあ、暇さえあれば体中のストレッチはやってますけど。好きなもので…)

PNFは、よく操体法と混同されがちの様です。
共通点や類似点はある様ですが、同じものでは無い様です。
詳しい事は分かりませんが…。

私のやっているのがどちらなのかは分かりませんが、意識的思考としては、等尺性収縮で強度の負荷を持続的(数秒〜10秒程度)に与え、一気に脱力します。

これを、その時々の状態によりますが、上下・左右・横の頚部可動域に対して行い、最終的に回旋(無負荷)させます。
この時点で、頚はゆるゆるで、咀嚼筋群の違和感はなくなります。(フワっと筋が弛緩する瞬間は気持ちが良いです)

最大収縮後の筋は最大の弛緩が得られる性質があったり、相反性神経支配も加わってか、私にとって短時間でのセルフケア、それも症状を消失させなければいけない条件下で、大変役立っております。
(ちなみに私の場合の現在での適応症状は、翼突筋・顎二腹筋等咀嚼筋群の慢性部位の安定、それに伴う頚部以下の筋症状、不整脈、姿勢制御、顎位誘導等を頚部PNF?で対処出来ています)

下顎に対しての処置は、顎位や顆頭(位)に与える影響が危惧されますので殆どやっていません。
下顎に直接アプローチしなくても頚部だけで事足りますし、ここでは仕事等のほんの少しの時間での対処として書いていますので、全身的アプローチは除外しています。

頚部は、非常に大切で繊細な部位ですので、お薦めしている訳ではありませんが、皆さんなりに対処されてみるのも手法の一つかと思います。
私としては、咬合が得られるまでの対症療法の一つとしてやっています。
咀嚼筋群が頚部に影響を与えているのと同様に、頚部の筋のバランスをとると、咀嚼筋群等の上にも、頚から下にも良い影響を与えてくれています。

姿勢にも気をつけていますが、肩の力を完全に脱力させ、その状態で目一杯息を吸います。(かなり吸います)
自然と胸郭が広がり、胸が突き出て、肩甲骨が引き付けられます。
その状態で骨盤が前傾(お尻が突き出る)してしまうので、鉛直(垂直)にしてあげ完成です。
この状態は、一般的に正しいとされている姿勢になる訳ですが(ちょっと説明不足ですが)、どこの筋肉にも負担が掛からないので姿勢維持は容易だし、呼吸も楽になります。

意識して正しいとされる姿勢にしようとすると、筋肉の力で姿勢を維持しようとしてかえって疲れちゃって維持なんて出来ませんけど、これでやると筋肉で維持しているのではなくて、所謂脊柱の生理的湾曲で維持されている感覚です。

そんなとこですが、私も頑張ってますよ!


[520] はじめまして 投稿者:かず 投稿日:2002/11/17(Sun) 06:08

ぼくは噛み合わせ治療を行ってもらっています。期間は9ヶ月で治療費は312万円で今2ヶ月をこえたあたりです。スプリントによる治療をしてもらっています。実際二十年間猫背だった僕の体はこの2ヶ月で飛躍的に背は伸びていきました。そして不定愁訴のオンパレードだった症状は息を潜めています。息を潜めていますと書いたのは症状の進行は止まっているけど特に良くなったとも感じないからです。噛み合わせの歯科医の話によると噛み合わせ病は身体的な問題もあるけど精神的な問題も強く関わっているといいます。僕としてもこの2ヶ月で体のバランスは少しよくなりそれにともなって心の病を強く感じてくるようになりました。心と体を良い位置で共にバランスさせる事を噛み合わせ治療の最短ルートと感じてきました。これは歯科医の考えでもあり絶対的な身体のバランスよりも症状をなくすことに重点を置くと言ってよいと思います。
 また噛み合わせ治療は不正な噛み合わせにより絶壁と言われるような頭の骨の変形を元に戻すということを姿勢を良くするのと同じくらい重要視しています。
この掲示板にいらっしゃる方は顎関節症と噛み合わせについて強い関心を持っていると思います。もしよろしければ情報の交換などしていきましょう。メールお待ちしています。


[519] 無題 投稿者:BTA 投稿日:2002/11/06(Wed) 23:09

ちょっと長いですが咬合について考えてみました

俗に言う顎関節症(不定愁訴を伴う全身症状)患者はごくまれであるところに、治療の難しさがあると思われる。治療側の体験談(こんな事ばかりではないが)として聞いたことによると、ほとんどの患者さんは多少の噛み合わせが高いことや低いことはすぐに体が慣れて症状は出ないよく噛めるという。従って原因の解らない症状を訴える患者さんを精神的な問題として扱うことが多いのは問題である。
その様な中で歯科治療時体験的に咬合の高さを調整すると身体の色々な症状が治ったことから、俗に言う顎関節症という病名が出来咬合治療が始まったのだと私は思っている。

顎の開閉運動は左右の関節位置が地上と水平にあれば何ら問題のない蝶番運動が可能となるはずである。しかしながら前記の状態にも関わらず顎関節症を呈する場合は、上下の歯の噛み合わせに原因があると考えるしかない。咬合再構成の必要な所以と思われる。理想的咬合位は中心位に中心咬合位がくることが望ましいという考え方がある。開閉運動の最終位が咬合位という事であるが、この様な状態であれば顎運動は何ら問題のないものといえると思われる。

私も色々な本で調べていて中におもしろいものを見た、咀嚼運動時(歯芽接触運動時)には顆頭の動きはカンペル平面に対しては平行に移動するというもので得ある。つまり咬合器操作においてカンペル平面を基準に咬合平面を想定するならば、咬合器の顆路角調整は0度として良いというものである。
咬合器をカンペル平面を基準として、顆路角0度切歯路角0度とすればクリステンゼン現象は起きない。
そもそも咬合器に蝶番運動を再現すること自体無理があると思う、出来ないものを無理に作ろうとするところに今までの咬合論では治療がうまくいかない理由があると思われる。
しかし天然歯には咬頭列溝という山と谷がある為、咀嚼においてはアンテリアガイダンスが必要で、総義歯においてはアンテリアとポステリア両ガイダンスが必要である。

マイオドンティックス理論の基は、人は生理的咬耗がカンペル平面に平行であるということからである。よって咬合再構築するには咬合をカンペル平面に平行な平面に作成しなくてはならない。スピーの湾曲等はあくまで天然歯上にあるもので、咬合再構築にそれを設けてはならない。と言うことだと思っている。
よく天然歯列には頬側咬頭が舌側咬頭より高いことが多い、そこからか人工歯の形態も歯軸に対し頬側咬頭が舌側咬頭より高くなっているため、総義歯の咬合不良の原因となっている。側方運動時頬側咬頭が咬合阻害となるためである。

咬合治療の原点は咬合が身体バランスを整える事が唯一の拠り所である。咬合治療だけでは身体バランスが改善しないため、整体等を取り入れた治療もある。身体バランスと咬合は関係することから、整体で身体バランスを整えた状態に咬合を作るのであるが、筋肉が元の状態に戻ろうとする反動が起きてかえって状態を悪くする事もあると聞いているし、色々な理論や実践で様々な治療をしても、症状改善に至らない為この掲示板のように困っている顎関節症の患者さんが多いのが現状であろう。

その原因は何か、それは模型を見ている技工士さんには解らない口腔の現象に気が付いた、ほとんどの歯科医は気が付いているのか見て見ぬ振りをしているのか解らないが、噛み合わせはどんどん変化している。
これは驚くことだ、私の体験で右の下が噛むと痛いと言う患者さんを治療代を倒し口の中を見ると咬合紙がその歯のみしか当たっていないのである。今までどうして噛んでいたのだろう?
日に日に口蓋の形態も違えば上下の接触も違っている。だいたい補綴物の不良を技工士さんのせいにすること自体間違いである。どんなにきちんと模型に合わせて作成しても歯に合わない・うまく噛めない事、金属床の試適時に口蓋に隙があり床内面に印象剤がべったり着いてきて再製など、あまりに歯科医がひどいため「和田精密歯研」では歯科医を勉強させる講習会を開いているほどである。テクニシャンは模型をそのまま作ることしかできない、治療がうまくいかないのは歯科医側に問題がある。かといって口腔の変化を見られないテクニシャンが歯科医を指導する咬合治療は、歯科医にとっていかにも情けないことであると思われる。

そもそも歯科医療は大道芸人から始まり、医者からは技術屋とテクニシャンからは何も解っていないと馬鹿にされているのである。何とががんばって勉強していかなければならないとつくづく思っている。


[518] 顎関節について考えること 投稿者:BTA 投稿日:2002/11/01(Fri) 00:18

以前左側の顎関節が口の開閉時に痛むという患者さんが来たことがありました。
顔を見ると頭部(瞳孔線)が左に傾いていましたが、口唇線も左に傾いていましたので、口唇線を地上と水平にさせ開閉させると痛みがありませんでしたので、鏡を見て口唇線を水平にして食事する練習を指導しました。

口唇線が左に傾いている事は左側の顎関節が右側の顎関節より下方にあるということになります。また頭を左に傾けると左の歯だけ当たります、これは頭を左に傾けると重力で下顎が左側にずれるためです。この様な開閉運動をしていると当然顎関節の動きは異常な動きとなり疼痛を引き起こす原因になります。

人は安静時と食事時には口唇線を地上と水平にし、緊張時には左右の目を地上と水平にすると聞いたことがあります。それから人の顔を見るとほとんどの人が瞳孔線と口唇線が平行ではありません、治療時は緊張するためか瞳孔線を水平にするようです。
そのため私は口唇線を咬合平面の基準として治療しています。
しかし補綴学の咬合平面の基準は、側面はカンペル平面に平行とし正面は瞳孔線と平行にする事です。

開閉運動だけを見れば、顎関節の動きは上顎の関節窩に下顎の関節頭がきちんと納まっていて且つ左右の高さが同じであれば、下顎骨に形態的異常がない限り何ら問題は起こらないはずです。


[517] ぬらりひょん様 愚問ですが 投稿者:レオ 投稿日:2002/10/30(Wed) 00:17

 ぬらりひょん様 

 日々の技工士業ご苦労様です。技工士のかたがた本当に肉体的にも、精神的にも大変と聞いております。中には 徹夜での仕事をされる方も多いと聞きます。

 で、お忙しいところ恐縮ですが・・・

 まさに「愚問」と承知で質問させていただいてよろしいですか?ただ「あげ足取り」でないことは、ご承知おきください。 

 >少々、強引かもしれませんが、9割の方は、なんとかなるような気がします。

 この前文に9割の方は不定愁訴抱えながらも、なんとかなってる  との現場でのご体験を通じての記述がありました。では、「残り1割」の方は、どうなってるんでしょう?また、このサイトもしくは世の顎関節疾患の「残りの1割」の方はどうなるんでしょう?

 診療に非協力的?顎関節症でなく、精神医学でいうところの、「セネストパチー(体感異常)」?あまりにも、人為的に口腔に手が加えられすぎて、もうどうしようもない?それともそのまま単に医療機関にこなくなってしまった。

 まあいろいろ「どうにもならない」理由は多々あると思いますが、「全員救う手立て」は虫がいいですが、ないのでしょうか?(これも愚問)

 私自身、「下顎枝分割術」後、本当にどこへ行っても「残念ながら完治はない、顎骨がここまで変形してると・・・」「不定愁訴ともうまくつきあって」といわれ、25年の病歴に半ば終止符をうち、また半ば上記の医師のコメントも享受しようと思っているところです。(本当は治りたいんですが、どこへ行っても話しは本当に真剣に聞いてくれますが・・・)
 よって9割の人はなんとかなるに過敏に反応してしまいました。

 抽象的すぎる、あまりの愚問ということはわかっていますので、抽象的なお答えでも結構ですので、申し訳ないですがお答えいただけますでしょうか?

 もし、私自身に個人的に答えたほうが、妥当であれば恐縮ですがメールいただけないでしょうか?


[516] 入れ歯考 投稿者:ぬらりひょん 投稿日:2002/10/27(Sun) 12:26

 入れ歯の技工を、生業としている者です。歯が抜けたら入れ歯も処置手段の1つですのでその辺から思う事を少々述べさせていただきます。
 健全な歯は、おおむねその上下があたっています。左右に7本ずつ、上の歯が14本下の歯が14本ですので14箇所のあたりをもっています。
 前歯は、咬みきる、ちぎるための機能ですので、奥歯よりも少しあたりが弱くなっています。それが左右3箇所ずつ合計6箇所あります。
 奥歯は左右4本ずつありますので左右4箇所ずつで合計8ヶ所のあたりをもっています。また、すりつぶす機能ですので色々なすりつぶし運動に耐えうるように根っこが2つだったり3つだったりするのもあります。見れば見るほど自然の成し得る事の偉大さに驚きます。
 
 
 さて、そんな上下14箇所のあたりをもった歯ですが、何らかの要因によってあたりがなくなった時を考えてみたいと思います。
 1つ無くなったらどうでしょう。無くなった場所にもよりますが、とりあえず14分の1です。(第1大臼歯ですとその2〜3倍くらいかもしれませんが。)そんなに影響はないのでしょうか?右と左で比べてみます。片方が、7箇所。もう片方が、6箇所のあたり。ということになります。 少し弛めにあたっている前歯では、そんなに影響が無い様に感じますが、奥歯ですと4箇所のあたりと3箇所のあたりということになります。つまり4分の1、25%のあたりが無くなってしまいます。 これは、あくまでも奥歯が、きちんと左右4箇所があたっていることが前提条件ですので、仮に右が3箇所で、左が2箇所しかあたっていない(きちんとかみあっていない)という前提条件の場合だとすると、右がなくなると2箇所と2箇所で、左右のバランスはとりあえずとれますが前後に重心がぶれそうです。左がなくなったら3箇所と1箇所になってしまいます。バランスはとりにくいですし、常に重心の移動がおき、止む無く顎関節の下顎頭を、ブレのストッパーとせざるを得なくなり、やがて関節円板が疲労して、顎関節に症状をもつようになり、また頭位のバランスが崩れるため、その補正をするように体もより大きな、歪みを抱える事となります。それが、体調の悪いときに全身症状として発現します。
 
 そんな事を、繰りかえしながらやがて総入れ歯となってゆかれる方を、多く見させていただいております。そして、そんな方々の入れ歯をつくらせていただく中で、9割ほどの患者さんは、なんとかなっています。そこそこにですが満足していただいているようにうかがっています。勿論、皆さんそれなりの不定愁訴を抱えながらですが日常生活を送って見えます。
 少々、強引かもしれませんが、9割の方は、なんとかなるような気がします。こちらを訪れる方々もきっとなんとかなる日が、やってきますし、なんとかしてくれる歯科医や、整体士、カウンセラーに出会う事ができると思いますので、あきらめずに、自分自身をしっかりもって探してゆきましょう。そして、治療を受ける時には、術者がしっかりとした診断ができるかどうかを確かめましょう。診断もできないのに治療は無理です。話を聞くだけなら、体に対する侵襲は防げます。少しでも参考になれば幸いです。


[515] Re[514]: 咬合治療とは一体、なんだろうか? 投稿者:BTA 投稿日:2002/10/17(Thu) 22:00

ナオさん基本的な説明になりますがわかる限りお話しします。
>素人なんでちょっと良く分らないんですが、アバウトでいいって事ですか?・・・
★咬合器には中心咬合位で付けるため、治療上は上下歯芽の接触だけ問題にしますのでアバウトで良いのです。今はあまり使用している人は少ないと思いますが、フランクフルト平面を基準にした咬合器装着法は、見た目には顔面頭蓋骨の中の上下顎の位置関係を再現できるとのことですが、その装着の精度に疑問があります。先にも言いましたがフェースボウトランスファーに問題ありです。骨に直接計測点を求めることができないので顔面の皮膚に計測点を求めることが問題なのです。咬合器は左右対称ですが、顔の作りは左右非対称です。この様に計測点が当てにならないと咬合器装着してもうまくいかないと思いますよ。
>それから、中心咬合位とは中心位のことですか?その状態の顎位を採る方法ってなんですか?大学などのスプリント治療というのは下顎位を中心位に誘導する治療だと思ってるのですが。
★中心咬合位と中心位が同じになるのが理想と言われています。だいたい咬合論の元は総義歯を作ることから起こっているようです。それを歯のある噛み合わせに当てはめようとするところに問題ありのようです。説明不十分ですが簡単に、天然歯列では顎が自然に閉じきった位置が中心位で、そこから少しずれて上下歯芽が最大接触面で接触する位置が中心咬合位と言われていると思います。また中心位自体もそれぞれ考え方があるようで、その位置も違うようです。
>つまり、これこそ僕が書いたアレで、頭蓋骨が歪んで側頭骨の位置もずれてるから起こることではないかと。でもやはり、イヤーフェイスボーって精度に問題ありなのかなぁ。中には耳の穴じゃなくて左右の乳様突起を使う人もいるらしいですが。
★顔面頭蓋骨がその様にズレていたのでは、どうやって計測すればいいのでしょうか。
どこを使っても左右に位置ズレがあれば当然フェイスボーなんて当てにならないことになりますね。現在の咬合器装着法は問題ありと思われます。みんなファジーなんですね。
>ちょっと分りにくいんですけど、これも顔面頭蓋の歪みの問題ですよね。・・・
★カンペル平面は総義歯制作時の目安として(天然歯列ではあえて咬合平面を想定する必要がないので使わない)使用されていると思います。耳の穴と尾翼下点を結んだ線ですが、これもまた人によって3種に分かれています。現在はこの平面を基準にする方が多いようです。それはフランクフルト平面は咬合器に対し斜めになりますが、カンペル平面は咬合器に対し平行になるので咬合平面を作りやすいからです。
>左右のカンペル平面が違うというのは、咬合平面の高さに左右差があるということでしょうか。・・・
★ 総義歯を作るときにカンペル平面を基準にしている人たちはどうしているのか聞きたいです。天然歯列では咬合平面(水平面)がないので、理想からするとすべての歯を削るか足すことでしか咬合平面は得られないと言うことですね。理想咬合平面ていったいどうして計測するのでしょう。言葉があってもそれを説明する人がいないんではどうしようもないと思いますが、いかがですか。
>しかし頭蓋骨の歪みまで考え出すと、ほとんどヤケクソみたいな気分になってきますねぇ。
★頭蓋骨の歪みを考えての治療は難しいです、だから私たちは上顎が動かないと考えないと治療ができないのです。


[514] Re[512][511][510][492]: 咬合治療とは一体、なんだろうか? 投稿者:ナオ 投稿日:2002/10/17(Thu) 14:52

BTAさん、レスありがとうございます。
> ★そのような考え方はあなたが思いついたわけではないのでしょう?そんな知識はいったいどこから仕入れるのか興味津々です。現状の歯科医療の拠り所は、上顎は動かないことなのです。従って問題となるのが下顎位なのです。
> ★そういうことは誰が言っているのでしょうか、私たちはあまり目にしないことですが。
> できればそのような文章があれば教えてください。
・僕の意見は、基本的に本を読んだりホームページを見たり、自分で考えたりしたのがごちゃ混ぜになってるものです。
「上顎も動く」については「2MD咬合研究会」のサイトに簡単に書いてあったと思うのですが。他にもあったと思いますが思い出せません。あと「デジタル診療日記」シリーズも面白いのではないかと。
> ★一般的にはだいたい歯列(咬合平面)が水平になるように付ける。どこでも良いんだけど咬合器に付けるときは技工し易くするためで、模型の中心咬合位で付けるので、あまり問題にしません。
素人なんでちょっと良く分らないんですが、アバウトでいいって事ですか?。上顎模型を着ける平面って、あれはフランクフルト平面ではないのですか?フランクフルト平面とは、両側の耳の穴と眼下点を基準にした平面ですよね。だから生体のフランクフルト平面との位置関係を正確に咬合器上に再現すると、上顎の咬合平面の非対称、歪みが分るように思うんですが。
それから、中心咬合位とは中心位のことですか?その状態の顎位を採る方法ってなんですか?大学などのスプリント治療というのは下顎位を中心位に誘導する治療だと思ってるのですが。
> ★フェイスボー使用時左右の耳の高さが違うことが90%にみられるとどこかのホームページでみました。そのようなときは無理やり耳に押し込むのだそうです。
・つまり、これこそ僕が書いたアレで、頭蓋骨が歪んで側頭骨の位置もずれてるから起こることではないかと。でもやはり、イヤーフェイスボーって精度に問題ありなのかなぁ。中には耳の穴じゃなくて左右の乳様突起を使う人もいるらしいですが。

> また顔面は非対称ですから、左右のカンペル平面は違いますね。どちらの平面にあわせるといいと思いますか。
・ちょっと分りにくいんですけど、これも顔面頭蓋の歪みの問題ですよね。カンペル平面ってフランクフルト平面から見つけるんでしたっけ?それとも耳の穴と鼻の穴でしたか。左右のカンペル平面が違うというのは、咬合平面の高さに左右差があるということでしょうか。よく分りませんけど、本当なら、どちらに合わせるというより、理想的な高さを設定してそれを基準に合わせるのが理想的という気がするんですが、正直分りません。
★ 何をやっても直る人は直るし直らない場合もあることはおわかりですね。頭蓋骨の形態が変われば側頭骨(顎関節)の形態も変わりますね、そうすると頭蓋骨が変化する前の噛み合わせと違うので、咬合はどうなってしまうんでしょう?外力で頭蓋骨を変化させることはやっぱり恐ろしいと思います。
・頭蓋骨矯正することで、顎位が変わって咬合が変化する事はあるらしいです。だから、歯医者さんと提携して治療する人もいるみたいです。
しかし頭蓋骨の歪みまで考え出すと、ほとんどヤケクソみたいな気分になってきますねぇ。

でも、頭蓋骨の歪みが咬合平面を精密に決める上で邪魔になってるのは事実じゃないかなぁ。例えアバウトでも、患者がよくなるならそれでいいんだけどね。


[513] Re[512][511][510][492]: 咬合治療とは一体、なんだろうか? 投稿者:ナオ 投稿日:2002/10/17(Thu) 14:52

BTAさん、レスありがとうございます。
> ★そのような考え方はあなたが思いついたわけではないのでしょう?そんな知識はいったいどこから仕入れるのか興味津々です。現状の歯科医療の拠り所は、上顎は動かないことなのです。従って問題となるのが下顎位なのです。
> ★そういうことは誰が言っているのでしょうか、私たちはあまり目にしないことですが。
> できればそのような文章があれば教えてください。
・僕の意見は、基本的に本を読んだりホームページを見たり、自分で考えたりしたのがごちゃ混ぜになってるものです。
「上顎も動く」については「2MD咬合研究会」のサイトに簡単に書いてあったと思うのですが。他にもあったと思いますが思い出せません。あと「デジタル診療日記」シリーズも面白いのではないかと。
> ★一般的にはだいたい歯列(咬合平面)が水平になるように付ける。どこでも良いんだけど咬合器に付けるときは技工し易くするためで、模型の中心咬合位で付けるので、あまり問題にしません。
素人なんでちょっと良く分らないんですが、アバウトでいいって事ですか?。上顎模型を着ける平面って、あれはフランクフルト平面ではないのですか?フランクフルト平面とは、両側の耳の穴と眼下点を基準にした平面ですよね。だから生体のフランクフルト平面との位置関係を正確に咬合器上に再現すると、上顎の咬合平面の非対称、歪みが分るように思うんですが。
それから、中心咬合位とは中心位のことですか?その状態の顎位を採る方法ってなんですか?大学などのスプリント治療というのは下顎位を中心位に誘導する治療だと思ってるのですが。
> ★フェイスボー使用時左右の耳の高さが違うことが90%にみられるとどこかのホームページでみました。そのようなときは無理やり耳に押し込むのだそうです。
・つまり、これこそ僕が書いたアレで、頭蓋骨が歪んで側頭骨の位置もずれてるから起こることではないかと。でもやはり、イヤーフェイスボーって精度に問題ありなのかなぁ。中には耳の穴じゃなくて左右の乳様突起を使う人もいるらしいですが。

> また顔面は非対称ですから、左右のカンペル平面は違いますね。どちらの平面にあわせるといいと思いますか。
・ちょっと分りにくいんですけど、これも顔面頭蓋の歪みの問題ですよね。カンペル平面ってフランクフルト平面から見つけるんでしたっけ?それとも耳の穴と鼻の穴でしたか。左右の%8


[512] Re[511][510][492]: 咬合治療とは一体、なんだろうか? 投稿者:BTA 投稿日:2002/10/16(Wed) 23:58

ナオさん私は一般の臨床家です。
この掲示板は歯科関係者も患者さんもそれなりの理論・考えを載せるところだと思いよく見ています。私の知らないことも患者さんの方がよく知っていることがあるので、色々な知識を得ようとしています。
今後も些細なことでも構わないので多くの人から学びたいと思っています。

BTAさんは臨床歯科医の方なんでしょうか?僕はただの患者でその前提で聞いていただきたいです。
・確かに咀嚼運動は開閉運動と違って三次元的な動きですけど、その中に開閉運動も当然含まれてるわけで、開閉運動で、下顎だけでなく、上顎(頭蓋)も微かに動くなら、咀嚼運動でも僅かに動くような気がするのですが。
★そのような考え方はあなたが思いついたわけではないのでしょう?そんな知識はいったいどこから仕入れるのか興味津々です。現状の歯科医療の拠り所は、上顎は動かないことなのです。従って問題となるのが下顎位なのです。
・頭蓋骨が歪んでる場合、顎関節や耳の穴がある側頭骨もずれたりしてるので、その状態では咬合平面を決定する基準にはならないという人もいるみたいですね。
★そういうことは誰が言っているのでしょうか、私たちはあまり目にしないことですが。
できればそのような文章があれば教えてください。
・それから臨床医さんに教えて頂きたいのは、上顎模型を咬合器に着けるときにどうやるのかという事。
★一般的にはだいたい歯列(咬合平面)が水平になるように付ける。どこでも良いんだけど咬合器に付けるときは技工し易くするためで、模型の中心咬合位で付けるので、あまり問題にしません。熟練した人は模型を会わせただけで上下の咬合が解るようです。できあがった補綴物は口腔内で患者さんの噛み合わせにあわせ調整します。
・イヤーフェイスボーという器具は、頭蓋骨を水平にした時の上顎の状態を咬合器上に再現するために使うと解釈してるんですが。精度とかどうなんでしょうか?
★フェイスボー使用時左右の耳の高さが違うことが90%にみられるとどこかのホームページでみました。そのようなときは無理やり耳に押し込むのだそうです。
また顔面は非対称ですから、左右のカンペル平面は違いますね。どちらの平面にあわせるといいと思いますか。
・過去のログでは、手技療法家の人が、頭蓋骨矯正だけで、顎関節症が治る場合があるとか、上顎の捻転などを治すのはそれほど難しくないといった主旨の書き込みがあったように思うのですが、どうなんでしょうね。
★ 何をやっても直る人は直るし直らない場合もあることはおわかりですね。頭蓋骨の形態が変われば側頭骨(顎関節)の形態も変わりますね、そうすると頭蓋骨が変化する前の噛み合わせと違うので、咬合はどうなってしまうんでしょう?外力で頭蓋骨を変化させることはやっぱり恐ろしいと思います。


[511] Re[510][492]: 咬合治療とは一体、なんだろうか? 投稿者:ナオ 投稿日:2002/10/16(Wed) 13:34

BTAさん、レスありがとうございます。
BTAさんは臨床歯科医の方なんでしょうか?僕はただの患者でその前提で聞いていただきたいです。
> そうなんだろうけどね、でも咀嚼時に上顎が動くなんてそれは異常な状態ではないのかな。第二頸椎の歯状突起が中心で動くのは顎の開閉運動ではないのかな。
顎の開閉運動と咀嚼運動は顎の動きとしては別じゃないのかな。
・確かに咀嚼運動は開閉運動と違って三次元的な動きですけど、その中に開閉運動も当然含まれてるわけで、開閉運動で、下顎だけでなく、上顎(頭蓋)も微かに動くなら、咀嚼運動でも僅かに動くような気がするのですが。
> また頭蓋骨が動くと言っているのに目・耳・鼻だって動くのだからそれを基準にしても正確な上顎の位置は再現できないのではないのかな。
・頭蓋骨が歪んでる場合、顎関節や耳の穴がある側頭骨もずれたりしてるので、その状態では咬合平面を決定する基準にはならないという人もいるみたいですね。
それから臨床医さんに教えて頂きたいのは、上顎模型を咬合器に着けるときにどうやるのかという事。
イヤーフェイスボーという器具は、頭蓋骨を水平にした時の上顎の状態を咬合器上に再現するために使うと解釈してるんですが。精度とかどうなんでしょうか?

> 現在の方法でどうやっていいのかな?理想咬合を作れると言っている人は当然その方法を知っていると思う。教えて欲しいよな
・教えて欲しいですね。ほんとに。

> なんか読んでいて怖いと思った、頭蓋骨を外力を加え形を変えるなんて。
・聞いた話では、骨の縫い目を指で軽く押さえる程度で全く安全だという事ですが。
過去のログでは、手技療法家の人が、頭蓋骨矯正だけで、顎関節症が治る場合があるとか、上顎の捻転などを治すのはそれほど難しくないといった主旨の書き込みがあったように思うのですが、どうなんでしょうね。


[510] Re[492]: 咬合治療とは一体、なんだろうか? 投稿者:BTA 投稿日:2002/10/14(Mon) 23:07

> 咀嚼する時は、下顎だけでなく、上顎(頭蓋骨)も動いて噛むわけですよね。上部頚椎が支点?になる。だから下顎位だけじゃなくて、上顎位も考慮しないと駄目なんじゃないかと思いますそのために、頭蓋骨の耳の穴や鼻の穴を基準にした、フランクフルト平面やカンペル平面を正確に再現できるかが大事だと思います。 つまり頭蓋骨を水平にしたときの上顎(の咬合平面)の状態を三次元的に正確に咬合器上に再現できるか。で、下顎位が中心位の状態を咬合器上で正確に再現できるかどうか。これらの操作を精緻に行えば、噛み合わせの立体的な歪みが分かるような気がする。

そうなんだろうけどね、でも咀嚼時に上顎が動くなんてそれは異常な状態ではないのかな。第二頸椎の歯状突起が中心で動くのは顎の開閉運動ではないのかな。
顎の開閉運動と咀嚼運動は顎の動きとしては別じゃないのかな。
また頭蓋骨が動くと言っているのに目・耳・鼻だって動くのだからそれを基準にしても正確な上顎の位置は再現できないのではないのかな。
現在の方法でどうやっていいのかな?理想咬合を作れると言っている人は当然その方法を知っていると思う。教えて欲しいよな

>現状では、頭蓋骨矯正というのは、主に手技でやるみたいです。

なんか読んでいて怖いと思った、頭蓋骨を外力を加え形を変えるなんて。
何年も前に指にテープを巻いてウエストを引っ込めるやつがあったよね、指にテープを巻いて顔も変わちゃっていたんだよね、体は一連どこかに外力が加わるとそれを体全体で変化して対応するのかな、整体で小顔を作るなんてこともやっているみたい、いいのかな?


[509] レスどうも 投稿者:kain 投稿日:2002/10/12(Sat) 22:18

Fighterさんへ、
たしかに人の相談にのるという行為は
たとえ健常者であったとしても、
相当なエネルギーを使うものですから、
Fighterさんのおっしゃるような形で
十分すぎますよね。

それとこちらの掲示板では
自分の考えなり理論なりを言う場ですから、
そのルールにのっとるべきですね。

あと抽象的な発言ってのは確かに違いますね
自分でもかいてて違和感があったので、
それは訂正したいと思います。

http://haruno.fam.cx/~gakukan/


[508] kainさんへ 投稿者:FIGHTER_1992 投稿日:2002/10/12(Sat) 21:34

kainさんへ。
私の様な者にも、他の方達から、色々とメ−ルなどを頂いた為、じっくりと考えました。結論は、「レスを書く必要性が有る・・・」と思われるレスが出てきたら、書込みをさせて貰うつもりです。

ただ今は、様々な人達とのやり取りをして来て、心身共に疲れましたので、回復してからになると思います。(様々な患者さんの為を思い、真っ向勝負、真剣勝負をしたら、本当に疲れます。)
また今現在は、人を助ける事を生業としている訳では無いので、いつもいつも、患者さんへのアドバイス・ボランティア活動が、出来るとは限りません。その事は、理解して下さい。(私自身の生活も有ります。)

具体的に話す事ですが、その様にしていかないと駄目だと思います。ただ、ここは管理人で有る、マウンテンさんの掲示板ですので、一定のル−ルが有ります。
その事を守っていない人も、一部居ますので、もっと色々な事を、煮詰めて行かないと駄目だと思います。

後、私自身の考えとしては、基本的に、抽象的な発言は使用したく有りません。(プライバシ−などの問題が関わって来る場合は、別です。)
抽象的な発言は、逆に、混乱をさせてしまうと考えているからです。それで無くても様々な情報が有り、混乱してしまい易い傾向に有ると思うからです。


[507] fighter_1992さんへ 投稿者:kain 投稿日:2002/10/12(Sat) 02:10

こちらの掲示板に書き込むのは初めてです。
fighterさん、お怒りなのはわかりますが、
fighterさんの書き込みで、安心でき、精神的に
すくわれた方も少なくないと思います。
またそれを望んでいる人もたくさんいると思います。
犬さんとどのようなやり取りをしたのかわからないので、
横から口出しするのもどうかと思いましたが、
書き込みを止めるなんてことは考え直していただけませんか。

それといぬさんについてですが、
僕もメールをいただきました。
確かに少し配慮に欠ける点もあるかなと最初は思いましたが、
でも真剣にこの病気を治していきたいと、
熱意を持って取り組み戦っているかただと思います。
だからハンドルネームを持ち出したりする
くだらない方ではないと思いますよ。

あといぬさんがくだらないといったのは、
もっと具体的な話がしたいのに、できないという苛立ちから
そのような発言になったのだと思います。
こちらのサイトは非常にたくさんの方が
アクセスされていますよね。ですから軽率な発言は出来ませんよね。それでやや抽象的な話にどうしてもなってしまう。でもよくなっている患者がいるのだということを伝えるだけでも、大きな励ましにもなり、希望にもなり、その役割は決して小さくないと思います。したがって確かにそれは少し配慮が欠けた発言だったとはお思いますが。

いぬさんの弁護ということで書き込みさせていただきました。

http://haruno.fam.cx/~gakukan/


[504] 一般臨床家の愚痴 その1 投稿者:BTA 投稿日:2002/10/12(Sat) 00:12

過去ログから「投稿者 福岡の歯医者」さんが

>アプライアンスを知っている人から見れば、私の方法はアプライアンス治療では無いと言われるかもしれない。というのも、私は丸山先生のコースでは何も得ることが出来なかったのです。何も分りませんでした。50万円以上の費用と350万円のシロナソ購入の引き換えに得たものは、”顎位の変化で、何か体に変化が起きるらしい”その事だけです。
何しろ論理的に納得できる話など一つも有りませんでしたので、講習の録音から非論理的部分を除けると何も残りませんでした。ここまでは、へろへろ先生と同じ経過ではないかと思います。

自分はアプライアンス・シロナソについても解らないんだよね。かえって素人といえ病気で苦しんでいる方たちの方が多くの本を読んで詳しいんだろうね。
患者さんの病気を治してあげたいと思わない医者はいないと思う。
しかし歯科医といえ通常診療しない方法についての知識に乏しいのよ。
色々と知識を得るための勉強をしたいとは臨床家として誰もが思っているが、上記「福岡の歯医者」さんの投稿でも解るように、講習会が高すぎる、それで何も得られないことが多い。無料の講習会は行っても行くだけ無駄、ただの宣伝、詳しいことは有料でということになっている。
医科では講習に高額なものはないと聞いたことがあるが、
歯科では高すぎる講習会・多くの先生が違った色々なことを言っている、何が正しいのか解らない、できれば難解なことは避けたい、実状はこの様なとこ。
無理な治療して患者さんがこなくなるより、患者さんに喜ばれるその時そこそこかめる治療に行ってしまう。でも本当は何とかしたいと悔しい思いをしている人は多いと思う。
だからご自分の持っている知識を多くの臨床家に知らしめる、啓蒙活動を「ひろひろ」先生に期待。一人でも多くの臨床家を正しい道に導いて欲しい。


[503] Re[502]: 教えて欲しいこと 投稿者:ナオ 投稿日:2002/10/10(Thu) 22:55

 横レスすいません。素人の一患者として書かせていただきます。
確かに、歯医者さんの立場から考えれば、歯科医療で不定愁訴を取り除けるなんて、なかなか言えないでしょうね。
なぜなら、不定愁訴とは主観的なものであり、それらが歯や顎に起因すると客観的に診断して断定することは不可能だからです。
不正咬合や顎ズレによって、様々な症状が出る可能性は、今日ではなかなか否定しにくくなってるようですが、それらの自覚症状が他の要因(他の疾病、過度のストレス、心身症等)によって起こる可能性もまた否定はできないという事です。客観的な立場に立てばね。
 しかし、患者の立場から見れば、そういうのって分かりますよね。自分の身体の事だし。歯科医療を受けて明らかにおかしくなったケースの人なら、心身症なんて言われたら、それゃキレますよ。
この主観と客観のズレが現場で様々な軋轢を生んでいるのではないか。
とにかく誠実で腕のいい歯科医なら、顎が原因の不定愁訴ならば直せると言うでしょう。

個体にとっての理想咬合、理想顎位を付与することが歯科医療の使命だと、僕も思います。
理想的な顎機能を回復しても、とれない不定愁訴ならば他に原因があると言えるかもね。
でも歯科医療によって「理想的な顎」を作ることなんてできるのかなぁ。

これからの歯科は顔や身体の「歪み」を客観的な指標に据えざるを得ないと思います。個人的には、その歪みとは、上下の噛み合わせの立体的なズレや歪みによって起こるのではないかと思ってます。そしてこの「歪み」が慢性的な不定愁訴と緊密に結びついてると思ってます。

だから僕にとっての理想的な歯科医療とは、簡単に言うと、
顔や身体の「歪み」を取るための治療と、理想的な顎機能(静的にも動的にも)を回復するための治療がうまく、シンクロしてるような治療ですね。

子供の頃からの、「理想的な咬合育成」がどれだけ大事な事か痛感してる今日この頃です。


[502] 教えて欲しいこと 投稿者:BTA 投稿日:2002/10/10(Thu) 17:32

管理者のマウンテンさんの最初の設定は「あくまで現状に基づいた御自分の理論や説を書き込む場にしていただけたらと思います。」と言うことでしたので。
下記の過去ログから
福岡の歯科医さんへ 投稿者:へろへろ 投稿日:2001/03/10(Sat) >ゆえに、歯医者である私は、あえて、「不定愁訴」に着目する必>要性はなく、ただただ、その個体にとっての理想咬合、理想顎位>を付与することこそが使命であり、全ての問題解決なのだと、現>在は思っています。
>簡単な話ですが、今のところ、その簡単な事ができ得る歯科医は>とても少ないのが現状であると感じています。

以上のことについてですが、「その個体にとっての理想咬合、理想顎位を付与する」方法と、どうすれば簡単にできるのか教えてください。


[501] Re[500]: 無題 投稿者:いぬ 投稿日:2002/10/10(Thu) 08:28

FIGHTER-1992さん、ありがとうございます。
私は、FIGHTERさんのことを、真面目でやさしい人だと思っていましたし今も変わりません。この掲示板に必要な人だと思いますので、どうか、他の人の為にも、また、書き込みし続けて下さい。 私の方が悪いのは、本当に申し訳ありませんでした。  


[500] 無題 投稿者:FIGHTER_1992 投稿日:2002/10/10(Thu) 03:05

いぬさんへ。(何故か、早速、数人からメ−ルでの反応が有った為、全く書込むつもりは有りませんでしたが、終わりに、書いておきます。)

解っていると思いますが、私は、他人に感謝をして欲しい為に、情報交換をしている訳では有りません。
また、「有る先生の治療のメリット・デメリットは、こうだよ・・・」と、掲示板上のル−ル範囲内での情報公開は、良いと思います。

ただ、勘違いして欲しくないのは、(意味の無い攻撃)、(勘違い・筋違いな攻撃)、(他の患者さんを、強い不安に落とし入れる、メ−ル上のやり取り)は、するべき事ではないと思います。
私もメ−ルで、自分の意志とは裏腹に、ちょっとした事から、傷付けてしまった経験も有りますが、状態・状況が、全く違うと思います。
その事だけを解って貰えれば、言う事は有りませんし、ずっと喧嘩をするつもりも有りません。

いぬさんも、自分の目指している範囲内での、改善・治癒を目指して頑張って下さい。


[499] いぬさんへ 投稿者:ヨッシー 投稿日:2002/10/10(Thu) 00:42

FIGHTERさん同様、本来ここに書くべきことではないです。

マウンテンさん申し訳ございません。


<全く、あなたの批判はしていません。

しかしいぬさんは私が行っている治療の批判をされましたよね?

人がどう思うかをもう少し考えたうえで発言したほうがいいですよ。
















[498] Re[497]: いぬさんへ 投稿者:いぬ 投稿日:2002/10/09(Wed) 23:07

 
 FIGHTER-1992さん、本当に申し訳ありません。
FIGHTERさんには、非常に感謝しています。いつも丁寧なメールをくれる方だったので、恩を忘れるわけがありません。

勘違いされてるようなので悲しいですが、私は、全く、あなたの批判はしていません。
くだらない人と書いたのは、人が真面目な話しをしているのにちゃかすような人がいるからです。
最後といわずに、どうか、また書き込み続けて下さい。私は、いつも
楽しみに読んでいたのですが。


[497] いぬさんへ 投稿者:FIGHTER_1992 投稿日:2002/10/09(Wed) 20:46

いぬさんへ。(管理人さん、最後に、この掲示板に、似つかわしくない文面を書く事を、お許し下さい。)

下記の文章を見ましたが、いつも通り、勝手な事を言ってくれますね。
私は、矯正治療の失敗により、多くの症状が出ましたが、簡単に治る様な症状では有りませんでした。
何年間も治療の為に、あらゆる治療院を駆け巡りましたし、また、治らないと言われる病気も幾つか有りました。
ただ、諦めない心・精神と、努力で、様々な先生を探し、治して来たのです。
また、取り敢えず、マシな先生を選んでいる訳では有りません。本当に嫌みな人ですね。

最後に言える事は、最初の頃、一時的だとしても、あなたにメ−ルなどで、誠心誠意、睡眠時間を潰してまでメ−ルを返信して、紹介までしていましたが、最後に、この様な応対ですか?あまりにも悲しいですよ。怒りなどを通り超して、何かなりそうですよ。本当に、自分勝手な性格ですね。
また、人を巻き添えにして、おもしろいですか?あなたが他人に送ったメ−ルで、その人は不安神経症の様な状態になり、大変だった事を解っているのですか?

元は、あなたが、「紹介をしてくれ・・・」と言ったので、紹介をした事から始まっているのですよ。私が紹介をした先生は、自分の理想とする先生でなかったのか、治療を受けず、批判ばかりしていますが・・・。
私が何も言っていない状態で、私や、矯正治療の事を、掲示板で批判した事から始まっているのですよ。最初に、自分勝手で、失礼な事を書いたのは、あなたですよ。(また、くだらない人で、悪かったですね。あなたに、俺の人生を軽く言われる筋合いは、全く無い。)

私は当初、誠心誠意対応したつもりでしたが、この様に思われている様なので、もう掲示板には書き込む事を辞めます。

また、あなたは、歯科医療関係者ですか?また、(いわのぶ)と言うハンドルネ−ムで書込みをしたのは、あなたですか?私の本名をひらがなにして、真ん中だけを取った様な名前にしたのは、あなたですか?


[496] Re[495][489]: 無題 投稿者:ふみ 投稿日:2002/10/09(Wed) 12:41

いぬさんはじめまして
ふみといいます
掲示板の方とあわせて読みました.
いろいろ疑問に思っていたことがあり、とてもタイムリーな書きこみでわたしもひさびさにすかっとしました。
細かい点で幾つか同意、納得でした


[495] Re[489]: 無題 投稿者:いぬ 投稿日:2002/10/09(Wed) 02:45


 いぬです。みなさん、お久しぶりです。

「最近思っていること。」さん、ナイスな文章提供ありがとうございます!! 非常に簡潔に的を得た内容で、よかったです!! 私が思っていたことの代弁をしてもらったようで、胸がスカッとしました。これからも、どんどん書き込み、よろしくお願いします。期待しています!! 私も、同じように疑問に思っていることを書きたいと思いますので、文章を引用させてください。

(1)は、普通の大学病院および、一般的な治療(AAOPなど)ですね?

(2)は、> 歯や顎のみではなく全身を見ていると思います。

→これは、顎位誘導のみで全身が変わる人のみ、の話しですね?   

> ひろきさんやfighterさんがおっしゃる「スプリント」はこっちだと思います。

→この2方は、歯をいじったことによる(つまり矯正や虫歯治療の失敗による)医原病なので、顎位を元に戻せば自然に楽な位置になるということですよね?

>プレートで誘導するのは下顎の位置のみなのに対して上顎骨も動かせるからです。

→上顎骨は、どうして動かせるのですか?

> ただ福岡の歯科医さんはプレート後の治療は基本的にはしないと過去ログに書いてあります。

→そうですね。でも、それで、もう完治したことになるのでしょうかね? 後に、問題はおきないのでしょうか? プレートの力は、そんなに強いのでしょうか?歯が変わっていなかったら、歯の噛む位置に負けてしまう気がするのですが・・どうなのでしょうね?

(3)は、> KDCさんが「歯にたどりついた」

→多分、あなたがおっしゃりたいのは、こういう例だと思うという推測から、勝手な例を使わせて下さい。

<例>:例えば、抜歯矯正をして顎関節症になった方。この方は、歯列が変化し歯のアーチも狭くなっています。つまり、いくら(2)のアプライアンスを使おうが頭蓋骨の歪みを治そうが、根本的に、装置をつけたくらいでは補えない位置になっているとすれば、それは、もう歯をいじるしかないわけですよね?

要するに、KDCさんは、装置の限界・弊害を知って、そのようにおっしゃってるのではないでしょうか?もし違ったら、教えてください。

(4)は、> プレートによる不定愁訴の無い状態を自分の歯で再現するのは可能なのでしょうか?

→私は、多分、それが、一番難しい技術なのだと、思います。今まで、「削るのがいい」「奥歯の高さを上げるといい」など、いろいろな事が言われてきて、未だに再現のむずかしさに悩んでいるのが現状ですよね? 一度壊れた口腔内を、昔の状態に近く戻すなんて、奇跡的な作業ですよね・・。

> ひろきさんやfighterさんもまだ治療が完全に終わってないと思うし、治療が終了してから長い時間を経てどうなるのかも不明です。

→長期的な目でみると、どんな治療も、最後までわからないと思いますね・・。ただ、みんな苦しい状態で一刻も早く治りたいので、今ましになるところ、何年間かは大丈夫そうなところを選んでるのではないでしょうか・・?

> KDCさんのいう「アプローチとして生理学的顎位を探し求めているようです.スプリントは単純に咬合高径をあげるだけのこととして、その他プレート関係もこれらを任意に決めてその後補綴治療、矯正治療を行う.ナソロジーや、PMSの学派もみなこの顎位にこだわっています.しかし、これはだれしも咬合の治療や治療結果がうまくいかないと知っていると思います」

> 顎位にこだわる治療でうまくいかないとおっしゃるのはなぜなんでしょうか?

→多分ですが・・、要するに、「顎位を正しい位置にする=不定愁訴が治る」という図式が、必ずしもあてはまらないからだと、思います。それは、歯をたくさんいじってきた人ほど、その人の元の正しい顎位がみつかりにくいし、みつかったとしても、今度は体の方が変わっているので、その顎位では合わなくなっているからかもしれません。
 
 私が聞いた話では、「人間の体はバカじゃないから、何か異変(口腔の異常)が起きたら、それに適応するように自然治癒力が働く。年月をかけて、不都合な噛みあわせでも、それに合わせて体も微妙にゆがんだりねじれたりして対応していく。それは、悪いゆがみでなく、生きるのに必要なゆがみだから、そうやってゆがんだ場合は、無理して逆の位置にもっていこうとしたり、いわゆる理想的な正しい位置にもっていったら、混乱する。」と言っていました。

そういうようなことが起こっているのかもしれません。 また、私が個人的に思うのは、「正しい顎位」をわかっている医師は、ほとんどいません・・・!!
なので、「顎位にこだわる」といっても、どのくらいのレベルで言っているのかは、わかりませんね。

個人的に思うのは、日本のトップである錦糸町の中沢先生は、やはり、顎位誘導に関しては、すばらしいと思います。(ここでは、批判の声も聞きますが、何をもって批判してるのかは疑問です。他の先生のほうが、もっともっと酷いと思いますね。わかっていないのにわかったような口調の先生も多いし、本だしたりインターネットで宣伝してる先生も多いですから・・・。)

> プレートを使用する人とプレートを否定する人の議論は過去にあったけど議論がかみ合わないまま終わってしまいました。

→ここの掲示板は、そういうのが多いです。どんどん話題が流れていって、重要な話まで聞き流されてしまいます。私も、とことん、話しをしたいと思っています。

よかったら、「最近思っていること。」さん、私の方までメールください。細かいお話しましょう。

また、活発な議論になるよう、共に、がんばっていきましょう!! 掲示板の堕落防止は、くだらない人や話をいれさせないよう、雰囲気をつくることだと、思います。





[494] オフ会やりましょうよ。 投稿者:りょうへい 投稿日:2002/10/09(Wed) 00:41

みなさんこんばんは、顎関節症の24歳の男(無職)です。

オフ会の話が少し出ていたので、興味あります。
ただ集まって病状を話すだけでもいいですし、情報交換もしたい人はすればいいという感じで、、、ただ一緒にお茶飲んで愚痴いいあったり、励ましあったり。帰りたい人は、自由に退席してもいい、気楽な集まり。

私のまわりには、顎関節症を分かってくれる人がいないものですから。同じ病気を抱えている人にぜひ実際にあいたいです。

みなさんは、早急にはすべきじゃないと思いますか?


[493] Re[487]: 最近わかったこと 投稿者:BTA 投稿日:2002/10/09(Wed) 00:22

初めてこの様なコーナーを知りました。
KDCさんは、歯科関係の人ですか?
どのような経緯でそこまで行き着いたか知りたいです。
特に仙腸関節と下顎との関係はどのようにして知りましたか?
それが解っていれば咬合治療は何ら問題はないと思いますが、いかがでしょうか。
「咬合」は未だ正確に規定されていない分野の為、多くの考え方がかえって混乱を起こしています。
また既存の学問上では、解決し得ないことが多く、単順に顎位(上下とも)だけの問題で考えるととんでもない方向に行ってしまい不定愁訴の原因を起こすことになることは周知のことです。


[492] 咬合治療とは一体、なんだろうか? 投稿者:ナオ 投稿日:2002/10/07(Mon) 18:13

 咬合治療とは、一体、なんなのでしょうか?
 理想の咬合とは一体、なんなのでしょうか?
 歯科医療によって、それは実現できるのだろうか?
 頭蓋骨のイメージが頭の中でクルクル回ってます。

これから書くのは、全て個人的意見です。

下の方の意見にもあるけど、スプリントやプレートと呼ばれる装置というのは、上下の顎の間にはさんで、下顎位、顎関節に働きかける装置ですよね。
で、下顎の位置を直してから、補綴とか矯正をするらしいんですが、どうも中途半端な気がする。というか、すごく単純な気がする。
 一時的に咬合を高くし、顎関節の負担を減らしたところで、不定愁訴を全て取り除けるのだろうか?。
不正咬合が身体に与える影響というのは、もっと深いと思う。プレート治療で、脊椎や骨盤の歪みまで言及する人は多いが、頭蓋骨の歪みまで言及する人は意外と少ない。
同じく下顎位、顎関節に言及する人は多いが、上顎、顔面頭蓋に言及する人は意外と少ない。
 咀嚼する時は、下顎だけでなく、上顎(頭蓋骨)も動いて噛むわけですよね。上部頚椎が支点?になる。
だから下顎位だけじゃなくて、上顎位も考慮しないと駄目なんじゃないかと思います。
 そのために、頭蓋骨の耳の穴や鼻の穴を基準にした、フランクフルト平面やカンペル平面を正確に再現できるかが大事だと思います。
 つまり頭蓋骨を水平にしたときの上顎(の咬合平面)の状態を三次元的に正確に咬合器上に再現できるか。
で、下顎位が中心位の状態を咬合器上で正確に再現できるかどうか。
これらの操作を精緻に行えば、噛み合わせの立体的な歪みが分かるような気がする。
 で、この歪みを除去するような治療こそが、頭蓋骨の三次元的な歪みをなおす方法になるのではないかと思うんですが。
 上下の顎の位置が回復すれば、頭部の重心も正常になり体の歪みも直るのではないかと思います。
 現状では、頭蓋骨矯正というのは、主に手技でやるみたいです。咬合矯正と頭蓋骨矯正を組み合わせて行う医療機関がもっと増えて欲しい。不正咬合で起こりうる、すべての現象をトータルに診断、治療できる歯科医療が一般化するのはいつの日か.....。

 





[491] どうも、です。 投稿者:ぬらりひょん 投稿日:2002/10/07(Mon) 02:17

 こんばんは。なかなか見ることができずに時が過ぎてしまいます。仕事が、少しあきましたので少しよせていただきます。
 やはり言葉として「被害者」は、過激過ぎますか?。皆さんに不快感を感じさせたようですので、提案は取り下げます。やはり、OFF会と呼んだほうがよろしいようですね(OFF会なる言葉を従業員より、始めて知りました)。OFF会とは一般的に何をするんですか。会議みたいな事をするんですか、それとも、飲み会ですか?。もし、企画されるのでしたら仕事放ってでも、管理人氏や、ひろき氏、fighter氏等‥の素晴らしい尊敬に値する方々のお話を聞きに(勿論、体調や、その他の環境が許されて参加されればですが)伺いたいと思います。何卒、その節には末席で結構ですので参加する許可をいただきたいのですが。


[490] Re[485][477]: 管理人さま。ここが、その場所 投稿者:いなかもん 投稿日:2002/10/06(Sun) 23:46

こんにちわ。
> > 一度、皆さんで集まって会として、立ち上げることも考えられてもよいのでは、と思います。

> 現実に会のようなものにするとしたら、慎重にやらないといけない気がします。

 会社倒産経営者の駆け込み寺的な「八起会」みたいなのがあると、顎関節症患者にとって心の支えみたいになっていいんではないでしょうか。いろんな情報も得られそうですし。
 とにかく、この病気で怖いのは。全く情報が得られないことではないでしょうか。なにせ、歯科の世界では存在しない病気にされているそうですから。。。この状況も、何とかする必要があるように感じますが。

たしかに、会を発足させるのは。マウンテンさんが言われるとおりに、慎重にする必要がありますよね。いろいろと大変なことがおきるとおもいますし。。。。

と、ちょっと勝手なことをレスしてしまいました。

 


[489] 無題 投稿者:最近思っていること。 投稿日:2002/10/06(Sun) 21:52

私は単なる素人の一患者なので間違っているかもしれません。

(1)普通のスプリント
このページで一般的に「スプリント」と呼ばれているものは単にかみ合わせを高くするだけのものだと思います。
だから顎や歯のみを考慮していると思います。
私は使ったことがないので正確にはわかりません。
テンプレートやバイオプレートもこちらに属すると思います。
ただテンプレートやバイオプレートには独特の理論があり、全身を考慮しています。
その理論がおかしいのはここの過去ログを見ればわかります。

(2)プレートで下顎位を誘導することによる不定愁訴の治療
体の症状がとれる理想的な「顎位」にプレート状の装置で下顎を誘導する治療です。
体の症状を見ながら顎位を決めていくので、「不定愁訴に主眼を置いた治療」だと思います。
歯や顎のみではなく全身を見ていると思います。
ひろきさんやfighterさんがおっしゃる「スプリント」はこっちだと思います。
このタイプの治療は整体と平行することにより相乗効果があると思いますが、頭蓋骨の歪みについてはあまり考慮していないように感じます。
プレートで誘導するのは下顎の位置のみなのに対して上顎骨も動かせるからです。
症状がとれる顎位と上下の歯がかみ合う位置は一致しないのでプレートの使用後に矯正や補綴をすることになると思います。
ただ福岡の歯科医さんはプレート後の治療は基本的にはしないと過去ログに書いてあります。

(3)プレート否定
ここまでに述べた治療を否定するのがKDCさんとMICさんですね。
プレート類の使用を否定し、不定愁訴を治療の目的にしない「歯に主眼を置いた治療」だと思います。
全身に加えて頭蓋骨の歪み、特に上顎骨を重視しているように思います。
KDCさんが「歯にたどりついた」と書いた先の話は私には難しすぎて理解できないです。
この治療を受けた人の書き込みがあるといいのですが。

(4)顎位(不定愁訴)が先か歯が先か?
プレートで下顎位を誘導することにより不定愁訴が軽減するのは否定しようのない事実だと思いますがここで疑問があります。
プレートによる不定愁訴の無い状態を自分の歯で再現するのは可能なのでしょうか?
プレートで症状がとれてもその後の治療でどうなるかが不明ですね。
その点ではひろきさんやfighterさんもまだ治療が完全に終わってないと思うし、治療が終了してから長い時間を経てどうなるのかも不明です。
だからこそKDCさんがおっしゃった次の文はとても興味深いですね。

「アプローチとして生理学的顎位を探し求めているようです.スプリントは単純に咬合高径をあげるだけのこととして、その他プレート関係もこれらを任意に決めてその後補綴治療、矯正治療を行う.ナソロジーや、PMSの学派もみなこの顎位にこだわっています.しかし、これはだれしも咬合の治療や治療結果がうまくいかないと知っていると思います」

顎位にこだわる治療でうまくいかないとおっしゃるのはなぜなんでしょうか?
プレートを使用する人とプレートを否定する人の議論は過去にあったけど議論がかみ合わないまま終わってしまいました。


[487] 最近わかったこと 投稿者:KDC 投稿日:2002/10/05(Sat) 20:52

長い間しばらく、このページにも書きませんでしたが最近僕がわかったことを書いていきたいと思います.
さて、多くの不定愁訴が歯科治療を引き金に起こった、あるいはおこりうることは既存のとうりだと思います.その際、今現在歯科医療関係者のほとんどのかたが、アプローチとして生理学的顎位を探し求めているようです.スプリントは単純に咬合高径をあげるだけのこととして、その他プレート関係もこれらを任意に決めてその後補綴治療、矯正治療を行う.ナソロジーや、PMSの学派もみなこの顎位にこだわっています.しかし、これはだれしも咬合の治療や治療結果がうまくいかないと知っていると思います.ほとんどの方はこれで終わりです.ここまで顎位をやられる先生は非常に勉強家です.それ以外の一般の先生方はそれさえも達していないのが現状だと思います.次に歯にたどりつきます.それは歯の形態、番地が顎位、顎運動をいとも簡単に変えてしまうことです.そのことを理解される先生もわずかです.たとえば、左にクラウンのカウンターが強いものを入れると簡単に顎位、顎運動は変化します.つまりほとんどのかたがその形態、番地を無視したものをいれようとしていますし、咬合紙であたるかどうかばかりをみています.これでは結果つまり歯があたっているだけで噛んでいない場合がほとんです.悪いなりにも顎は理想的な位置を探しているのです.そうしてどんどん口腔内が破壊されていきます.ここまでくると、次に仙腸関節と下顎の関係を知り、力学的なバランスを知ります.したがって最低、全身をアジャストとしていくような咬合調整を行うようになります.さらに金属(AmやAgやPd)の影響をしり、電磁波の影響を知るようになります.その時、顎位のふりかたをしれば恐ろしくて、歯科治療はできなくなります.そうこうしているうちに脳、特に小脳とイメージが関連があり、イメージは数センチ、数oの単位で身体に働きかけることを知るようになり、眼に見えない骨格的バランスの要素にこれらを加味してみるようになります.
そしてさらに、本当の意味で歯科医療は眼に見えないものを具現化していく最良のものであると確信しますが、さらにそれを行うためには技術のトレーニングが絶対必要と痛切に感じることとなります.そして、その先は顎も歯もすべてからだの一部であると認識すると、原因がどこからきたのかがはっきりと説明でき、治療も最小限を追い求めるよになります.

これが、僕のたどった道筋です.ひとりでも多くの優秀なそして既存の学問体系の矛盾を感じ、そして臨床家として、このページのようなひとを救うために努力を惜しまない先生が増えることを望みます.そして不幸にもこのような患者のみなさん、いろいろと医療に対する不信感や病状に対する不安感があると思いますが、しっかりと心の目を開いてください.そして真実を見極め、自分の頭で考えてください.そして良いイメージを作ってくださいそうすればすばらしい出会いや健康の大切が真に理解できると思います.


最後にここを見ている志をもった医療関係者に僕の師匠からの言葉を書いて終わりにします.

鍛錬
宮本武蔵は、自己鍛錬を怠らなかった。「五輪書」には、「千日の稽古を鍛とし、万日の稽古を錬とす」と記している。どんな分野でも、日々の鍛錬なくして成功の道はない。

吉川栄治の「宮本武蔵」のなかに、若い弟子に武蔵が諭す場面がある「あれになろう、これに成ろうと焦心(アセル)るより、富士のように、黙って、自分を動かないものに作り上げろ。世間へ媚(コ)びずに、世間から仰(アオ)がれるようになれば、自然と自分の値打ちは世の人が決めてくれる」。

深き人生を生きている人は、それぞれ鍛えを経ている。一日一日が、人生への鍛えの日々である。


[486] Re[484][483]: バイオプレート 投稿者:マナブ 投稿日:2002/10/04(Fri) 18:50

短いコメントですが、何か自信ありげですので聞いてみたいのですが、身近にそのようなひとがいましたか?漢方だとどんな病院に行ってどんな薬を処方してもらえばいいのかわかりますか?
その他関連する情報があれば是非教えてほしいのですが?よろしくお願いします。


[485] Re[477]: 管理人さま。ここが、その場所 投稿者:マウンテン 投稿日:2002/10/03(Thu) 19:36

> 一度、皆さんで集まって会として、立ち上げることも考えられてもよいのでは、と思います。

いつになるか分かりませんが、実現できたらおもしろいかもしれませんね。特に被害者の会といった名目でなくても、ここに来られる方がオフで会う機会が持てればそれでいいと思います。

現実に会のようなものにするとしたら、慎重にやらないといけない気がします。


[484] Re[483]: バイオプレート 投稿者:もも 投稿日:2002/10/03(Thu) 18:52

パイオについては既に過去ログで語り尽くされているようなので
検索してみては?
個人的意見としては、そのような症状の場合、
漢方などの方が向いてるかもですね。


[483] バイオプレート 投稿者:マナブ 投稿日:2002/10/03(Thu) 17:19

はじめまして!先日バイオプレートの説明会に行ってきましたが、だれか体験された方もしくは詳しい方、情報をいただけないでしょうか?私は今年初め頃から喉の奥につまりを感じ、そこから来る息苦しさで、一度はパニック障害になり救急車で運ばれました。心臓・肺・胃と何カ所もの病院に通い、検査をしましたが異常なく結局は自律神経の失調だとなってしまい精神安定剤と睡眠薬を飲んでます。でもこれじゃなんにも直らないと思い、インターネットでいろいろ調べるようになり、上記バイオプレートという治療法をみつけたのです。現在も喉の詰まりと不眠症、胸のむかむか(嘔吐感)に苦しんでます。


[482] Re[481]: 柳澤桂子さんについて 投稿者:レオ 投稿日:2002/10/03(Thu) 16:34

> いつか、きっと・・・と、思いながら、現実は日々の辛さから、逃げられずにいるのですが。

 マックさん・・・

 実はこの1つきくらい1日に最低5回はこのサイト見てるんです。ほとんど中毒です。(笑)

マックさんは過去ログで拝見しましたが、30年ですか!私も25年と二人とも長い病歴という点では共通ですね。

 わたしも「いつかきっと」で25年です。俺の人生なんだったんだろうと思うこともあります。
人からは「もう受け入れよ」といわれます。自分でもそうできたらなと思うのですが・・・
人から言われるとなぜか腹立たしくなってしまうんですね。
で、「いつかきっと」治るという期待感もありますし、なんていうかアンビバレントな心境ですね。

> レオさんにも、わかってもらえるでしょうか?

 わたしは基本的にわかるという言葉あまり使いたくないんです。(失礼な言い方かもしれませんが)本当に本当にわかっているのは自分だけだと思います。基本的に人の痛み、心を「理解」するのは不可能だと思っています。それがまったく同じ症状の人であったとしても・・・わかってもらえたと信じてた人に裏切られたこと多いから「知ってるんです」
 でもね、わからないけど「察する」ことはできますし、それ以上に「感動」(小泉さんの受け売りではありませんよ)することもできるんです。
 マックさんの過去ログ拝見しましたが、痛みに耐えての病院遍歴それでも家庭を持ってやりくりされている姿「感動」しました。こころが動かされました。「感動を」ありがとうございました。
 おたがいつぶれないよう、ぼちぼちやりましょう


[481] 柳澤桂子さんについて 投稿者:マック 投稿日:2002/10/03(Thu) 08:22

レオさんも、知っていらしたのですね。
彼女について、ほとんどの本(生命科学については、むつかしいのですが)を読んだと、思っています。

確かに、彼女は数々の苦しみを受け入れ、冷静に分析しています。

近年、ご自分にあった薬がみつかり、何十年かの苦しみから解放されつつある喜びを、「ふたたびの生」(?)という本に書いています。

私たちも、まだ未知に領域(に近い)である、顎関節症にまつわるかずかずのもんだいが、解き明かされていくのを願わずにはいられませんね。

いつか、きっと・・・と、思いながら、現実は日々の辛さから、逃げられずにいるのですが。

でも、あと何十年もたったら、おばあちゃんになってしまいます・・・
でも、彼女も、人生の一番良い時を、病気で苦しまれ、お孫さんの出来たころ、やっと、平穏な生活を得ることが出来ています。
わたしも、あきらめず、闘っていこう。と、彼女の本を読むたび思うのです。
レオさんにも、わかってもらえるでしょうか?


[480] Re[479]: 理解されない苦しみについて。 投稿者:レオ 投稿日:2002/10/02(Wed) 18:03

> 柳澤桂子著、認められぬ病と言う本があります。

 「骨切り」のレオです。

わたしも柳澤さんの本何冊かよみました。上記の著書も。

「癒されて生きる 女性生命科学者の心の旅路」岩波書店もおすすめです。

 柳沢さんは私の心の支えになってくれている「同志」(といってもお会いしたことないですが、)の一人です。

 彼女のすごいところは、数々医師にひどい扱いを受けながらも、「告発」という枠を超え、「生の意味を」科学的にまた実存的に探求されているところに(も)あると思いますが。どうでしょう。


[479] 理解されない苦しみについて。 投稿者:マック 投稿日:2002/10/02(Wed) 16:38

柳澤桂子著、認められぬ病と言う本があります。
詳しくは、著者の一連の本について読んでいただければ、顎関節症で、悩んでいる方にも、なにか得るところがあると思います。

このなかで、痛みに対する医師の無関心、および「心因性」で処理される恐ろしさについて、触れられています。
そして、著者も「病気そのものの苦しみより、医療から受けた苦しみのほうがずっとおおきい」と言っています。

あまりに、深い問題なのですが、痛みを理解してもらうことが、本当の治療の進歩につながるのではないか、と思います。
抽象的ですが、医師と患者のある隔たりは、そこではないでしょうか?
患者の望むつらさや、痛み、苦しみからの解放がなければ、それは治療とは、言えないのかも知れません。

すこしでも、興味がある方、一度よんでみてくださいね。

柳沢桂子さんについては、NHKでも取り上げられました。


[478] Re[477]: 管理人さま。ここが、その場所 投稿者:レオ 投稿日:2002/09/30(Mon) 03:56

 こういうのを横レスというのでしょうか。ぬらりひょんさんすいません。ならびにマウンテンさんにも

>  日本に唯一の「歯科治療被害者の会」だと思います。

 そうだと思います。「コムル」なり「医療事故情報センター」など弁護士なり、第三者が運営する機関、また多くの病気を総括しての「被害者の会」は存在しますが、「歯科治療被害者の会」は存在しませんね。そういった意味で、「岬奈美」さんなり「阪大」を訴えたて本になされた方は、「戦い」を一人でされてきたわけで敬服いたします。

 私の「夢」もしくは「何をいっとるんだこいつは」という線で結構ですので、聞いてください。
 北海道 浦河に「べてるの家」という精神障害を携えた方々の「作業所」があります。統合失調症、躁うつ病の重症の方などが、こんぶを加工したりして、一緒に生計をたてているところです。
 ここでは、「症状」そのものを「治さず」それも自分の一部として取り込んで、やりくりしているそうです。「幻聴」の報告会なんてのを和気あいあいとやっておられるそうです。毎年全国を「べてるの家」の紹介という形でツアーしてて、私も個人的に興味があったので(ちなみに私は統合失調症でも躁うつ病でもありません)、見学させてもらいました。
 長年「病気」やってますと苦しくても「引き受けていったほうが」得かなという気分になることしばしです。
 で、私の「夢」(思い付きです)が、「長年」「なんとしても治らない顎関節症」の方は一緒に、上記のような「作業所」を作るっていうのはどうですかね?もし治ったらそこを「退所」して、たまに遊びに来てもらうなんてのは・・・「顎関節患者の家」なんていうのは。
 もちろん精神的疾患と顎関節症疾患は違いますから、上記のコメントもクレームつきそうですが、そこはご容赦を。
 でも、どうしても不定愁訴なりで「立ち上がれない時」でも食ってはいかねばならないとき、「そこは俺がやってやる、お前は休んでろ」「その代わり今度は頼むぜ」的な場所があったらなーと思うんですが、甘いこと承知で書いてます。すいません。
お許しを「夢」だもので。

 ぬらりひょんさんいきなりすいませんでした。ちょっと違う方向に行ってしまって。


[477] 管理人さま。ここが、その場所 投稿者:ぬらりひょん 投稿日:2002/09/30(Mon) 02:26

 管理人さん、ご苦労様です。
 多くの方々が、こちらを訪れられます。お口の、或いは体の不調を伝える為に。なかなか他人に受け入れてもらえないしんどさや、もどかしさを共感してもらえ、元気づけてもらえるこの場所こそ、日本に唯一の「歯科治療被害者の会」だと思います。
 
 勿論、ここを訪れ不具合を訴える方々すべてが、歯科での様々な不適当な治療を受けた結果、と言うわけではないと思います。「歯くらいなんてことない。虫歯になったら被せればよいし、抜けたら入れ歯にすればよい」という、患者さん自身の、歯に対する、もっと言えば自分の体に対する傲慢さによって、現在不調和を、訴えてみえる方もいます。或いは、現代のストレス社会における不定愁訴の逃げ場所として(ゴメンナサイ)この場所を利用する方もあると思います。

 が、が、です。本当に、歯科でのいい加減な(50年おくれておるそうな)処置によって不具合を生じさしめた患者さんも多数みえると思います。そんな方々が集い、励ましあい、治ろうとする場所、そう、まさにこの場所が「歯科治療による被害者の会」だと思います。一度、皆さんで集まって会として、立ち上げることも考えられてもよいのでは、と思います。
メディアに訴えるもよし、みんなで集まって、情報交換をするもよし、だと思うんですが。ここには、本当に素晴らしい方々が多数みえますので、有意義な意見交換会になると思います。
 
 なんで、私が(技工士)こんな事思うかといえば、私も技工士として、医療としての技工がしたいのです。患者さんに喜んでもらえる仕事を生業としてゆきたいのですが、内側からでは難しく、10年程がんばってみましたが、へたりそうなので外から動かせる力がまとまってあったらよいなと感じた次第です。ご意見が、伺えたら幸いです。
今日より、明日が少しでも皆様にとって安らげる1日でありますように。


[476] Re[474]: ありがとうございます 投稿者:マウンテン 投稿日:2002/09/25(Wed) 14:46

> 理論的なことは書かずに私的な内容ばかりを書きこみしてもよろしいのでしょうか?

名目上は内容を分けていますが、患者個人が顎関節症について語ることで
そこには自然と理論のようなものが発生している。ということも言えるか
もしれません。ですので、特には制限はしていません。

「はじめまして。どうしたらいいでしょうか」といった書き込みは、もう
一方の掲示板の方が好ましいのかもしれません。見ている方の数は「顎関
節症になってしまった人達の掲示板」の方が圧倒的に多いです。


[475] Re[474]: ありがとうございます 投稿者:レオ 投稿日:2002/09/25(Wed) 02:21

>  素朴な疑問ですが、「私の理論」のコーナーなのに、理論的なことは書かずに私的な内容ばかりを書きこみしてもよろしいのでしょうか?そういった内容は「掲示板」の方にに書きこんだほうが妥当でしょうか? 

 私もそれが疑問ですというかすいません。マウンテンさんよろしくご指示を。たぶん別の「掲示板」でしょうね  


[474] ありがとうございます 投稿者:ハム 投稿日:2002/09/25(Wed) 01:12

 レオさん、ひろきさん、頼りがいのあるお兄さんのような、先輩のような、温かいお返事ありがとうございました。救われる思いです。
 人と会う時は「いざ鎌倉」・・・。確かにそう思います。ひろきさんもおっしゃるように、「極力人に弱いところをみせたくない」ばかりに「無理」をしてしまったりして自虐的になったり。とにかく、治療に専念して、治ることを祈ります。
レオさんのコメントの、「病気の最中だからこそ大きな賭けはできるなら避けたほうがいい」というのは、とても心に響きました。私の場合、行動に移すまでの肝が据わってないのですが、「顎のせいでうまくいかない→環境を変えたい!」という願望が頭の中を支配することもあります。レオさんの助言を参考に、治療に専念できるような、自分にとってベストな環境を大切にしたいです。
 
 素朴な疑問ですが、「私の理論」のコーナーなのに、理論的なことは書かずに私的な内容ばかりを書きこみしてもよろしいのでしょうか?そういった内容は「掲示板」の方にに書きこんだほうが妥当でしょうか? 
 


[473] Re[471]: すみません、まちがえました。 投稿者:レオ 投稿日:2002/09/24(Tue) 23:51

はじめまして、大事なプライベートなお話を、私ごときに聞かせていただきありがとうございました。

 ハムさんは社会人1年生ですか。いろいろな症状携えて、やりくりしていくのはさぞ大変かと思います。無理せず(といってもそれも難しいことと思いますが)ボチボチやりましょう。

>今、自分の痛みだけにとらわれないように努力しようと心がけてます。

 本当に大切なことですね、私も心がけているんですが、気がつくと「体が心を支配している」といった感じです。でもお互い良くなるまでは、忘れてはいけないことですね。

 「ひろきさん」のコメントにもありますが、私も、今でも人と会うのは「いざ鎌倉」といった心境です。かといって引きこもっているわけではないんですが。
 人と付き合うのが億劫な理由は、色々あると思いますが、体の不調はもちろんですが、私の場合は術後の筋肉の硬直で、右側がこわばってしまい、気がつくと不機嫌な顔をしているので、「何怒っているんだろう」と思われるのがいや、ということと、30分に一回位口の中の右側に手をいれて、「開き」を良くしたくなってしまうので、「変なやつ」(トイレ行くふりしてやるんですが)と思われないだろうかといった恐怖があります。まあ自意識過剰な面がありますね。それがやれない場所、例えばお客さんとあったり、会議中なんかは口がつかれてしょうがありませんでした。
 だからとにかく、なるべく顔の筋肉リラックさせて、滑舌よくさせて会うようにしています。顔面の不快感抱えながら、笑うのは並大抵のことではありませんね。だから私は笑顔ができなくても、ぽーっと力を抜くことを心がけています。

 話は変わりますが、「彼氏」と別れなかったのは、突っ込んでコメントするのは失礼とは思いますが、賢明な「選択」だと個人的には思います。
 病気の最中だからこそ、転職、退職等あまり大きな「賭け」は「できうるなら」避けたほうがよいと思います。それだけで多大なエネルギー使いますから。教員辞めるときはいきおいでやめてしまいましたが、2度目の退職(9年間、別の職場で働いたんですが)の時は年も年だし、さすがにしんどかったです。大きな「賭け」やってる本人が言ってることだからあまり説得力ないですね(笑)
 お互い「顎関節症」ではないですよね。「顎関節症を抱えた一人の人間」ですよね。顎関節症以外のことでも悩みはあるし、ちょっぴりの楽しみも時にはあるし・・・
 できうる限り人生エンジョイできたらいいですね。

 お互い良くなりますよう。職場にも早くなれますよう・・・
 








 


[472] Re[471]: すみません、まちがえました。 投稿者:ひろき 投稿日:2002/09/24(Tue) 19:07

初めまして。

なんだか、皆さんの言葉一つ一つに私も感じ、思い返すところがあり書き込みさせて頂きます。

>「自分の心がコントロールできない」、というのも日頃感じます。人と会うのも億劫になっていて、誘われても気後れしてしまうのです。元気なころは違ったのになあ、、と思ったりします。

そうですね。私も辛かった時期はそうでしたよ。
でも友人の誘いには極力応えたくて、それは自分の為にもって事ですけどね。
一度は仲の良い友人達の誘いで飲みがあったんですが、めまいと全身の虚脱感で家でじっとしているのも辛かった時がありました。
でも気持ちは行きたくて行きたくて。。。
だってただでさえ一日中家にいて、家を出ると言えば病院(医科・歯科のドクターショッピング)に行く事位の時期でしたからね。
かみさんも私の気持ちを汲んでくれたのか、その時は首から肩から背中等揉んでくれて、デパスも用意してくれて「行きたいんでしょ、なら頑張って行って楽しんできな」って感じですか。

それはもう本当に決死の覚悟(笑)で遊びに行く訳です。
何をするにもそれなりの覚悟と準備が必要になってしまうんです。

ちょっと意味不明な過去の回想でした。
たまたま思い出した事を書いてしまった様でしてすみません。

なんでしょうね、私の場合は特に体には自信があった方ですんで他人の前では極力弱い所は出したく無いって思いは強かったです。
そんな思いなんてこの症状にとってはあっけないものなんですけどね(汗)
逆に無理をする・虚勢をはればそれだけ跳ねっ帰ってくるものが大きいって感じでしょうか。

何を書きたいのか分かりませんが、ハムさんの書き込みに感じるものがあり返信させて頂きました。

なんだか勢いで書いてしまったので、とても中途半端ですがハムさんが家族も恋人も仕事も大切に出来る気持ちがそのまま伝えられる状態になられるのをお祈りしています。
あなたが抱えている問題は、治ってしまえば解決出来る事なんだと思います。
だったら治りましょう。治る事が可能だと私は感じるので応援します。


[471] すみません、まちがえました。 投稿者:ハム 投稿日:2002/09/24(Tue) 00:49

 ↓下のコメント、レオさんに書こうとしたら、書く前に、投稿してしまいました・・。

 はじめまして。この掲示板を見つけて半月くらいになります。読むだけで、一緒に悩んでる人がいることで安らぐし、頑張ろうと思えます。私は、今23歳の社会人1年目ですが、5年前から顎関節症による症状(頭の重圧感、肩こり、首の痛み、めまい、顔面筋肉痛など)で悩んでます。左にずれていて、ねじれも起こってるそうです。いろんな医者を渡りあるいて、今は噛み合わせ専門医のもとで、スプリント治療?(上右の歯2本、左下の歯2本だけにかぶせるもの)をして、その後に、AJS治療の理論と同じような、「顎の骨を広げて歯並びをU字にし、安定した噛み合わせにする矯正」をする治療をしてます。今はスプリントで顎の位置を固定する段階ですが、1年半たつけど、あまり症状は良くなってません。でも、私自身も諦めも入ってて治療に専念してなかったので、今頑張っている次第であります。

 レオさんの書きこみを読ませていただいて、とてもお気持ちがわかります。全ての書きこみを読んだわけではありませんが、「教師」という職業を手放すまでの辛い状況であったことに、とても心を痛めました。私自身、今は事務の仕事をしていますが、ホントは教育学部を出て、小学校の先生になろうと思ってました。でも、顎の症状を考えると、自分の事でいっぱいになってしまい、人の気持ちになって考えたり、心から共感したりすることができない自分に気がついて、私には出来ないと、ハナから諦めてしまいました。くやしいですよね。
「自分の心がコントロールできない」、というのも日頃感じます。人と会うのも億劫になっていて、誘われても気後れしてしまうのです。元気なころは違ったのになあ、、と思ったりします。
私の場合、遠慮なく顎の症状を話せる人は、彼氏と親友と母なのですが、(父は甘えてると怒る・・。)そんな大切な人をも、自分のコントロールできない感情で傷つけていることにこの間とても反省しました。
 私は顎のせいで、「自分が恋人」のような感覚になっていて、彼氏がせっかく私の痛みを理解しようと思ってくれているのに、イライラで「心配してもらったって、無駄。誰も理解なんて出来ない。」とか、暴言を吐いてしまったんです。(自分自身は正常じゃないから、後でケロっとしてる)また、ごく普通の思いやり、気配りが出来てなかったり・・。そして、彼に「顎を理解しようとしてる人に対して、無駄と言うのは酷だ。もうどうしようもない。」と言われ、「彼と別れて自分の顎の症状に専念するか」、「彼を大切にしつつ、顎の治療をするか」の、選択に迫られて、すごく迷いました。後者の選択は、感情のコントロールが効かなくなっている私にとって、保障のない選択だったからです。でも、良く考えて、彼を大切にしたいと思ったので、別れないことにしましたが、今、自分の痛みだけにとらわれないように努力しようと心がけてます。 そして、顎の治療が成功すれば、この心の疾患も改善されるであろうことを願ってます。
 でも、私が思うのは、レオさんは人に気持ちに共感できないって言ってるけど、書きこみとかを読んでいると、十分に相手を思いやる優しさがある人だと思いますよ!その他大勢の色々な人間に対して、共感できたり一緒に悲しんだりできなくとも、身近に支えてくれている人に対して、そういった気持ちをもつことを大切にすればいいと思います。今は辛いんですから、あれこれ思い悩まないように、お互い頑張りましょうね。

 すんごく長い身の上話になってしまってすみません。ただただ、何か伝えたかったもので。これからもよろしくお願いします。


 


[469] 無題 投稿者:ナオ 投稿日:2002/09/23(Mon) 20:52

レオさんレスありがとうございました。「顎患クラブ」の件は知りませんでした。検索してみましたが何も出てこなかったので、ひょっとしたら名前が違うか、HPがないのかもしれません。とにかくそのうち調べようと思います。
 それから、下の投稿は間違いなので削除して頂きたいのですが・・・・


[465] Re[464][459]: 咬合治療 投稿者:いなかもん 投稿日:2002/09/23(Mon) 20:16

こんにちわ。いなかもんといいます。

> >顎関節症、咬合関連症候群と呼ばれるような病態を抱える患者が「横のつながり」を実感できる大規模な組織があればいいんですけどね。

賛成です。なんかしらの組織がほしいですよね。


[464] Re[459]: 咬合治療 投稿者:レオ 投稿日:2002/09/20(Fri) 23:00

 ナオさま、はじめましてレオといいます。

>顎関節症、咬合関連症候群と呼ばれるような病態を抱える患者が「横のつながり」を実感できる大規模な組織があればいいんですけどね。

>ただ「かみ合わせ本」の中で一つ気になるのが、山田唯勝という歯科技工士さんが主催している「AJS療法」です。
                                
 AJSのホームページを私は詳しく見てないのですが、偶然、山田氏の理論が「マンガ」で書かれた本を見かけ、一番最後のページに「顎患クラブ」(だったかな?立ち読みでしたのでご容赦を)という「患者の会」を見つけました。
 ご存知であれば、余計でしたが・・・

 実は、このサイトにたどり着く前に、「顎関節症の患者の会」が存在するのか、いろいろ問い合わせをしてたんですが、県庁、市役所、NPO法人を管轄する内閣府、歯科医師会、厚生労働省、日本顎関節学会、新聞社どこも把握していませんでした。
 県庁によると、「地域の草の根運動」的なものは届出義務は勿論ありませんので、存在するのか、否かもわからない状態だそうです。
 で少なくとも私の知りうる限りでは、このサイトは別にして、対面形式(多分そう思うのですが)で「患者の会」と名のつくところは、初めてでしたので少し驚きでした。

 個人的には、対面形式での患者会つくりについては、医療関係者や弁護士がサポート役でいると心強いのですが、ある特定の歯科医師が加入されると、治療方法なりの縛りがでてくるので(特に この疾病 では)そこんところが、難しいかな?と考えています。
 
 お互いよくなりますよう では
 

                               


[463] 無題 投稿者:ガクさんへ 投稿日:2002/09/19(Thu) 17:39

テンプレートを使用すると恐ろしい結果が待ってますよ。
これは「治療」と呼べるものではありません。
こんな風に「改造」されてしまいますよ。
http://diary.cgiboy.com/msomeya1205/index.cgi?y=2001&m=11


[462] Re[458]「457」 投稿者:レオ 投稿日:2002/09/18(Wed) 00:52

るみさん返信ありがとうございました。レオです。

> お気持ちが痛いほど伝わりました。
> わたしも気力だけで、そしてたまさか小康状態を得ると「治らねば、治すんだ」と、暗闇の中を走って何か手がかりを求めてきたように思います。

 本当に、心中察していただきありがとうございました。そして、るみさん自身も、がんばっておられるのですね。またお知り合いの「60歳の女性」の「30年間の葛藤、苦しみ」失礼な表現かもしれませんが「うわー」という驚愕でしか表現し切れませんでした。でも、希望捨ててはいけないという証ですね。
 話は変わりますが、どうも、私はいけません。
 本当に自分のことしか考えられなくなっています。「依存性人格障害」もしくは「強迫性人格障害」も顎関節症とリンクして発症してるなと、思っています。だから、るみさんのような「心から、人に共感できる能力」が、私自身はなくなってきている気がしています。本当に病気を携えながらも、人に心配りができるということは、敬服します。ありがとうございます。
 私は、自分自身の「心」も、コントロールできなく悩んでいます。精神の「治療」も長期間かかってしなければ、と思っています。(といっても特効薬は、ないんですが)
 で、今は、「このサイト」が、今いちばんの生きがいです。今まで「顎に症状もって苦しんでいる方」に、出会ったことなかったので、やっと「安らげる居場所」を見つけたという感じです。
 これからも迷惑でしょうが「つらさ」を聞いてくださいね!「安心して」つらいと言えるのは、ここしかないんですから。(私には)
 で、「ふみさん」「ナオさん」のコメントにもありますが、いつかは細々とでもいいので、「友の会」みたいのができたらなと思っています。対面で「言い合い、聞きあい、情報交換」ができる場があったらと・・・
 あと、カイロの情報ありがとうございました。わたしも「トムソンテクニック」っていう方法の施術受けたことありました。とても信頼関係のもてるいい先生でした。が、残念ながら「骨の変形」まではどうしようもなかったようです。
 対症療法としても、常にいい療法については、アンテナはっていますので、私も何か情報あったらお知らせしたく思います。
 
 お互い苦しいですが、助け合っていきましょう! 


[461] Re[459]: 咬合治療 投稿者:ふみ 投稿日:2002/09/17(Tue) 17:06

はじめまして、ふみと言います
私もレナさんの意見に感じるところがあります.
同じように治療を受けている人と,『友の会』的な組織があったら良いねと話します.
まだこんなに症状が悪化していない時には,地域でそのような会を立ち上げようか?と言う話もしていました.
現在,自分の事で 精一杯になっていますが。
せめて,自分が治療を受けた歯科医について、どのような理論での治療か、実際に施している治療(理論とのギャップ)
治療を受ける上での注意、私にはどう言う結果をもたらしたか,等など語る事は出来ます.個人的には,受けた歯科医は実名でよいと思っています.
本当に困っている皆さんが知りたいのはどこでどんな治療が行なわれ,有効性はどの程度なのか?と言う事ではないかと思うからです.
歯科以外の医療では,もう既に,たとえば胃がんの手術を取ってみてもA病院では一期では生存率何%二期では・・というようにマイナスの情報も公開されています.
その上で,治療を受けるかどうか患者が判断してはじめてインホームド。コンセントではないかとおもいます。
歯科も同じであるべきだと思います.
因果関係の立証が難しい治療であるからこそ、実名でどこでどんな治療がが行なわれているか少なくとも治療を受けた患者はオープンにしてよいと考えています.
                                                            


[460] テンプレート 投稿者:ガク 投稿日:2002/09/17(Tue) 15:51

先日テンプレートの体験セミナーに行ってきたんですが、治療を受けるべきか、やめるべきか迷っています。テンプレートを体験したことがある方いましたらどんなものだったか教えてください。


[459] 咬合治療 投稿者:ナオ 投稿日:2002/09/16(Mon) 13:39

 初めまして。ここに書き込まれてる文章を読んで,自分と同じような事で苦しんでる人はやはりいるのだなと実感しました。一人で闘うのはとても疲れる。顎関節症、咬合関連症候群と呼ばれるような病態を抱える患者が「横のつながり」を実感できる大規模な組織があればいいんですけどね。
 僕自身、矯正治療、BBOでのスプリント治療、阪大歯学部でのバイトプレーン治療の経験がありますが、現在は何もしておりません。途方にくれております。おまけに無職です。情報を集めたりしてますが、新たな治療に向けての一歩がなかなか踏み出せません。一般向けの「かみ合わせ本」も大体読みました。これはと思った本もありましたし、本の著者を訪ねてたりしましたが、数百万という治療費や、ギラギラのメタルスプリントなどを見てすくんでしまい、断念したこともあります。
 ただ「かみ合わせ本」の中で一つ気になるのが、山田唯勝という歯科技工士さんが主催している「AJS療法」です。
 これは咬合、顎位と全身の歪みが連動していることを前提にプレート調整と整体を組み合わせて行う治療で、頭蓋骨の歪みまで言及しています。プレートといってもかなり特殊で、歯の高さを補ったり、顎位を誘導するだけなく、顎の骨を拡大して歯並びを整えたり、頭蓋骨への影響まで考慮するとの事。もちろんプレートの種類は人によってケースバイケース。治療費も無茶苦茶に高いというわけでもない。
しかし、情報だけで治療者を信頼できる段階では既にない。だからAJS療法の体験者の意見をぜひ聞きたいと思ってます。個人的には。
 理論的にも咬合、顎位、顎関節の異常から波及する不定愁訴を総体的に捉えてる医療ではないかと、そんな印象を受けます。立派なホームページがあるので、興味のある方は覗いて見てください。
あと、苦しさを吐露し合う事も非常に大事なことですか、具体的で実効的な情報が、もっとここに集まるようになれば、多くの人の助けになるだろうと思います。                                                                    


[458] Re「457」 投稿者:るみ 投稿日:2002/09/14(Sat) 01:43

レオ様

はじめまして、るみといいます。

>正直言って疲れて(果てて)きました。

私はレオさんほどの長い年月を苦しんでいないので、おこがましいことはいえませんが、お気持ちが痛いほど伝わりました。

わたしも気力だけで、そしてたまさか小康状態を得ると「治らねば、治すんだ」と、暗闇の中を走って何か手がかりを求めてきたように思います。

もっともっと長く苦しい孤独な旅を続けてこられたのですよね。そんなレオさんに少しでも情報になればと思って書かせていただきます。

 私が昨年、首が曲がって歩行困難になってから通っているカイロの先生のところで、先日、約30年苦しんでこられた60歳の女性とお話しする機会がありました。この方はまだこの病気の存在すら殆ど知られていない時に著名な大学病院に何年もかかって噛みあわせ治療をされた結果、一時は失明してしまうほどに悪化し、必死の思いでこのカイロの先生にたどり着いたそうです。
 当時はカイロの認知度も低く、大学病院の医師に侮蔑的なことを言われ、合理的な処置としては円盤手術をするしかないが、それでも「あなたは治りませんよ」と突き放されたそうです。
 
 今、この女性はご自分で車を運転してこのカイロの先生のところに3ヶ月に1回予防のための施術を受けにきておられます。
姿勢も良く今は頭痛・眩暈も殆ど無く、苦しみから開放されたという旨のことを私の目をまっすぐに見詰めながらおっしゃっていました。
「だからあなたも信じて通っていれば治りますよ」というために
私の施術が終わるのを待って頂いていたようです。

 その方は施術を始めて2年経過した頃にふっと楽になり始めたそうです。その前に大学病院で「破壊」されたのが約10年ほどだったようです。そして顎位が完全に安定しだしたのが施述開始5年後だそうです。
 その後、補綴のきちんとできる歯科で削られた機能部分を修復してもらったそうです。

 レオさんもおそらくいろいろな整体、カイロを経験されたかと思います。ですからあまり押し付けになるようなことは申し上げられませんが、カイロは本当に術者の技術に差がありますよね。でも良いところにかかれば、元通りとは行かずとも、きっと少しでも良くなると思うのです。
 私も噛みあわせ治療で歯科によって完全に顎をずらされました。(他人が見てわかるほどズレて、頚椎がストレートになって且つ右に傾いてしまいました)
 カイロに通い始めてからもうすぐ1年になります。まだまだ長くかかりそうですが施術に行けば確実に少しずつ楽になって帰ってきます(後戻りは当然ありますが)。
 でも一番辛いのは頭が酸欠になったような頭蓋を壁に打ち付けたくなるような苦痛・違和感で、これは施術をするとほっと一息つけるのですが、すぐには消失しないようです。
 その他にも、まだまだ歯科治療も必要なのですが(矯正もしたことがあるし、インレ―の高低もがたがたのようです)、このような状態になってしまった以上、大元の原因除去ももちろん必要ですが(これをやらないとやはり戻ってしまいますよね)、今の身体の条件で少しずつ良くなって、自己治癒力をつけて少しでも元気になるのは今のところカイロなのかな、と考えています。

 本当に参考になっているかわかりません。かえってじゃまになっていたらごめんなさい。ただ「たすけてくれー」と心の中で叫んでいる気持ちは同じだったものですから..

 いろいろなカイロのサイトがあるようですが、良心的な先生のところでは無償でよい先生を紹介してくれているようです。
カイロDrの資格は目安程度で、あくまで個人の資質とセンスと勉強度、そして何より臨床経験の豊富さが大事だときいています(ここの過去ログにも書いてありましたけど)。
 
 私がお話しいただいた女性が「私の人生は何だったのかしら、と思うことがあるんですよ」と言っておられましたが、今は楽になって穏やかに生活していると言う旨のこともまた言っておられました。

少しでも身体が楽になられること、そして光の差す道を歩くようになられるよう願っています。


[457] Re[455]: 福音が聞こえる場所 投稿者:レオ 投稿日:2002/09/05(Thu) 21:51

 こんばんはレオといいます。

>  この掲示板は、そんな孤独感や恐怖感にさいなまれている方への「神の手」だと思います。おそらくここにたどり着く方はギリギリの所でようやくたどり着く方々だと思われます。

 ぬらりひょんさんは技工士の方だったんですね(過去ログで知りました、間違いだったらすいません)そういえば同じく技工士の福井のI氏はクリスチャン(ご自分ではキリスト者といわれていますが)ですね。

 「神の手」「福音」・・・

 私もかれこれ顎関節症(変型症)20年。知りうる限りのすべての治療はやりつくし、自分なりに学術書も読み、青春のすべてを「顎」にささげ、孤独な旅をしてきた気がします。
 正直言って疲れて(果てて)きました。
 絶対直ると思った「手術」も大失敗。良かれと思う治療も何の効果もなし。ことごとく「神」に裏切られてきたと思うことしばしばです。
 だが「神」「大いなるもの」「病気に陥った意味」がなければ生きてゆかれません。  
 そう・・・「神」にあっぷあぷ摑まっている、あるいは掴まえられている。もし「掴まえられているなら」「自分の手」はもっとリラックスさせていいのかもしれませんね。
 もしかしたら、もう自分のイメージ通りには「治らないかも」しれませんが、「違った道」が用意されているかもしれない・いつか「意味」がわかるかもしれないと思い、もう少し「旅」を続けます。

p.s.なんだかんだ書き込みましたが、いい情報(治療)=「福音」があったら教えてくださいね。


[456] Re[454][453][452][451]: 最近思うこと。 投稿者:レオ 投稿日:2002/09/03(Tue) 01:03

ひろきさん返信ありがとう。

> 例えば、顎関節症だったり、顎位・咬合に起因する不定愁訴を抱え込んでしまい、その症状の苦しさから、今まで築いてきた生活が脅かされてしまったとしても、それがあるがままであるのなら、それを拒絶するんでなく、受け入れて、必ず治す気概に変えていけたら気持ち良いですよね。
> まさしく現実問題としての生活があり、受入れられない状況では、患者の訴えは空回りするばかり。でも訴えなければなにも変わらない。
> だから、私は同様な患者さん達には是非とも治って頂きたい。
> いや、治らなくても、その方それぞれの目指す自分、納得出来る状態になって欲しいと心から想います。
> じゃないと悲しすぎるし、また治らないものとは思っていませんから。

 本当にそうですね
 私は今では「治る」ってどういうことか、なんか忘れてしまったいう感があります。
 でも苦しい。「たすけてくれー」と大声で叫びたくなることもあります。実際心の中では延々と20年にわたって叫んでいます。
 こういう都々逸を聞いたことがあります。
 「あきらめました。どうあきらめた。あきらめきれぬとあきらめました」そんな心境かな?(になればいいのかな?自分は・・・)
 「治る」というテーマで延々話ができてしまいますね(と思っています)
 飽きずにまたお付き合いしてくださると幸いです。
 
> 頑張って下さい。必ず治しましょうよ!
>


[455] 福音が聞こえる場所 投稿者:ぬらりひょん 投稿日:2002/09/01(Sun) 02:22

 私は、顎関節症ではありませんでした。まぁ多少のジャリジャリとした雑音は、ありましたがそんなに、気になるほどの症状はありませんでした。ただ、それを放って置くといけないかなとの気持ちで、咬み合わせの治療をしました。その時の話を少しさせていただきます。
 
 咬み合せを触りだすと意識が全てそこに集中して大変でした。歯は、非常に繊細な感覚器官ですので、ほんのわずかな違和感も全て拾ってしまいます。逆に非常に許容範囲の広い器官でもあると思いますので、割とすぐ慣れてしまいます。そのギャップの大きさで、私自身右往左往して大変でした。その時々で私の感覚はコロコロと変わり、Drも大変でしたし、1番大変だったのは私の心に沸いてくる「このDrで本当に大丈夫だろうか?」という不信感を鎮めるのが大変でした。しかし、一度「あれっ」と思い始めたら中々、コミュニケェションがうまくゆかず、止む無く転医いたしました。お互いの意思が違うところにあるとしたなら治療は中々うまくゆかないと痛感しました。
 
 縁あって、このひとなら全てを任せてもよいと思えるDrに治療をしていただくことができましたので、治療途中にであう自分自身の「感覚のふらつき」も乗り越え現在のぼちぼち良好な状態を手にする事がかないました。

 この、「歯」のかもしだす繊細さと曖昧さの混ぜご飯がくせもので、他人にその内容を伝える事の難しさといったらないですな。それこそ、なったひとにしか分らないものだと思います。回りの普通の人や、家族は理解できないのでDrに聞く。Drでも理解できてない私のことを、なんで家族に話せようや。或いは知ったかぶりで話されてますますこんがらがる家族。とてつもない疎外感。ひとりぼっちの孤独感。1番恐いのが自分の言葉、感性を理解されない恐怖感。精神的にまいってくると、体の内分泌系もおかしくなって体調不良もおこしてくる。本当に筆舌に尽くしがたいものだと思います。
 私自身は、お陰様でその「混ぜご飯」、なんとか消化して現在にいたっておりますが、この掲示板は、そんな孤独感や恐怖感にさいなまれている方への「神の手」だと思います。おそらくここにたどり着く方はギリギリの所でようやくたどり着く方々だと思われます。そこには、これだけのしんどさをなんとかする為に、前向きに治ってやろうとする方が、多数みえます。文字で、あなたを治療する事はできないけれど、貴方と共にここにいることはできます。どうぞ、一時でも安らぎを共に。